という訳で日曜にクラブセガ港北で行なわれた、
第21回大会のレポートをお送りします。
今回は予選で起きたちょっと面白い出来事を中心に紹介していきたいと思います。
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前日の雨とは打って変わって晴れやかな一日となった4月26日の日曜日、
クラブセガ港北にて第21回となる定例競技会が開かれた。
今回は定員の16名を上回る20人が参加したこともあり、
予選5試合で1位となった5人のうち点数の上位者4人が決勝に進出するという、
所謂『東海方式』が採用されることとなった。
という訳で今回は予選5試合の中から、
特に注目に値するトピックをいくつか紹介していこう。
1. 11対16
予選第1試合、
開幕から《アサシン》で祠待ちを敢行したおのっちは、
身動きの取れなくなったぴゅあらんから鍵を奪い、
開始5分で祠1つ目を獲得。
これに対して1番手で攻め込んだARKは、
やや博打気味の《ブレストナイト》+《トリックスター》で戦闘を挑む。
一方おのっちの支援は、最早鉄板というべき《フィールドアーマ》。
《アサシン》の先制+16%即死を耐えつつ、
《ブレストナイト》の11%即死を決めなければARKに勝ちは無い。
誰もがおのっちの勝利を確信した瞬間――、
《ブレストナイト》の即死発動!
確率10%足らずの逆転劇に、
ギャラリーからは大歓声が上がったのだった。
2. 弘法も筆の誤り
同じ第1試合での出来事。
そのARKから鍵を奪ったぴゅあらんは、
手札操作ミスもあって『裸』で祠に到達。
その横にはおのっちとカルムの2人がスタンバイしており、
『早押し』勝負となるのは間違い無かった。
チェイサーターンが始まる。
おのっちとカルムのどちらが先に動くかとメインモニタに視線を向けた瞬間――、
何とカルム(のアリューシャ)が得物を振っているではないか。
実はこの時点でカルムの手札には《セラフィー・ルカ》《シーワーム》があり、
《シーワーム》で歩いて《セラフィー・ルカ》で戦闘しようとしたところ、
《シーワーム》移動開始時のINFO表示で出遅れてしまったのだった。
どうやら素で能力を忘れていた様だ。
勿論鍵は出遅れ無しで動いたおのっちの手に。
普段使わないカードの能力も忘れないようにしよう、
というお話であった。
3. 5/28
続いて第4試合での出来事を。
1つ目の祠に着いたコバは、
続くチェイサーターンで2人に配置狩りを食らって一気にライフが2に。
幸い鍵戦闘は挑まれず、
次の祠も空なのだがこんな時に限って手札に白が2枚被ってしまう。
それでも何とか移動を開始するが祠までの距離は7マス、
残る色カードは赤3マスを歩ける《ベビドーラ》と《シータンク》のみ。
そこでコバが取った手段は《シータンク》で捨て山の《便利なポケット》を回収し、
その引きに賭けるというものだった。
祠に着くには黄色4マスを『歩ける』カードを引くしかないコバ。
意を決して《便利なポケット》で黄色を指定する。
引いてきたカードは――、
移動値4の《イヌガミ》!
勢い良いガッツポーズと共に、
コバは祠へとなだれ込んだのだった。
ちなみに《便利なポケット》で引きうる黄属性のカードは全部で28枚。
うち4マス歩けるのは《絶望のトビラ》《ドリルザーグ》《イヌガミ》《ふぅ》《セクシーベル》の5枚。
確率18%足らずの勝負を制した、
コバの強運ぶりが光る出来事であった。
Kim「俺なら間違い無く《天使長クリオラ》引くね」
4. 選んだ先は
そのコバが2つ目の祠に入った次のチェイサーターンにも、
予想外のドラマが発生したのだが、
その前に直前のチェイサーターンでの動きを振り返ることにしよう。
コバが1つ目の祠に着いたところで、
チェイサー2人が配置狩り、
残りの1人、フォックスが先回りとなったのだが、
配置狩り組のうちの1人、ロンファは圧倒的な移動アドバンテージを得る『黄色い悪魔』《セラフィー・ルカ》を使用していたのだった。
さて次のチェイサーターン。
ロンファが入れ替えに選んだのは――、
「ええっ、コバ?!」
勿論正解は『フォックスと入れ替えて裸のコバを殴る』なのだが、
緊張の余り押し間違いをしてしまった様だ。
結局鍵はワープゾーンを抜けてきた霧沢の手に。
その霧沢も移動の判断ミスで祠に行けず、
その後のぐだぐだの隙を突いてコバが残り3分で祠を3つ周り、
入城と決勝進出を決めたのだった。