転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

イベントPRが発表された

2015-02-28 00:19:07 | 雑記(COJ他)
昨日は昼ごろから新宿へ。
所用を済ませたあとはゲーセン巡りという感じでやっていました。

1.3EX1は3クレだけ剥いて《シュムハザ》が3枚目に。
まだ通算21クレとはいえ、
正直心が折れかけています。

そんな愚痴はさておき、
公式からイベントとそのPRの発表がありました。

3/5(木)から開催! 『イベント9th-エクステンド』
COJ公式サイトより)

今回は期間が短めな分必要な☆数は100までで、
またPRも2種類となっています。
地味にスターブーストで貰える☆数が減っているのが痛いところです。

ここでは配布される2種類のPRについて見て行きましょう。

神罰の杖
黄属性 インターセプト
CP2
あなたのユニットがプレイヤーアタックに成功した時、対戦相手のユニットを1体選ぶ。それを消滅させる。

1.0にあった《エンジェルフェザー》と色・コストが同じで、
バウンスが消滅になったという、
ある意味「調整版」というべきカードです。

発動条件自体は《白夜刀のカンナ》や各種タッパーなどを使えば満たしやすく、
《魂砕き》の様なタップ状態限定の効果ではないので狙い所は多いのですが、
やはりコスト2という微妙な重さがネックです。
黄属性でシステムクリーチャーを直接除去できるという点は、
注目に値するかも知れません。

《フェザー》自体DOB4点常連の全く使われていないカードでしたが、
バウンスが消滅になったことでどう評価が変わるか注目です。


三日天下
トリガー
あなたのユニットがフィールドに出た時、あなたの全てのユニットの基本BPを+3000し、【呪縛】を与える。

無色トリガーで味方全体の基本BPを上げるという破格の性能ですが、
当然ただで出来るはずもなく、
味方全体に呪縛が付くデメリット付きです。
不屈持ちが並んでいるときに使ったり、
《闇神・ツクヨミ》などで沈黙させられた時に使ってデメリットを踏み倒したり、
といった使い方が考えられますが、
どちらにしても一手間かかるのがネックです。

果たしてうまい使いどころが見つかるか、
注目したいところです。

――

そんな感じでバージョンアップと共に新コスチュームやイベントなど、
大忙しという雰囲気となってきました。
自分も適度にペースを保ちながら楽しんでいきたいと思います。

――

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開幕と同時に心を折られた件

2015-02-27 00:01:03 | 創作物(M・o・Aちゃん他)
そんな訳で土曜は「公式オフ会」があるということで、
上のようなものを作ってみました。
これを適当な紙に印刷して加工すると、
公式コミックに出てきた「フルーレ」に変身できるという仕組みです。
勇気ある方は一度試してみると良いかも知れません。

さて昨日は雨のため余り乗り気ではなかったのですが、
所用の関係で午後から吉祥寺入り。
そして正式に稼働開始となった1.3EX1のパックを剥いたところ、
いきなり「マネキーニャ→Fフルーレティ」という仕打ちを喰らい、
早くも意気消沈。
結局この日は18クレ(うち1クレ☓3が1セット)使ってSR0枚、
フルーレティ3枚(うち1枚F)、シェムハザ2、タケミカヅチ1という結果に。
ミューズだけ無いという辺りで先が思いやられます。

幸か不幸か今回のSRは強力だがそこまで急いで集める程でもないものなので、
地道に集めてゆく感じとなるでしょう。
流石に1万とか2万とか使って1枚も出なかったら、
「フォイルおじさん」に泣きつく方向で行きたいと思います。

そんな感じで1.3EX1初日を過ごしていた次第です。

――

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1.3EX1カードレビュー結果発表

2015-02-26 00:11:37 | 雑記(COJ他)
そんな訳で日付変わって今日いよいよ1.3EX1が稼働となる訳ですが、
多くの方々が事前にカードレビューをされている様子でした。
下の記事にあるリンク集から皆様のレビューが見られますので、
お楽しみ下さい。

1.3EX1カードレビュー(当ブログ記事)

さてレビューにおいて多くの方々が点数を付けて下さったということで、
この点数をひとまず集計してみることにしました。

・全てのカードをレビューしている
・点数は1点から5点までの5段階(0点以下、6点以上、端数不可)

という条件で探してみたところ、
私を含めて11名分が見つかりました。
そこでそれらの点数の平均値を取ってみたところ、
下の表のようになりました。



流石に11名分ともなると評価もまちまちで、
「オール5」「オール1」は1枚も無し。
そんな中でやはり一番評価が高かったのが《ミューズ》で、
やはり注目のカードであることは疑いようがありません。
あとは《グレイスウルフィン》《選ばれし者》《ライブオンステージ》が4点を越えており、
期待の高さが窺えます。

3点台のカードを見てみると、
評価が大きく分かれているものが目立ちます。
特に《タケミカヅチ》は4点以上が6人に対して2点が4人おり、
非常に評価が分かれています。
良くも悪くも注目のカードであるといえるでしょう。

2点台のカードでは、
一部のプレイヤーが高得点を挙げているものがいくつか見られます。
特に《玄武》《無限の炎》はどちらも5点が1人おり、
ある意味注目のカードとなっています。
これらの「根強いファンのいる」カードの活躍にも注目したいところです。

最後1点台を見てみると、
やはりコストパフォーマンスの悪さが問題視されているものが目立ちます。
特に《永遠の光》は「あわやオール1」という不人気ぶりでした。
果たしてここから浮上があるのでしょうか。

――

ひとまずランキングの結果はこんな感じです。
果たして実際の評価はどうなるのか、
今から楽しみです。

――

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ミカドのダラバー大会に出場してみた

2015-02-25 01:41:26 | ダライアスバーストAC/CS
昨日は火曜恒例の「夕方から新宿→夜から高田馬場」のコンボ。
高田馬場は例によってミカドのダラバー交流会だった訳ですが、
今回は久々の「対戦ダライアス」、
しかも店長もMCで参加というかなり本格的な内容でした。

大会には私を含めて22名が参戦。
ウチュウト星系ブテルビア、シアロ星系リサンハなど、
非常に生存率の低いエリアでどちらがより長く生き延びることが出来るかを競うという感じでした。
特にブテルビアは初期アーム0(つまり一発被弾したら即死)な上にアームが補充されないということもあり、
開始30秒もしないうちに決着という事態が多発。
これはこれで色々見応えがある試合が多かったです。

一方私はというとひたすら安全運転に徹し、
0回戦・1回戦と勝利。
そして準々決勝からダラバー部常連の方々と次々とマッチするようになり、
決勝は部長の森羅さんと「捕鯨」対決に。
結果バーストフィニッシュの差で森羅さんが優勝となり、
私は準優勝という結果になりました。

色々ありましたがブテルビアやリサンハでの立ち回りとか、
「捕鯨」のやり方とか色々見せることが出来た気がします。
これを機にダラバーに興味を持ってくれる人が増えればと思っています。

そんな感じで23時半近くまでミカドで遊んでから、
新宿南口経由で帰路に就いた次第です。

――

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1.3EX1カードレビュー

2015-02-24 11:17:09 | 雑記(COJ他)
(画像©SEGA)

(2015年2月25日:リンクを追加しました。)

そんな訳で恒例のカードレビュー行きます。
例によって1点~5点の5段階(端数無し)で、
高い数値ほど高評価という感じです。

◎ユニット

・赤属性

ブレイズシューター…4点

今回は各色に【カウンター・クロック】が追加されているが、
もう1つの能力がクロックアップ時の発動ではないというのが特徴。

単純に守りの面でも強く、
下手にチャンプブロックするとトリガー破壊が発動するので、
青系のデッキはかなり嫌な顔をするだろう。
赤系の3コス候補の1つにはなるが、
《テューポーン》などの枠を奪うにはやや力不足か。

ギガンテス…3点

今回の赤のテーマは「巨人」の様子。
軽い巨人ということで、
《エンジェルビルダー》入りの赤黄では選択肢になるかも知れない。

鳥人スパルナ…2点

何となくアヴァロンの鍵の《ガルダ》を思わせる外見と性能。
《無我の境地》があるので黄系には嫌がらせにはなるが、
戦闘時以外での基本BPの低さが気になるところ。
赤なので《虹色のキャンバス》で【不屈】が付くのは見どころかも知れない。

赤誠の沖田…4点

単純に軽い【侍】という点を評価。
効果はどちらも強いといえば強いが、
「侍」以外のデッキでは使いづらいのが難点か。

フルーレティ…2点

今回のもう1つの「サイクル」として、
【特殊召喚】を持つユニットが存在しており、
これは赤担当。
レアリティや条件はまちまちだが、
自身の種族と参照する種族とが異なっているというのは共通している。

使うとしたら「悪魔」だが、
CP4というと《蠅魔王ベルゼブブ》《暴虐のネビロス》などが手に届くレベル。
フル投入するとデッキが重くなりすぎる危険はある。
《戦神・毘沙門》の返しのリカバリーに使えると強いかも知れない。

地味に「自分のターンに特殊召喚できる」というのは見逃せない。

・黄属性

ハシビロ皇…3点

【特殊召喚】の黄属性担当。
戻せるコスト域が広めなのは嬉しいが、
特殊召喚のルールにより《グレイスウルフィン》《キャットムル》などが無能力になる点には注意。
単純に黄属性の2コス5000要員として選ばれる可能性もある。

グレイスウルフィン…4点

単純に高BPの【加護】持ちである点を評価。
コスト面でも丁度《ソードダンサー》と《エンジェルビルダー》の間を埋める形で、
無理なく「加護単」が組める可能性もある。

オトタチバナヒメ…4点

【カウンタークロック】の黄属性担当だが、CP1であるというのが一番のポイント。
《戦神・毘沙門》を擁する黄属性にとって、
無理なく《毘沙門》に繋げられるCP1であることの重要性は大きい。
あとはDOBと相談して使用を検討する形になりそう。

アメノホアカリ…3点

「手札を捨てて何かする」ユニットは《不知火伍式》《陽炎弐式》などどれも散々な評価だが、
トリガーが無ければ特に何もしないというのがポイント。
相手からはこちらの手札にトリガーがあるかどうか分からないので、
変なタイミングでタップアウトさせられてプランが崩壊するリスクがある。
手札管理がうまく出来れば化けるかも知れない。

タケミカヅチ…2点

今回唯一の進化ユニット。
書いてあることはどれも強いといえば強いのだが、
ユニットを並べることが前提であるので、
活躍できるかどうかは全くの未知数。
現行と同様に「更地環境」が続くのであれば、
ファンデッキの枠を超えるのは厳しいかも知れない。

・青属性

プリムラ…2点

【カウンター・クロック】の青属性担当は青らしくレベルが上がるとBPが下がるようになっている。
《冥王ハデス》などの「報復」能力があるからとはいえ、
ここまで来ると打たれ弱さの方が目立ってしまう。
地味に【サポーター/悪魔】があるが、
色的には「悪魔」よりも「不死」寄りの方が強いというのが悩みどころ。

フジツボ3姉弟…2点

まさかの《疑惑のロシアンルーレット》内蔵ユニット。
正確にはブロック時でも発動するので若干違うのだが、
最低でも《バンシー》には負けず、
運が良ければ《キャットムル》などを素で落としうるというのがポイント。
ただ青系のデッキでも「機械」でもCP2は割りと渋滞気味なので、
効果が運任せであるこのカードが入る枠を得るのは厳しいかも知れない。

アイアンメイデン…2点

対象を選ばない除去を持つユニットだが、
その分発動条件は厳しめ。
「《キャプテン・キッド》で即死しない4CP」という点をどう活かせるかが鍵となりそう。

青緑で《大いなる世界》と合わせてという運用も考えられるが、
オーバーキルな感は否めない。

ペルセポネー…2点

【特殊召喚】の青担当で、
動画で注目されていたカードの1つ。
《戦神・毘沙門》や《蠅魔王ベルゼブブ》などで更地にされてもユニットが戻りうるというのがポイントだが、
青系だと《冥王ハデス》《大魔導士リーナ》などでCP4以上が既に満杯なことも多いので、
最悪《ファフニール》と同じ運命を辿るかも知れない。

自身は【神】なので《バンシー》のサーチを阻害しない点は評価。

シェムハザ…3点

今回やや微妙と思える青ユニットの中では、
比較的期待感のある性能。
自身の行動権回復効果を活かし、
かつての「ハンデス神拳」の様なデッキが作れるかも知れない。

どちらかというと《聖天使ニケ》《ストライクナース》のいる黄属性より、
《絶望の天魔アザゼル》《ラミエル》のいる赤属性との方が相性が良いかも知れない。

・緑属性

リザードナイト…3点

【カウンター・クロック】の緑担当。
緑の3コス6000枠の中では「素で7000になりうる」点がポイント。
《ゴッドフィスト》《ローグソルジャー》などとのポイント争いに注目。

アステロイドガール…2点

オーバークロック時の効果は弱いわけではないのだが、
やはり自爆してしまうのがネック。
所謂「珍獣」系のデッキならば、
もう少し攻撃的な効果を持つユニットを入れたほうが良いだろう。

《スターフィッシュガール》の色替え版だが、
種族は海洋ではなく精霊である点には注意。

フレイヤ…2点

【特殊召喚】の緑担当。
発動条件は《ハシビロ皇》と同じだが、
コストの重さと戻せるユニットのコスト範囲の狭さがネック。
使うとしたら《残光の騎士》《神人ヤマトタケル》などを擁する「黄緑戦士」でだろうか。

玄武…5点

【四聖獣】の3体目はパラメータ強化の代わりに【不屈】付加能力を持っている。
1.3でも《白虎》で《軍神アテナ》をサーチするデッキが使われていたが、
こちらは《アテナ》と色も合っているという点がポイント。
緑系のデッキの陰の主役となるかも知れない。

ミューズ…5点

遂に登場した「スピム」対策カード。
これがいるだけで「スピム」だけでなく進化やオーバークロックユニットも足止めでき、
【秩序の盾】があるので除去耐性も十分。
最悪破壊されても2体目を引いてこれるので非常に隙が少ない。

《ライズアンドシャイン》《人身御供》などでどかされると無力化されてしまうので、
これ1枚で「スピム」「珍獣」を完封できるという程ではないが、
今後はこれの存在を常に考えてデッキを構築してゆく必要があるだろう。

◎トリガー

アンフェア・タックス…2点
序盤手札を抱えてオーバークロックを狙う「珍獣」相手にはかなりの嫌がらせになるが、
別に手札を空に出来る訳ではないので、
それ以外のデッキが相手の時は効果が薄いのが難点。
《意気投合》と組み合わせて無理矢理アド差を広げるという使い方も考えられるが、
やや回りくどいか。

これが多用されるような環境ならば、
《謀略の祝杯》ももしかしたら使われるようになるかも知れない。

呪われた財宝…3点

《蠅魔王ベルゼブブ》や《チェインフレイム》などで相手を更地にしてフルアタック、
という展開はそれなりに多いので、
それへのカウンターとしては悪くはない。
《聖女の祈り》とセットで使えればより効果が高いだろう。

選ばれし者…5点

1枚で5枚分デッキを回せる点を評価。
欲しいカードを消滅させてしまうリスクは高いが、
デッキ1周までの速度も上がるので、
そこまでリスクは高くは無いと思われる。

デッキ管理が上手いプレイヤーなら、
《無限の魔法石》以上のパフォーマンスを引き出せるかも知れない。

◎インターセプト

・無属性

ドクターラボ…2点

《一騎当千の神器》が【機械】限定になったらCP1になった。
軽い強化手段としては有望といえるかも知れないが、
問題は「強い『機械』デッキ」が作れるかどうかだろう。

皆既日食…2点

かなり胡散臭いカード。
相手ユニットも起き上がってしまうが、
相手のフィールドにユニットがいなければノーリスク。
所謂「ゴエモンワンショット」的なデッキが出来るかも知れない。

ライブオンステージ…5点

《聖女の祈り》と役割が被るが、
こちらのユニットが残っていても撃てる場合がある点がポイント。
必要なければ撃たずに済ますことも出来るので、
その意味では腐りにくい。

相手が2体以下だと撃てない点には注意。
その意味では《祈り》とはうまく住み分けできているとはいえる。

・赤属性

無限の炎…3点

今回各色に「5回使うまでトリガーに残り続ける」インターセプトが追加されている。
赤はシンプルな1000点火力で、
MTGでいうところの「X火力」に近い。

今回BP6000のユニットが増えているので、
「あと1000点」の後押しとして使うのが有効そう。

・黄属性

永遠の光…1点

黄は例によって行動権消費だが、
1体タップに3CPというのはやはり重い。
「1枚で最大5体までタップできる」という点をうまく活かしたいが、
使い切るまでの間トリガーを圧迫する点には注意。

・青属性

永劫の魂…1点

青も例によってレベル2限定の破壊。
1枚で5体破壊しうる点は注目に値するが、
やはりCP3は重い。
《エクトプラズム》をはじめとする3CPのインターセプトが余り使われていないことを考えると、
活躍は限定的になりそう。

・緑属性

悠久の大地…2点

他がCIPで発動なのに対し、
緑は戦闘時に使うコンバットトリックになっている。
1000BP単位で調整できるので《サバイバル・プログラム》の使用条件を満たしやすい、
相手のBPを減らすので《魔将・信玄》を強引に溶かすことができる、
などといった使い方が考えられるが、
単体では《開戦指示》以下のコストパフォーマンスで、
総合的な使い勝手は今ひとつ。

――

以上、全30枚のカードのレビューをしてみました。
果たして実際の使われ方はどうなるのか、
今から楽しみです。

尚、同じようにカードレビューを試みようという人も募集しています。
「全てのカードをレビューする」「1点から5点までの5段階評価(端数不可)」
という感じでやってくれると助かります。
皆様の挑戦を楽しみにしています。

――

◎リンク集

2015-02-24 新カードレビュー
J3モブの備忘録とか雑記(ranjyeさん))
【CoJ】Ver1.3EX1 新カード紹介【画像あり・所感付き】
ディー・ハウンドのアレな感じ通信(ディー・ハウンドさん))
2015-02-24 新カード情報出揃いました
無理のないCOJ(音代さん))
2015-02-24 COJ1.3Ex1 新カードレビュー
COJを考えるブログ(Avinさん))
1.3ex1 新カードレビュー やってみた
邪道のCOJ type「G」(ゴイックさん))
1.3EX1のカードレビューをやってみた。
みるみるの「COJはじめました」(みるみるさん))
2015-02-24 EX1のカード
楽しんだもん勝ちのCOJ(インディゴスさん))
ver1.3EX1の新カードすべてのれびゅー
COJとかカードとか(睦月さん))
2015-02-25 Ver.1.3 EX1 カードレビュー
COJの箱庭(すーぱーにゃる子さん))
2015-02-24 1.3EX1カード第一印象レビュー!
ゆるふわ有象無象エージェントわさびっちのCOJブログ(わさびっちさん))

2015-02-24 Ver1.3EX1 カードレビュー
COJ頂上デッキアーカイブ(アズマさん))
2015-02-24 レビューします。
ペコ山備忘録(ぺこやまさん))
2015-02-24 Ver1.3_EX1新カードファーストインプレッション
COJ山梨支部(GN電池さん))
1.3EX1の新カードのレビュー
りれんざの雑記帳(りれんざさん))

――

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1.3EX1全カードリスト

2015-02-24 00:15:02 | 雑記(COJ他)
(画像©SEGA)

(2015年2月24日追記:丁度完成しました。)

ひとまずリストだけ。
レビューなどはまた後程。

◎ユニット

・赤属性

ブレイズシューター
戦士 C
CP3 BP6000/7000/8000
【カウンター・クロック】あなたがプレイヤーアタックを受けるたび、ユニットを1体選ぶ。それのレベルを+1する。
【朱弓の射手】あなたのユニットが戦闘に勝利するたび、対戦相手のトリガーゾーンにあるカードを1枚ランダムで破壊する。

ギガンテス
巨人 C
CP2 BP4000/5000/6000
【固着】
【サポーター/巨人】あなたの【巨人】ユニットのBPを+1000する。

鳥人スパルナ
巨人 UC
CP2 BP4000/5000/6000
【無我の境地】
【ルチャの精神統一】このユニットが戦闘した時、ターン終了時までこのユニットのBP+[あなたのデッキ枚数☓100]する。

赤誠の沖田
侍 R
CP2 BP5000/6000/7000
【口伝・真如剣】このユニットがフィールドに出た時、あなたのフィールドにこのユニット以外の【侍】ユニットがいる場合、対戦相手のトリガーゾーンにあるカードを1枚ランダムで破壊する。
【扶翼の天才剣士】あなたの【侍】ユニットがアタックした時、ターン終了時までそのユニットのBPを+1000する。

フルーレティ
魔導士 VR
CP4 BP6000/7000/8000
【魔軍召喚】あなたのユニットがプレイヤーアタックに成功した時、あなたのフィールドのユニットが4体以下の場合、あなたの捨札にある進化ユニット以外のコスト3以下の【悪魔】ユニットをランダムで1体【特殊召喚】する。

・黄属性

ハシビロ皇
珍獣 C
CP2 BP5000/6000/7000
【獣の愉快な仲間たち】あなたがプレイヤーアタックを受けた時、あなたのフィールドのユニットが4体以下の場合、あなたの捨札にある進化ユニット以外のコスト3以下の【獣】ユニットをランダムで1体【特殊召喚】する。

グレイスウルフィン
獣 C
CP3 BP6000/6000/6000
【加護】

オトタチバナヒメ
精霊 UC
CP1 BP3000/4000/5000
【カウンター・クロック】あなたがプレイヤーアタックを受けるたび、ユニットを1体選ぶ。それのレベルを+1する。
【浮き輪をあげるっ!】このユニットが対戦相手のターンに破壊された時、あなたのユニットを1体選ぶ。それの行動権を回復する。

アメノホアカリ
魔導士 R
CP2 BP5000/6000/7000
【豊穣の演舞】このユニットがブロックした時、ターン終了時までこのユニットのBPを+1000する。さらにトリガーをランダムで手札から1枚捨てる。そうした場合、対戦相手のユニットを2体まで選ぶ。それらの行動権を消費する。

タケミカヅチ
進化 機械 VR
CP4 BP7000/8000/9000
【雷式機巧甲冑】このユニットがフィールドに出た時、あなたの【機械】が3体以上いる場合、このユニット以外のあなたの全てのユニットの基本BPを+2000する。
このユニットがアタックした時、あなたの【機械】が4体以上いる場合、対戦相手のユニット1体を選ぶ。それを対戦相手の手札に戻す。
対戦相手のターン終了時、行動権消費状態のユニット1体に[【機械】☓2000]ダメージを与える。

・青属性

プリムラ
悪魔 C
CP2 BP3000/2000/1000
【カウンター・クロック】あなたがプレイヤーアタックを受けるたび、ユニットを1体選ぶ。それのレベルを+1する。
【サポーター/悪魔】あなたの【悪魔】ユニットのBPを+1000する。

フジツボ3姉弟
機械 C
CP2 BP2000/3000/4000
【くっつきパワー】このユニットが戦闘した時、ターン終了時までこのユニットのBPをランダムで+[1000/3000/4000]する。

アイアンメイデン
不死 UC
CP4 BP6000/5000/4000
【呪いの拷問具】あなたのユニットが戦闘によって破壊された時、対戦相手のCPが0だった場合、対戦相手のユニットを1体選ぶ。それを破壊する。

ペルセポネー
神 R
CP5 BP6000/7000/8000
【冥姫の近衛兵】対戦相手のターン時、効果によってあなたのユニットが破壊された時、あなたのフィールドのユニットが4体以下の場合、あなたの捨札にある進化ユニット以外のコスト2以下の【不死】ユニットをランダムで1体【特殊召喚】する。
【サポーター/不死】あなたの【不死】ユニットのBPを+1000する。

シェムハザ
天使 VR
CP4 BP7000/8000/9000
【堕天使の小夜曲】あなたの【天使】ユニットが破壊されるたび、このユニットの行動権を回復する。
【彷徨える魂の先導者】このユニットがプレイヤーアタックに成功した時、【不死】ユニットのカードを1枚ランダムで手札に加える。

・緑属性

リザードナイト
戦士 C
CP3 BP6000/7000/8000
【カウンター・クロック】あなたがプレイヤーアタックを受けるたび、ユニットを1体選ぶ。それのレベルを+1する。
【竜兵の底力】対戦相手のターン開始時、あなたのCPが1以上の場合、ターン終了時までこのユニットのBPを+1000する。

アステロイドガール
精霊 C
CP2 BP5000/6000/7000
【ヒトデ・オン・ステージ】このユニットがオーバークロックした時、あなたのユニットを2体まで選ぶ。それらの基本BPを+2000し、【不屈】を与える。このユニットを破壊する。

フレイヤ
神 UC
CP4 BP7000/8000/9000
【奔放女神のお目付け役】あなたがプレイヤーアタックを受けた時、あなたのフィールドのユニットが4体以下の場合、あなたの捨札にある進化ユニット以外のコスト2以下の【戦士】ユニットをランダムで1体【特殊召喚】する。

玄武
四聖獣 R
CP4 BP6000/7000/8000
【四聖の共鳴】このユニットがフィールドに出た時、コスト4のユニットカードを1枚ランダムで手札に加える。
【翠檄叡智】あなたの【四聖獣】ユニットに【不屈】を与える。

ミューズ
舞姫 VR
CP3 BP5000/6000/7000
【秩序の盾】
【吟遊の調べ】対戦相手のユニットがフィールドに出るたび、それにターン終了時まで【攻撃禁止】(アタックすることができない)を与える。
【希望の旋律】このユニットが破壊された時、【舞姫】ユニットのカードをランダムで1枚手札に加える。

◎トリガー

アンフェア・タックス
C
対戦相手のターン開始時、対戦相手の手札が7枚の場合、対戦相手の手札を2枚ランダムで捨てる。

呪われた財宝
R
対戦相手のターン終了時、あなたのフィールドにユニットが0体以下の場合、対戦相手の全てのユニットに【呪縛】を与える。

選ばれし者
SR
あなたのターン終了時、あなたの手札が6枚以下の場合、デッキから5枚ランダムで見る。その中から1枚選び、それを手札に加える。残りの4枚のカードは消滅する。

◎インターセプト

・無属性

ドクターラボ
C
CP1
あなたの【機械】ユニットがフィールドに出た時、それの基本BPを+1000し、【加護】を与える。

皆既日食
R
CP4
あなたのユニットがフィールドに出た時、全てのユニットの行動権を回復する。

ライブオンステージ
SR
CP0
あなたのターン開始時、対戦相手のフィールドにいるユニット数が3体以上で、あなたのフィールドにいるユニットが2体以下の場合、あなたはカードを1枚引く。あなたのCPを+2する。

・赤属性

無限の炎
UC
CP1
(このインターセプトは5回使用すると捨札にいく)
あなたのユニットがフィールドに出た時、対戦相手のユニットを1体選ぶ。それに1000ダメージを与える。

・黄属性

永遠の光
UC
CP3
(このインターセプトは5回使用すると捨札にいく)
あなたのユニットがフィールドに出た時、対戦相手のユニットを1体選ぶ。それの行動権を消費する。

・青属性

永劫の魂
UC
CP3
(このインターセプトは5回使用すると捨札にいく)
あなたのユニットがフィールドに出た時、対戦相手のレベル2以上のユニットを1体選ぶ。それを破壊する。

・緑属性

悠久の大地
UC
CP1
(このインターセプトは5回使用すると捨札にいく)
あなたのユニットが戦闘した時、ターン終了時まで戦闘中の相手ユニットのBPを-1000する。

――

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1.3カードレビュー反省会

2015-02-23 00:39:13 | 雑記(COJ他)
昨日は夕方から新宿へ。
DIVAのコンテストがもうすぐ終わるということで、
専らそちらをやっていました。
ノーマルですらなかなかパーフェクトが取れず、
普段からのやりこみが重要と感じた次第です。

さておき日付変わって今日は「井澤生」ことCOJ公式生放送が開催となります。

コード・オブ・ジョーカー バージョンアップ直前特番! Ver.1.3 EX1

そんな訳で丁度良い機会ということで、
1.3のカードレビューで個人的に「やらかした」と思うカードを順位つきで取り上げていきたいと思います。

第5位 《マミーちゃん》(3点)

1.3では各色に特定の条件下で追加の効果が発動するという「テーマ」があったのですが、
結局青が一番強かった様です。
一度手札を空にすればほぼ永続的に効果が発動する、
というのはやはり凶悪でした。

第4位 《風魔小太郎》(5点)

忍者版《テューポーン》という感じで割りと注目していて、
もしかしたら「忍者」でないデッキでも活躍するかと思っていたのですが、
普通の赤いデッキならば《テューポーン》で十分という結果に。
そもそも忍者は小粒のユニットが多くて場もちが悪く、
大火力を引き出すのは難しかった様です。

第3位 《イーリス》(4点)

トリガー回しを多用する「珍獣」「海洋」に刺さるかと思いきや、
3コス5000という打たれ弱さが災いして真先に殺される展開が多かった様です。
あと前回の生での画像では服装や声から「男の娘」説もあったのですが、
普通に「少女」と明言されていて割りと残念な気持ちになった次第です。
尚これについてはちょっとしたSSもありますので、
読んでもらえると嬉しいです。

COJショートショート:イーリスの物語

第2位 《トリガー・コネクト》/《インターセプト・コネクト》(ともに4点)

同じ1.3に入っていた《トリガーカウンター》《インターセプトカウンター》と紛らわしい(そしてそちらも鳴かず飛ばずだった)ですが、
事前評価は割りと高かったのです。
「1CPでカードが戻るなら…」と思っていたのですが、
やはりその1CPがネックになった感じです。
先日《インターセプト・コネクト》の入った「トリガーコントロール」がリプレイで載ったこともあり、
今後の活躍に注目したいところです。

第1位 《ファフニール》(5点)

そして一番「やらかした」と思ったのはこれです。
「全体沈黙が弱い訳がない」とか「《虹色のキャンバス》で不意打ち的に沈黙させられる」とか思っていたのですが、
4CPには《ロキ》に《冥王ハデス》、6CPには《大魔導士リーナ》と揃っている状況では、
「重い」というデメリットの方が目立つ結果に。
駄目押しとばかりにブーストEX専用PRに2CPでCIPで沈黙させられる《闇神・ツクヨミ》が出てしまったことで、
今後日の目を見る可能性は絶望的といえるでしょう。

――

そんな感じで予想通りの活躍をしたカードもあれば、
予想に反する結果となったカードもあったという、
いつも通りの結果となった次第です。

そして今度の1.3EX1でも勿論カードレビューをやる予定です。
同じくレビューをやろうと考えている方々も多いとは思いますが、
「全てのカードをレビューする」「点数は1から5の5段階評価(端数不可)」という感じでやると助かります。
皆様の協力をお願いいたします。

――

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COJショートショート:リターン・フロム・ザ・ドラゴンズ・ヘッド(その5)

2015-02-22 00:06:22 | 創作物(M・o・Aちゃん他)
そんな訳で前回からだいぶ経ってしまいましたが、
COJショートショート「リターン・フロム・ザ・ドラゴンズ・ヘッド」の最新話をお送りします。

尚、本作で語られている設定は筆者による独自のもので、
公式設定ではないということを付け加えておきます。
それでは、お楽しみ下さい。

――

◎過去作品

○連載もの

・クエスト・フォー・ザ・ムーン(全7話)
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7(エピローグ)

・ロボトミー・ソルジャー(全4話)
その1
その2
その3
その4

・メリー・クリスマス・フロム・アルカナ(全2話)
その1
その2

・リターン・フロム・ザ・ドラゴンズ・ヘッド(連載中)
その1
その2
その3
その4

○その他エピソード

・バトルトーナメント:あなたが決める禁止カード(連載再開未定)
その1
その2

切札戦士 ジョーカー13(ワン・スリー) 第14話

エージェント・イン・スイムスーツ
イーリスの物語

<<<リターン・フロム・ザ・ドラゴンズ・ヘッド その5>>>

作:Nissa(;-;)IKU

ゲートを抜けた先には、青緑色の壁で覆われたオフィスルームがあった。窓からは新都庁のいびつな先端部が見える。「パパ」が言っていたビルだ――ナイトシェードは直感した。

「ようこそいらっしゃいました、ナイトシェード様」彼女を出迎えたのは、白衣を身に纏った初老の男である。白髪混じりの髪をオールバックにし、目には歳不相応に若いデザインのサングラスをかけている。彼がこのオフィスの管理権限者であろう。

「ああ、『パパ』――いや、『タワー』から指示があったのでな」ナイトシェードは憮然とした表情で応えた。黒ずくめのスーツ姿ではあるが、目の部分は魔女を思わせる鉤鼻付きの仮面で覆われている。

ナイトシェードがハッカー組織「リバースデビル」の幹部候補であることは、管理者には事前に知らされていた。彼女がリバースデビル所属になったのはほんの3日ほど前のことなのだが、政治的な理由により、既に目の前の初老の男よりも高い地位にいるのである。

管理者の肩越しには部下と思われるオペレータ達が、ホログラムディスプレイに向かって黙々とタイプ入力を続けている。彼らも目の前の男と同じ様にサングラスやゴーグルをかけている。一見するとブルーライト対策の様にも思えるであろう。

彼らの頭からはサーボモータの駆動音がひっきりなしに続いている。彼らは肉眼を錯視を引き起こす「不完全な」ものと見なしており、手術によって「完全な」電子式カメラアイに換装しているのだ。駆動音の微妙な耳障りさに、ナイトシェードは一瞬顔をしかめた。

「この音が気になるみたいですね」彼女を気遣う管理者の目の奥からも、同じ様な駆動音が発せられていた。「慣れないとは思いますが、ご辛抱下さい。知覚を『完全な』ものにする為の第一歩ですからね」

「『実験』の進捗状況はどうなっている?」気を取り直したナイトシェードは管理者に尋ねた。「3件ほどの実験が同時進行しているのだろう?」

「はい、おっしゃる通り現在3件ほどの実験が同時進行しておりまして」管理者はサングラスを直しつつ、ホログラムディスプレイを展開した。「まず1つめ、『ゲートの任意生成』ですが、まだ不安定な状況が続いています」

ホログラムには森の中に佇む4~5人程の女達が映し出されている。同じデザインのサングラスと帽子を身につけた、没個性的な外見。「ロボット兵」だな――ナイトシェードは直感した。

人間の脳を特殊な電子機器「生体クラウド端末」に換装し、遠隔操作で操られる「ロボット兵」にする計画は、以前から行われていた。ナイトシェードの直観の通り、彼女らは南葛飾の低所得者層向けアパートに住む主婦達を素体としたロボット兵であった。

画面は青緑色の「壁」が女達の周りで次々と現れては消えるのが映し出している。現実世界と異次元空間「アルカナ」を繋ぐ「ゲート」は、現状では専用の端末が置かれた場所にしか生成できないことになっている。これを任意の場所に生成できるようにするのがこの実験の目標である。

女達の遥か遠くではまだ「壁」が明滅を続けていたが、彼女らの顔が青緑色に照らされ続けているのを見て、管理者は操作を止めさせた。「まだ安定というには程遠いですな、でも手前側のゲートが開いたので、ひとまずここからアルカナへ送りましょう」

女達が手前に向かって歩いてゆく。画面は暫く砂嵐を映した後、廃工場の立ち並ぶ薄暗い路上に切り替わった。
異次元空間「アルカナ」における、ごくありふれた光景である。

「あとはここから格納庫へ移動し、『ファイアウォール』の試運転などを――」「動体反応あり、後方100メートルです」オペレータの1人が割り込むように叫んだ。「こ、これは!」オペレータは女達の1人が捉えたカメラアイの画像を転送した。それを見た管理者は思わず目を細めた。

現れたのは小学生ぐらいの児童、それもセーラーの上着にタイツ姿である。余りにも憔悴しきっている様子が、画面からも伝わって来る。「件の『天鳥 烏兎』の様です、あの様子を見ると、「仮説」は正しかったみたいですな」オペレータの得意げな報告に、ナイトシェードは顔をしかめた。

――

現実世界とアルカナとの関連性はAST、リバースデビルの双方で独自に研究がなされている。リバースデビルはその中でも特に、現実世界での人々の意識との関連性に着目していた。

「ちびくろサンボ」「不思議の国のアリス」そして「天鳥 烏兎」――アルカナ内には物語の登場人物が特殊な「プログラム的存在」として存在していた。彼らは物語での活躍に準じた力を発揮し、たびたびリバースデビル側に被害をもたらしており、それらの制御・支配が課題となっていた。

そんな中、とある仮説を提示した者がいた――ナイトシェードの「パパ」こと「タワー」である。彼によるとかの「プログラム的存在」は現実世界の人々の意識や記憶を力の源としているというのだ。

この仮説が正しければ、人々の意識から「物語」が完全に忘れ去られることによって「プログラム的存在」は力を失い、最終的には消滅することになる。

勿論これを実現するにはリバースデビルの「最終目的」の達成を待つ必要がある。だが政治的・倫理的な圧力により「物語」に対する忌避感を引き出すだけでも十分な――少なくともリバースデビル側の活動を阻害しない程度に弱体化させる――効果があるというのがタワーの持論である。

今回の「子供たちを性犯罪から守る会」の活動もその一環である。本来これはロボット兵を日常空間に紛れ込ませ、工作活動を行わせることが目的であった。この計画とタワーの「仮説」の提示時期が重なったことで、「守る会」の新たな工作活動が組まれることになったのである。

結果都心の小中学校や書店の一部にクレームが届き、それを受けて「烏兎」関連の本を撤去する動きが進みつつある。ネット上でのニュースでも数件ほど取り上げられ、少しずつ波紋は広がりつつある。

そして今、リバースデビルのオフィスにその「烏兎」と思われる人影が映し出されているのだ。これを捕獲できれば仮説の検証にも役立つことだろう。「ただのコスプレ好きの民間人かも知れん、だが油断はするな。確実に捕獲せよ」ナイトシェードは管理者に命令した。

――

事前の予想に反し、捕獲はあっさりと成功した。ロボット兵の瞬発力の高さに対し「烏兎」の足は鈍く、「飛び道具」による脱出も行われなかったのである。既にそれは上半身を縄で縛られており、女達に銃を突きつけられた状態で座り込まされている。

女達の頭上に、ホログラムが浮かび上がる。それは鉤鼻付きの仮面の女と、サングラスの老人を映し出した。「これは――『烏兎』ではないな?」「生体反応があります、どうやら生身の人間だった様ですな」ホログラムはナイトシェードと管理者とのやりとりを暫く映していた。

彼らの分析の通り、捕らえられた「烏兎」は本物ではなかった――「守る会」の後を追いつづけた結果、「ゲート」に飛び込んでしまい、アルカナに迷い込んでしまった少女、愛美である。彼女は怯えた表情でホログラムを見上げていた。

「どうやらランダム生成された『ゲート』に巻き込まれた様ですな、ここへたまたま通りかかったとは少し考えにくい様ですが――」管理者の言葉にナイトシェードは暫く考え込んだ後、ホログラム越しの愛美に向き直った。

「訊きたいことは山ほどあるが、場所が場所だ。お前には我々のオフィスまで来てもらう――なに、悪いようにはせん」そこまで言ったところで、ナイトシェードは数日前に訪れた「実験室」を思い出した。

手足と舌を切断され、点滴と麻薬で生体部品として生かされている若い男。培養液に漬けられ、生体クラウド端末の連鎖爆発予防の「ファイアウォール」として使われている少年の脳髄。そして新たなロボット兵と生体部品精製の為の脳の切除手術――恐らく少女も同様の運命を辿るであろう。

だがホログラム越しの少女の姿に、ナイトシェードは奇妙な既視感を感じていた。あの歳ぐらいの少年少女に囲まれて、物語を読み聞かせたり、一緒に踊ったり――あるいは自分がその少女の1人だったか。何かを思い出そうかとして額に手を載せたとしたその時であった。

――

突如、オフィスの奥から鋭い衝撃音が飛び込んだ。窓ガラスが割れた音だ――そう気づいた時には部屋の空気が勢い良く吸い出されはじめた。運悪く窓際に席を構えていたオペレータが、小型のデスクごと60階以上もある高さから放り出された。

緊急用のシャッターが直ちに降ろされ、ひとまずの危機は去った。ナイトシェードはオフィスの奥に視線を向ける。そこには一人の少女が膝立ちで座っていた。銀色の長い髪。紫色に輝く瞳。そして黒いボディスーツとタイツに包まれた肢体は華奢だが、不思議な妖艶さがあった。

管理者とオペレータ達は腰を上げ、辺りを落ち着きなく見回し続けている。突然の乱入者が、彼らには見えていない様子であった。その様子からナイトシェードは、幻覚を見ているのは寧ろ自分ではないかとも感じた。

「誰だ、お前は――」ナイトシェードはその少女に向けて声を上げた。そして困惑した――(((沙夜ちゃん?助けに来てくれたの――?)))内なる声が突如、彼女の意思を遮ったからであった。

<<<その5おわり その6へつづく>>>

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1.3カードランキングチェック(2015年2月20日版、カードレビューとの比較付き)

2015-02-21 02:09:18 | 雑記(COJ他)
そんな訳でカードランキングが更新されたということで、
恒例のあの企画をやります。
稼働前に行われたカードレビューの点数との比較です。

恐らく1.3についてはこれが最後となることでしょう。
果たしてどのような結果になったのでしょうか。

尚普通のカードランキング評価についてはGN電池さんの記事が詳しいので、
そちらをご覧になるのが良いかと思います。

2015-02-20 DOB査定変更から見るVer1.3エラッタ後第二シーズン(~Ver1.3_EX1第0シーズン)展望
COJ山梨支部より)

まずは200位までの結果です。



今回の注目株はやはり調整によって強化された《獅子王》でしょう。
長らく1点~2点ルーパーだったのが一気に0点枠入りし、
改めて「援軍」効果の強さを実感させられました。
あとは事前評価の低めだった《浸食のミュウ》が1点枠入りし、
「ハンデス」系の人気の高さが窺えます。

続いて201位~350位までの結果を見てみましょう。



前評判の非常に高かった《ファフニール》が、
遂に300位台まで落ちてしまいました。
「全体【沈黙】」でより使い勝手の良い《闇神・ツクヨミ》が出てしまったこともあり、
4点枠まで落ちるのは時間の問題と予想されます。
逆に上がってきたカードで注目なのが《謀略の祝杯》です。
「ハンデス」以外では完全に腐るこのカードが2点枠に入ったということから、
いかに「ハンデス」が今の環境で幅を利かせているかが窺えます。

最後に351位以下はこのようになっています。



長らく2点枠に踏みとどまっていた《久遠の秘術》が、
遂に4点枠に落ちてしまいました。
恐らくこういった「絡め手」を使わずとも青が強い、
ということなのでしょう。
アドバンテージを取れることは確かなので、
次回のランキングは期待できるでしょう。

個人的に注目していた「コネクト」シリーズは最後まで4点枠脱出ならず。
やはりCPを使うのが嫌われた様です。
「トリガーコントロール」で使われた実績もあるので、
今後の見なおしに注目です。

あと地味ですが《神札再生》が最高順位を更新しました。
4点脱出は流石に厳しいでしょうが、
ボーダー近くまでは行きそうな雰囲気です。

――

以上、Ver.1.3のカードランキングを改めて見てきました。
予想が当たったものもあれば予想外に活躍したり全然駄目だったりと、
改めて事前予想の難しさを実感させる結果となりました。

1.3EX1でもこういったレビューとの比較はやるつもりなので、
皆様もチャレンジしてみると良いかと思います。
「全てのカードをレビューする」「点数は1点~5点の5段階評価(端数不可)」を守ったものは取り上げていきたいので、
どうか宜しくお願いいたします。

――

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1.3EX1の追加カードについて色々書いてみる

2015-02-20 00:57:51 | 雑記(COJ他)
(2015年2月20日追記:いくつかの誤字を修整しました。)

そんな訳で公式の発表からだいぶ経ってしまいましたが、
1.3EX1で追加されるカードについて色々書いていきたいと思います。
ここでは公式で新たに発表されたカードを取り上げていきます。
詳しくは下の記事を御覧ください。

Ver.1.3 EX1のカードを聞いてきたJ!
(COJ公式ブログより)

タケミカヅチ
黄属性 進化 機械 VR
CP4 BP7000/8000/9000
【雷式機工甲冑】このユニットがフィールドに出た時、あなたの機械が3体以上いる場合、このユニット以外の基本BPを+2000する。
このユニットがアタックした時、機械ユニットが4体以上いる場合、対戦相手のユニットを1体選ぶ。それを対戦相手の手札に戻す。
対戦相手のターン終了時、行動権消費済みのユニット1体に(機械☓2000)ダメージを与える。

一見強そうな効果が並んでいますが、
いずれも【機械】ユニットが十分並んでいることが前提なので、
今の「更地」環境を見る限りでは「たられば」レベルの性能と言わざるを得ません。
正直《守神・不動明王》レベルの「4点常連」カードの臭いしか感じませんが、
果たして化ける可能性はあるのでしょうか。

あとテキスト的にも割りと不明な点があり、
2つ目の能力は対戦相手のユニットも数えるのか、
3つ目の能力は自分のユニットにも当たるのか(最悪自身の能力で即死する危険がある)、
など色々と謎が多いです。
この辺りはこの後行われる「井澤生」ことCOJ生での談話に期待です。

赤誠の沖田
赤属性 ユニット 侍 R
CP2 BP5000/6000/7000
【口伝・真如剣】このユニットがフィールドに出た時、あなたのフィールドにこのユニット以外の侍ユニットがいる場合、対戦相手のトリガーゾーンにあるカードを1枚ランダムで破壊する。
【扶翼の天才剣士】あなたの侍ユニットがアタックした時、ターン終了時までそのユニットのBPを+1000する。

条件を満たせば1コス軽い《ヘルハウンド》となりうる、
かなり優秀な性能です。
スペック自体単純に《ダーティクロー》の上位互換ですし、
侍以外のデッキでも使われるかも知れません。

グレイスウルフィン
黄属性 ユニット 獣 C
CP3 BP6000/6000/6000
【加護】

公式の記事だと【加護】の文字が目立たなすぎて、
一瞬バニラかと思ってしまいましたが、
普通に能力持ちという感じで一安心です。
所謂「黄緑」系のデッキだと、
これと《ソードダンサー》《聖天使ニケ》《エンジェルビルダー》《開眼のアヤメ》などと合わせて「加護15体」、
などといったことも可能なので、
果たしてどれだけ使われるか興味深いところです。

――

そんな感じで色々と追加カードについて書いてみました。
果たして結果はどうなるのでしょうか。

尚1.3EX1のカードレビューですが、
今回もやる予定です。
いつも通り1から5までの5段階(端数不可)評価という感じなので、
今までの流れから色々想像してやってもらえればと思います。
どうか宜しくお願いいたします。

――

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