ここ1・2週間ほどで急に晩秋の気配が濃くなり、風も寒さが涼しさに勝るようになってきました。
神社でも少しずつ年末年始の準備を行っていますが、今日は“晦日祓(みそかばらい)”の奉製を始めました。
晦日祓とは文字通り、年末の大晦日にお祓いを行うための道具です。神社ではよく“大麻(おおぬさ)”というお祓いの道具を用いますが、この晦日祓はそれを神棚に置けるように小さくした物です。
年越しの際にはその家のご主人が神主のようにこの晦日祓で家族をお祓いし、使い終わった後は神棚や玄関にお祓いのしるし、または来た人をお祓いするものとして置いておきます。
先日お話をした“荒神札”と同じく、この晦日祓も“かまじめ”の中の一つとしてお頒けします。
完成した晦日祓
神社で用いる大麻