文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

どうしても日本を小国に貶めたいという社是でも持っているのだろうか。 

2023年03月11日 00時22分20秒 | 全般

いまだ後進国を装う支那がICAOなど国連4機関のポストを握るだけでなく
2020年12月17日に発信した章である。
日本国民のみならず世界中の人たちが再読の必要がある。
以下は本日発売された週刊新潮の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。
私と同様に毎週、彼と櫻井よしこさんの連載コラムを読む爲に週刊新潮を発売日に購読している有数の読書家である友人が「貴方と高山正之は響き合っているね」と電話を寄越した。
私も「確かに」と応じた。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。

日本は小国か
タイはフランスがナチに屈するのを見て1940年末、仏領インドシナに攻め込んだ。 
フランスに取られたカンボジアなど旧タイ領を取り返すつもりだった。 
本国からの支援は望めない状況だ。
彼らはあっさり倒せるかと思ったが、どっこいFrench Indochina軍は強かった。 
タイ海軍はコーチャン湾に沈められ、陸軍もバタンバンで仏外人部隊に包囲されて全滅寸前だった。 
そこに割って入ったのが世界屈指の強国日本だった。
仏印軍如きは鎧袖一触、瞬時に吹き飛んだだろう。 
双方の代表が東京に呼ばれ、日本はタイの言い分を認め、仏印が奪った領土の一部を返還させた。 
勝たせてもらったタイのピブン首相はバンコクに戦勝記念塔を建てるとともに日本軍にタイ領内の無害通行権を与えた。 
いざ開戦となれば日本軍はタイ領を抜けて英領マレーにもビルマにも攻め入ることができた。 
ピブンはその一方で駐米大使セーニー・プラモートに反日亡命政権を樹立させた。
日本が負けたときに備えてのことだ。 
戦後、タイはこの亡命政権のおかげで敗戦国にもならず生き残れた。 
小国は痛めつけられながらも生き残っていく小国なりの知恵を持つ。 
李氏朝鮮も同じだ。
圧倒的な白人大国露西亜と日本との戦いを前に大院君は露に接近し、李完用は万一を考えて日本に接近した。 
結果は こすい両天秤 の成果というか、李完用の用心が生きた。 
彼は日本のお人好しを見抜き、朝鮮は今後日本の血を吸って生きていこうと考えた。
日韓併合の奇策だ。 
かくて日本は朝鮮という巨大な住血吸虫に何年も生き血を吸われ続けた。 
文在寅はそれを「日帝支配」と呼ぶ。
そういう詭弁も小国らしい知恵と言える。 
戦後、国連が出来てそうした小国に日が当たり出した。
大国が握るとこじれそうな事務総長など国連重要ポストは小国に任せるのが形になったからだ。 
それでビルマのウ・タントやガーナのアナンが事務総長になった。
韓国の潘基文もその小国枠で出てきた。 
そういう小国を面倒見てきた日本は先の戦争に負けたあとGHQや共産党によって「日本人の心」までズタズタにされた。 
それでも日本は欧米の元植民地に戦時賠償金を支払い、彼らの独立を支援した。
彼らはルック・イースト政策に見るように日本を見習い、恥ずかしくない小国として自立していった。 
日本も努力して米国が恐れた円を再建し、速やかに世界第2位のGDPを誇る経済大国に立ち戻った。 
ただ日本人の心はまだ戻っていなかった。
朝日新聞は吉田康彦に「国連事務総長に日本人を」と書かせた。
「北朝鮮は拉致などしない」と言い張った男だ。 
そのポストは今でも小国のもののはずだ。 
彼らはそれで祖国の名を知ってもらい、ついでにポストに絡んでカネを稼がせてもらってきた。 
潘基文が国連ビルにあるテレビを事務総長名ですべてサムスン製に入れ替えたのはその一例だ。 
そういう謂れを日本人なら心得ているはずなのに。朝日はガーナや韓国と同じレベルで「国連事務総長ポストを日本人が取ろう」と勧める。 
どうしても日本を小国に貶めたいという社是でも持っているのだろうか。 
私がそれで吃驚していたら、
産経新聞も「国連機関トップの座に人材を送り出せ」と社説で打った。 
いまだ後進国を装う支那がICAOなど国連4機関のポストを握るだけでなくUNESCOやWHOもチャイナマネーに汚れた連中が占める。 
結果、虚構の南京大虐殺が記憶遺産にされたり、朝日新聞捏造の性奴隷が国連人権委のネタにされたり。 
産経新聞は、それが嫌だ、まともな人材を出したいという思いだろうが、国連がまともだったことがあるか。 
日本は拠出金を止めるとかホワイト国外しとか別の外交手段でお灸をすえればいい。
日本は小国ではないのだから。

 

2023/3/9, in Kyoto



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