一昨日に続き、今朝から注連縄奉納同志会の皆様による新年の注連縄作りが行われました。
風は大変冷たいですが、前回とは打って変わって晴天の元でのご奉仕です。 氏子青年会の皆様も参加され、恙なく注連縄が新しいものへ作り変えられました。
まず役目を終えた注連縄を外すところから
数人がかりで縄をなっていきます
出来たものから境内へ
注連縄の起源は古く神話に見ることができます。
『古事記』の中の、
“天照大御神が弟神である須佐之男命の乱暴狼藉に心を痛め、天岩屋戸という洞窟に籠ってしまった。 すると世界は暗闇に包まれ、魑魅魍魎がはびこるようになってしまう。 他の神々は一計を案じて天岩屋戸の前で宴を開き、天照大御神がその様子を見ようと扉を少し開いたところで、御手を取って表へ連れ出すことに成功した。 扉には「尻久米縄(しりくめなわ)」を張って、もう決して中にお入りにならないで下さい、と申し上げた”
と書かれているのがその場面です。
「尻久米縄」とは「端出之縄」、藁の端を切らないでそのままにした縄の事を意味しますが、やがて神事全般に用いられるようになり、現在は聖と俗を分ける印として「注連縄」「締縄」「標縄」(全て“しめなわ”)と呼ばれています。
本殿・鳥居・神輿殿・手水舎と末社・御神木の注連縄まで作っていただき、これで気持ちよく新年を迎えることができそうです。
注連縄奉納同志会の皆様、また氏子青年会の皆様、二日にわたるご奉仕、誠にありがとうございました!