神社に11月23日の新嘗祭でお供えするための“白酒(しろき)”が届きました。
このところは七五三詣の雰囲気で境内は一杯でしたが、早いもので気がつけば次の祭事が目の前です。
“白酒”とは新米でつくる原酒をそのまま濾した白色の酒で、古くから新嘗祭・神嘗祭などの祭事にお供えされてきました。 お祭りの時以外にはあまり見る事はないかと思いますが、濁り酒らしく濃厚で芳醇な香りのお酒です。
ちなみに白酒を薬灰(クサギという草根の焼灰)で灰色に色付けしたものを“黒酒(くろき)”といい、対にしてお供えされることもあります。
新嘗祭は分かりやすく言えば日本古来の“収穫祭”でありますが、神様に『新(新穀を)嘗(味わっていただく)祭(お祭り)』であるためこういった白酒もお供えされるのです。