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再読!トリプルアクセルを見事に跳ぶ選手が、3回転×3回転の選手に負ける奇怪さ:2021/3/26

2025年03月07日 14時49分28秒 | 全般
トリプルアクセルを見事に跳ぶ選手が、3回転×3回転の選手に負ける奇怪さ
2021年03月26日
24日、眠たい目をこすりながらストックホルムで開催されている世界選手権で紀平梨花を応援していた。
中継していたのは関西テレビ、解説は荒川静香。
彼女の演技構成は出場選手の中で最も難しい(ハード)なものである。
演技の冒頭で見事なトリプルアクセルを決めた。
高さ、幅、スピード、どれも文句のつけようがないジャンプだった。
今回のプログラムもハードさを象徴する片手回転も見事に決めた。
私は、所謂追いかけおばさんには負けるが、フィギュアスケートの観戦歴は人後に落ちない。
フィギュアスケートが何故素晴らしいのか、何故、観客を魅了するのかについては既述の通り。
紀平梨花はフィギュアスケート史上最高の選手である。
空前絶後と言っても過言ではない。
史上最も運動能力が高かった伊藤みどりに比して、紀平の運動能力は勝るとも劣らない。
フィギュアの美を構成する要素であるバランスがとれた体型の美しさは、ライバルであるロシアの選手達に勝るとも劣らない。
紀平梨花の演技構成が出場選手達の中で最もハードなのは、振り付けの作者が紀平の類まれな運動能力の高さ、体幹の強さを最大限に発揮させよう、引き出そうとしているプログラムだからである。
つまりフィギュアスケートというスポーツの最高を極めようとしているのだ。
彼女の最大のライバルがシェルバコワである。
彼女はロシア選手権を3連覇している。
優美な容姿(しなやかさ)に加えて、フリーでは複数の4回転ジャンプを跳ぶ。
彼女はトリプルアクセルは跳ばない。
女子はショートでは4回転が飛べない規定である。
昨年の春まで4回転を完成していなかった紀平は、昨年末の全日本で、史上最高の見事な4回転と言っても過言ではない完成を披露した。
これでシェルバコワに追いついた。追い抜いた、と私は確信した。
紀平も確信したはずである。
今回の大会では紀平がジャンプの失敗さえしなければ、ショートで首位に立てる。
フリーでもノーミスで演技すれば紀平が勝つ。
ところがショートで紀平は首位に立てなかった。
私は、これは浅田真央がキム・ヨナに負けた構図と一緒だぞ、と即座に思った。
女子のジャンプの中で、ある面で4回転以上に難しいトリプルアクセルを見事に跳ぶ選手が、3回転×3回転の選手に負ける奇怪さ。
城田女史が女帝と称せられていた頃、ホテルオークラのバーで隣り合わせた。私は、浅田真央をトリノ五輪に出そうと全くしなかっただけだはなく、実態は、興行師の様な事を二人の男に指示していた彼女を見て、怒りが爆発した。
あそこで、あんな大声で人を叱責したのは、後にも先にも、私一人だろう。
今では、大声だった事を申し訳ないと思っているが。
紀平が首位に立てなかった事に何らの疑念も述べない荒川静香。
浅田真央とキム・ヨナの時と全く同じだった。
相手を称賛して、自国の選手の僅かなミス(昨夜、YouTubeで確認したが、24日に彼女が指摘した様なミスはトリプルアクセルにはなかった)を指摘する。
この怪しさを解明する爲に、大会審査員の構成を調べようと検索したが、全く出てこない。
今は推論するしかないのだが、ロシア、中国、韓国に加えて、ウズベキスタン等の中央アジアの審判員がいて、ひょっとして日本の審判員は一人もいないのではないか?
YouTubeで放映されているショートで最も美しかったジャンプベスト3(FNNオンライン)が、その事を証明していると思う。
紀平は3位(それもトリプルアクセルは無視)何と韓国選手が2位、シェルバコワが1位。
女子フィギュアスケート界で権力を持っているのは興行師と同様な人間達である。
その中の一人に荒川静香がいる気配が濃厚な事を私が同県人として恥じている事も記述の通り。
日本国民の中で紀平梨花が優勝する事、ひいてはオリンピックで金メダルを取る事を、心から喜ぶ気持ちが無いのは彼女や、真正な日本人ではない人たちだけだろう。
紀平は、あれだけ見事なトリプルアクセルを跳び、あれだけハードなプログラムを、ほぼ、ノーミスに近い形で演技したのに、1位になれなかった事にショックを受けたはずである。
私が、女子フィギュアスケートで唯一、嫌悪するのが、この審査員の不透明さである。
その原因でもあろう、フィギュアスケート界を支配する権力者たちの興行師的な体質なのである。
私は、今夜、紀平に、神がご加護して、彼女が女子フィギュア史上最高の選手、つまり、羽生結弦に匹敵する、世界の至宝である事を証明してくれる事を、心から願う。


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