先日、遅ればせながら神事に用いる装束を夏の物へと衣更えをしました。
形は冬物夏物と共通ですが、色と生地の厚さが全く異なります。 着ている本人よりそれを目にする人の方が季節を感じるものかもしれません。
こちらが夏の狩衣
冬の狩衣。これからしばらく箪笥の中です
一般的な衣更えは6月1日と10月1日ですが、装束界では“立夏立冬”で行うのが通例です。 しかし『神職の祭祀服装に関する規定』には衣更えの時期の定めが無く、実際には気候にあわせ融通をきかせている神社が多いのではないでしょうか。
今は未だ涼しい日もありますが、すぐに暑い季節が訪れます。 皆様ももう衣更えはお済みでしょうか?