蝉こそ鳴き止まないものの、今日は曇り空で涼しく秋を感じさせる一日になりました。
昼は日差しが強まって急に暑くなるという日が多かったので、ようやく過ごしやすくなってきたと少し安心します。境内を見るといつも神事に用いている榊に実が付きはじめていました。
花も実も葉の付け根から下がるように出るのが興味深い所です
榊はツバキ科の常緑小高木で、神社で神具や装飾としてよく使われる木です。
常緑樹ではありますが榊自体は夏の季語。そして春に花を、秋に実を付けます。
今はまだ緑色で硬い実ですが、熟すと紫色の汁が内側に溜まってつぶれた時に衣服に色が付く場合があり、白い着物を着る私達神主にとってはこれから慎重にならなければいけない時期ですね。
緑一色だった境内が段々と変化していきます。お彼岸の頃までにどれくらい景色は変わっていくでしょうか。