私達神職が常のお祭りで着ける装束は『狩衣(かりぎぬ)』というもので、その名の通り狩りや遠出にも使われたという、装束の中では比較的簡素で活動的なものに当ります。
しかし来る8月1日の例大祭は『大祭』という区分になりますので、宮司以下一部祭員は『衣冠(いかん)』という装束を着ける予定です。 状態の確認を兼ねて、控室に装束の準備を致しました。
この衣冠は基本的に人に着せてもらう作りになっており、いつもの狩衣は手狭な所でも着けられるのですが、より広い場所が必要になります。
こうして準備している事を書き連ねていると、この例大祭がいかに特別なお祭りであるかが伝わるのではないでしょうか。