文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

自分の人生がエリートとしての人生に在る者、在った者の役割とは。

2011年01月30日 22時01分02秒 | 日記

「文明のターンテーブル」、第一章で書いて来たように、エリート=年収1,000万円以上が約束された人たちは、人口の多くて10%しかいないのである。

 

そのエリートが、残りの90%に、…私の様に、お金を稼ぎなさいだとか、…稼げない貴方が悪いのだ、駄目なのだ等と言うのは、本当の大間違い。

 

貴方がたの為すべき事は、残りの90%の人たち=一生働いて年収500万円で、平均4人家族の幸福の中で暮らす人たちが、不安なく暮らせるように、社会を、国を運営すること。

 

己の幸運は一代限りと心得て、己の子供たち、己の家族の便宜だけを考える様な「下品」から離れること。

 

自分と同時代には労働者階級だった家族の中から、自分と同じような優秀な能力を持った者が現れた時には、間髪を入れず、社会の指導層として迎え入れる体制を作ること。

 

己の家族は、ただ、ただその能力次第だと心得て、己の家族の為に、己の地位、己の力を使ったりしないこと。


つまり、人類史上、最も巨大な会社を経営するのに…。

2011年01月30日 21時00分47秒 | 日記

つまり、人類史上、最も巨大な会社を経営するのに、金を稼ぐ、金を集める事の苦労や苦しみを知らないで出来る訳はないのだ。インターネットが普及しだしてから、世界中の政治家が努めてきた事とは何か。その国の大きさに見合う、大きな識見を磨くこと…ネットとは本来、事実、真実を世界中に瞬時に伝えるために作られたものだからだ。

ネット上であれ、対面上であれ、財界人や個人から、前者からは多額の、個人からは個人としてできるだけの…これが積もれば莫大なお金になるのだから…献金を得るためには、経験、能力、識見、ありとあらゆる政治家としての能力が要求される事になるのは自明のこと。…つまり、それが民主主義なのです。

「下品」、たちが、毎日、己の高説をのべることが民主主義ではないのだ!

選ばれる政治家そのものが国民に己の識見を問い、政治に必要な多くの献金を得られる為に必要な自己の力量を示すこと。

それが民主主義だろうと私は思う。

国から最高クラスのエリートの年収以上の給料や、政治資金が支給されるということは、お金を集める=お金を稼ぐ苦労を知らずして育つことになるだろう…民主主義では、出来るだけ多くの国民の声に耳を傾けること=国のつづうらうらを訪れ直接国民の声を聞くこと、国の全てを知ること。世界のすべてを知ることが必要不可欠条件。

政治家は、そのような力を蓄えるしかないのである。「下品」、な者の一部と癒着する事なぞは、民主主義から最も遠くに在るものだ、と私は断じる。

 


この20年間、年金すら払えなかった、若者人口の半分以上…彼らに対する責任は誰が取るのか

2011年01月30日 20時09分38秒 | 日記

20年間、半分以上の若者が、年金を納められない状態で、年金事業が成り立つ訳がないのは自明の理。そのための金がなくなって来たのだからとして、金をやりくりするのが仕事の財務官僚が消費税増税を言い出すことに罪はなかろう。

しかし、この20年間、年金すら払えなかった、若者人口の半分以上…彼らに対する責任は誰が取るのか!つまり、彼らの今、彼らの老後に対する責任は誰が取るのか!それこそが政治家の仕事、責任であることは言うまでもない。己らの権力維持のために、民主主義に反した事にまで便乗して手前らだけの事を考えた政治家たちは、何も分かっていないのだ。かつても、今も、自分たちが、この国に大きな損失を与え続けてきた事を。

当然ながら財務官僚の仕事とは国家予算の素案を編成すること…簡単にいえば国の家計のやりくり…であって、社会、経済構造上の問題を解決することではない…言うまでもなく、それこそが政治家の仕事。「下品」の極みとなってしまった新聞・テレビに於いて己の人気を上げることだけを考えだしたのが、ロッキード事件以降の、日本の政治家。

社会、経済構造を変える力量を持ち国を富ませる識見を持った政治家の処に、一番多額の政治献金が集まるのは世界の常識なのに、ロッキード事件以降、多額の政治献金を集める政治家は悪いやつに違いない、と、彼らと、彼らに、見事なほどに、じゅんさいに誘導されてしまった私たちは、新聞を読み、テレビを見て刷り込まれてしまった。

在任中にノーベル賞受賞者にまで成ったオバマ大統領を始めとする歴代大統領は、この私たちの30年、特に20年を見て呆れる以外に、何が言えようか。特に、近年は、歴代大統領が集めた政治資金は天文学的な数字に近づいて行く一方で、より多額の政治資金集めに成功したほうが勝って来た、と言っても過言ではないのが事実。

一方、日本では、その結果、テレビ映りが良い(まぁ、これは大統領選挙でも心砕く事ではあるだろうが)だとか、センテンスが短いだとか、「下品」テレビの、瞬間芸に長けた者が人気を博すような事に帰結した。例外を除いて、そのような者に、社会、経済構造上の重大問題が解決できる訳も、恐らく、見える訳もないだろう。

為政者に成る、統治者になる資格も資質も、訓練さへも出来ていず、己らの権力欲、自己主張(子供でも出来ることだが)だけには長けた様な人間たちが国の代表になったらどうなるのか。

財務官僚の言うことを聞くしかないだろう。…日本は、今だって、人類史上に燦然と輝き続ける偉大な国、アメリカに次ぐ、人類史上、最大の、言わば超巨大会社なのだから。「下品」な者たちの顔色を窺(うかが)っているだけの者たちに、この超巨大会社が経営できる訳はないのだ。…言うまでもなく、「下品」、を続けてきた彼らにも、その能力がないのは無論…その能力がなかったからこそ、その様な、「下品」、な思索しか持ちえなかったからこそ、この20年が在ったのだから。

どこかの大学教授に、この論文を捧げる。

 


消費税増税とは何か!Part 1…「日本が今のような状況になる契機は何時だったのか?」

2011年01月30日 10時24分53秒 | 日記

昨日、てんさんが翻訳してくれたNYタイムズの記事は、新聞論説員、テレビ各局の必読の記事でしょう。

昨日、帰宅して再読した僕は、言わば怒りに駆られて、ツイッターに初期の文章を立て続けに投稿した。

「日本が今のような状況になる契機は何時だったのか?」

始まりは有能な政治家を官製情報に基づいて血祭りに上げた時、そうして作られた或る男の論文に、新聞、テレビ、雑誌、全員が飛びついて、当然ながら国民の大半も…この時に、事の本質と、こんなことをしていたら国は危うくなる事とを見抜いていたのは、小室直樹という稀代の思索者ただ一人だった。…ちょうど今、私が1.2億人にただ一人の事を書いている様に。

奇しくも小室は紛うことなき天才で、サルでも入れる東大を出た事が、実は唯一の肩書であるような、あまたの者たちとは違い、当然の様に、彼が生涯の課題とした分野では、世界最高だった学者から、全てに於いて世界最高の国である米国に招かれ、期待通りの目の覚める様な結果を残した。

彼が最も盛んな時期を過ごした米国発の世界的なスキャンダルの本質の下らなさ、馬鹿々しさも彼には見えていた。同じスキャンダルに見舞われた欧州も見えていた。だから欧州では誰も逮捕されなかった。見えていなかった彼らと、彼らに見事に100%誘導された私たちだけが見えていなかった。

あの時から延々と政治とカネという虚構ゲームを始めた結果が今の日本だと言うだけのこと。しかも始めた人間たちとは、単に東大を出ましたという類の人間たちで、その中の誰一人として、世界最高の知性たちから、米国に招かれるような者は居なかった。それだけではなしに、この事件を利用した自民党の他派閥の人間たちから事あるごとに偏向報道だ、お上が与えている免許を何と心得る、とやられ続けた結果として、人類史上最悪の痴呆テレビ…精神年齢13歳に照準を合わせた、「下品」、の極みをやりだした20年超。

ここを舞台に、どうして、今のような、若者の半分以上が年金を払っていない…払わないことが国や政権党に対する意思表示なら、まだしも、弱者として、とことん搾取され、30歳過ぎても定職にすら着けず年収200万円以下が、1,000万人超だからというのが事実だとは…もはや日本の若者は下世話な言葉言えば、ケツの毛まで抜かれた状態。

誰が、こんな許されざる事をしたのか?彼ら…東大やetc.出でございますと言って、ガチガチに、己の、この国に於けるエスタブリッシュメント=既成階級を作り上げて来た彼らと、その彼らが使い続けた、24時間の痴呆テレビと言う催眠術に、見事に誘導されてしまった、じゅんさいな私たち。

今も、これからも惨憺たる状況の若者1,000万人超…これは正しく政治の誤り=失政そのものがもたらした社会、経済構造上の問題だったというのに、…今、本を出せば売れるのは少数の人間たちだと言う者たちが、勝ち組、負け組などと、これ以上ない醜い言葉で、これが構造上の問題であって、それを解決することこそが政治なのに、手前だけはボロ儲けをした、そのやりかたを見習え等と、今も、高説をたれ続けている。

これをこそ、私は、『「下品」、の構造』、と命名する。

 


テンさんご紹介の、「日本の若者達は老世代によるバリケードに苦しんでいる」と、題醐寺、行。

2011年01月30日 01時03分15秒 | 日記

今日、僕は、早いうちに醍醐寺に向かい下醍醐から上醍醐まで1時間と言う修験者の様な事を為すつもりだった…下醍醐に在る芸術の神である弁財天と池泉庭園、と、上醍醐に在る、或る建物が観たかったので。…一生、醍醐寺には行かないだろうな…山科は遠いと勝手に思い込んでいたのですが。

テンさんご紹介の、「日本の若者達は老世代によるバリケードに苦しんでいる」

作者: tkpilgrim
The New York Time “In Japan, young face generational roadblocks”の抄訳

これは芥川が、「文明のターンテーブル」、で、何故、そうなったか、それを是正するにはどうしなければならないかを、何度も書いた通りでもあるのです。

大分前に、ホリエモン氏のことについて、いつか書かなければいけないな、と思っていたのでしたが、…正に、彼が格好の事例としてNYタイムズの、この記事に取り上げられていた事もあって、今日、書いてしまおうか、今日の予定は取りやめにしようか、と思った。

そんなこんなで予定より大分遅くに出たので、今日は下醍醐だけ上醍醐までは無理だな、として京都に向かった。
今回の京都行は芥川に取って一生の行脚になると思っている…何故?…こんなに彼等と一体化した今は、季節毎に…それぞれの花を咲かせる毎に訪れなければ仕方が無いから。

醍醐寺については、何か予感するものがあった。どんどん消化して来たから残っているものの検証を始めるのは当然だったのですが、所謂、ピーンと来るものがあったのです。

予定より遥かに遅れて午後2時半過ぎに地下鉄醍醐駅に着いたのですが、行って本当に良かった。

ここは、今まで訪れた、どことも違うのです…何もかもが違う。寺の周りに色とりどりの五大力尊の幟がはためいているのは序の口。舗装も何もされていない境内には、正に、寅さんがいてもおかしくない店と言うか屋台が並び、800円や900円のブラウスだとかetcを売る屋台が軒を連ねていることから始まって。

いきなり結論を言えば、芥川が探していたものが、此処には在りました。

家康殿も、貴殿は古代に生まれていたら大変な人物に成っていたぞ、と、心底驚愕した様なことが起きたのです。(笑)

醍醐寺と言うのは何から何まで凄い寺で…一見、何の手入れも為されていない様な、これまで見て来た何処とも違う、多分、終生、芥川のベストの中に入る場所だったのですが、…行く時からして驚きなのです。

僕は山科すら初めてで、ましてや醍醐という街は初めてだったのですが、これが驚くほどの現代的人口集積地で、地下鉄醍醐駅の両サイドに!大きなショッピングモールが在り、おまけに、とても活気が有るのです。

僕は不動産業を職業として来ましたから、世界は何処も南北なのだな、と…超高級住宅、或いは富豪層というか富裕層は北に住み、庶民は南に住む。…しかし醍醐は、所謂、下町のごちゃごちゃした所ではなく、現代のエッセンスの様な住宅街なのです。

モールの2階に相当する高さの丘に出来た街…2階のアーケードからそのまま山手に向かう街に入るのですが、この道も、意図的にゆるいカーブが付いている広い道なのです…この住宅街の道を歩いて程なくつきあたって左に曲がれば、もう、醍醐寺の境内は目の前。先ず雰囲気からして神社と寺が一体に成った様な風情…れっきとした寺ですが。

最初に撮影したかった三宝院が、内部も庭園も撮影禁止と書いてあったので割愛して前に進む事に…ちなみに、ここも拝観料は600円だったのですが、永観堂の時とは違い、0.001%しか違和感は覚えなかった…そんな事より、これまでの何処とも違う、あまりの異質さに、宮沢賢治と芥川しか持たない何かが、察知し出したのでしょう。(笑)

今日、僕が味わった体験は、暫くしてから、現地でも思った様に、芥川と賢治にしか起きないことだったと確信したのですが。

何せ、家康殿も、あまりの事に驚愕して、目を見開いて立ちすくんでいましたから(笑)

帰りに、とても感じの良い、ここのモール内で見つけていた(煙草もフリーパス)サイフォンコーヒーを飲ませる店で、何故か、いつものブラックではなく、カプチーノを飲んだのですが…この時に、今は東京に居る親友のYさん、Kさんなら、「いよいよ、きーちゃんはシャーマンになったみたいだぞ」、と、言う所だな、等と思ったりした(笑)

アップする時に、書こうと、現地では思っていたのですが、あまりのことですので、これは、さらっと、(芥川が本気で書いた文章でさらっとしたものなど何一つないか)笑…ブログに書けるものではないな。