当社の境内では、稲荷神社が2社ございます。
お稲荷さん、稲荷神社というと誰もが「赤い鳥居と狐」を連想されるかと思います。
弁天池隣の稲荷神社
鳥居付近の稲荷神社
この稲荷神社は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、保食神(うけもちのかみ)、御食津神(みけつかみ)を主なご祭神にされている事が多いです。
「稲荷」は「稲成り」、「稲生り」の意味でしたが、神様が稲を荷っている姿でイメージされるようになり「稲荷」の字があてられたといわれております。
したがって、古くは日本人にとってお稲荷さんは農業の神様でありました。時代が変わり商業が盛んになってくると商売繁盛、また漁村では漁業の神様として稲荷神社が、造られていき全国に稲荷信仰が広まっていきました。
一方、お稲荷さんと狐の関係には諸説ありますが、お稲荷さんが農業の神であることが深く関係があるそうです。
古くから日本人は「田の神」は、春になって山から降りてこられ、秋になり収穫を迎えると山に帰り「山の神」になると考えられておりました。
また、春先になると山から里へとおりてくる狐の姿をみて、「山の神」・「田の神」のお使い、、、お稲荷さんのお使いとして神聖視されるようになっていきました。
今はちょうど実りの秋。参拝の際は是非、稲荷神社で秋の実りに感謝されお参りされてみてはいかがでしょうか。