ツバメも来る家

わが家にここ数年ツバメが巣をかけます。ツバメのことだけでなく身の回りのことを綴っていきたいと思います。

ペコロスに会ってきました

2013-11-26 | 映画 ドラマ 演劇
映画「ペコロスの母に会いに行く」を見ました。

認知症の母を介護するバツイチの息子の話です。喜劇映画の巨匠・森崎東監督の作品でも「ハハハ」と大口を開けて笑うばかりの映画ではありませんでした。
しんみり、わが母のことを思いながら見ました。
若いときはしっかり者で通っていた母も老いて認知症(当時はボケと言っていました)になりました。家から遠くで保護されたり財布が盗られたと騒いだりしました。そのたびに慌てたものです。ペコロスさんのように前向きで介護できませんでした。

ペコロスのお母さんは使ったパンツをタンスに押し込んだり、おれおれ詐欺に騙されそうになったりはしますが、家から出ても息子の駐車場で息子の帰りを待っているような日々ですから、いいほうでしょう。

「ボケるとも悪かことばかりじゃなかかもしれん」と息子は言い、前向きに介護に取り組みます。
こんな息子と孫ならボケてもいいでしょうね。

認知症と介護でも笑もホロリとするところもあります。
わたしが見たときの観客は9人でした。もっと多くの人に見てもらいたいと思いました。

そして森崎監督に山路ふみ子賞を贈られないだろうかと思いました。
わたしの思いは通じました。11月29日、今週の金曜日に山路ふみ子福祉賞を受賞されるそうです。

おめでとうございます。


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2 コメント

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家族のこと… (tk_yk)
2013-11-27 08:25:30
認知症の家族を前向きに介護できる人がどれくらいいるでしょう。。

山路ふみ子福祉賞、よかったですね^^
suwaro-oyadoさんの文章にはいつも引き込まれます。
知らないことをいろいろと教えてもらっています。
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介護はたいへん! (「ツバメも来る家」管理人)
2013-11-27 14:58:53
認知症でなくても家族の介護はたいへんと思います。肩の荷を下ろす時間とか介護を忘れる時間が必要でしょう。

映画はそんな時間を作ってくれます。2時間くらい何もかも忘れてスクリーンを見つめていたいですね。「ペコロス」だけをすすめているのではありません。みなさん好きなジャンルをどうぞ。
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