例大祭は年間の神事の内でも最も重要なものですから、この時だけに使う祭器具というものもあります。
当神社の例大祭においては“高杯(たかつき)”がその一つです。 お供え物を載せるのに使うもので、当日は12台の高杯にそれぞれ御米・御酒・魚・野菜…と海の物山の物を取りそろえて御神前に奉ります。
“高杯”。“高須支(たかすき)”、“腰高(こしだか)”という呼び方もあります
高杯の中でも様式が色々とありますが、こちらで使用しているのは写真にもある“塗角高杯”です。
普段のお供えで使用しているのは“三方(さんぽう)”という白木の台で、本来高杯とどちらが上という事もないのですが、やはりこの時だけの器というのは思いを盛り上げるものがありますね。
痛んだ所もなく、高杯は例年通りに使う事が出来そうです。
こちらが“三方”