本日は大安です。本殿では交通安全祈願祭をはじめ諸祈願、外のお祭りで、地鎮祭、井戸のお祓い、兼務させて頂いている神社の遷座祭等のご奉仕がございました。
本日は、神社界において必ず唱和致します『敬神生活の綱領』についてお話を致します。会社や家でも「社訓」や「家訓」があるところも多いと思います。
神社界でも、様々な式典などでは必ず、『敬神生活の綱領』を唱和致します。この綱領は、昭和31年の神社本庁設立10周年記念大会で、神社本庁がめざす精神的な規範ともいうべき方針が定められました。これが、敬神生活の綱領となります。
敬神生活の綱領
神道は天地悠久の大道であって、崇高なる精神を培い、太平を開くの基である。
神慮を畏み祖訓をつぎ、いよいよ道の精華を発揮し、人類の福祉を増進するは、使命を達成する所以である。
ここにこの綱領をかかげて向ふところを明らかにし、実践につとめて以て大道を宣揚することを期する。
一、神の恵みと祖先の恩とに感謝し、明き清きまことを以て祭祀にいそしむこと
一、世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと
一、大御心をいただきてむつび和らぎ、国の隆昌と世界の共存共栄とを祈ること
※大道=人が行うべき正しい道。根本の理念。※精華=すぐれて美しいもの
※みとこもち=天神からもたらされた御言を伝え、実行していくこと。
この綱領を基に、意味を十分に理解し、神職として日々の神明奉仕を行っております。