この一週間程でしょうか?風が強い日々が続いております。
境内の笹もこの強風に煽られていますが、七夕飾りはなんとか飛ばずにいてくれています。短冊も増え、気がつけばもう明々後日が七夕の日なのですね。
飾りも物によって意味があるそうで、この吹き流しは織姫の使う織糸を表しているとか
現在は笹に和歌やお願い事を書いて飾りと共に吊るす、というのが一般的な七夕の風習ですが、平安時代の宮中では“梨・桃・干鯛など山海の物に金銀各七本の針をさし、五色の糸を通してお供えする”という儀式が行われており、裁縫や書道などの上達を祈願する「乞巧奠(きこうでん)」というお祭りの影響が強く出ていたものであったようです。
他にも七夕は中国の牽牛・織女の二星の伝説、日本の棚機女(たなばたつめ)の伝説など複数の習俗が混ざり合って今に至っていると言われています。
地方により風習の違いはありますが、“晴れていれば織姫と彦星が会える日”というのは広く知られているところです。今年の七夕は…少し雲行きが怪しくなってきましたが、夜晴れることを祈っております。