三伏日
2018年07月17日 | 暦
今日は7月17日、暦を見るとその下に『初伏』とあります。
初伏…あまり聞き馴染みのない言葉です。辞書で引くと「三伏日(さんぷくび)」とあり、“夏至の後の第三の庚(かのえ)の日を「初伏」、第四の庚の日を「中伏」、立秋の後の第一の庚の日を「末伏」として種まきや結婚、和合をするには凶の日”と言われているようです。
先月までの景色と今の真夏と違うのは陽射しの強さと蝉の声。どちらも写真には写りませんが
古く中国から日本へ伝わった思想の中に「五行説」と呼ばれる“すべての物は木火土金水の五行の組み合わせで成り立っている”というものがあり、暦をはじめ日本文化はこれに大きな影響を受けています。
それによると夏は「火」の気が極めて強くなる季節であるので、「金」の気が強くなるとされる庚の日は火と相性が悪く運勢が弱まる、という事であるようです。
個人的には、昔ながらの暦というのは今のような曜日が無い代わりに、このような暦日を設けて季節や生活のリズムをとっていたのだと思います。三伏日に当たるものは他の季節にはありませんので、やはり暑い夏には大事になるような事は避けて落ち着いて過ごすようにという意味なのかもしれません。
今日を含めまたしばらく暑い日が続きます。皆様もお体ご自愛いただいてお過ごしください。