次の土曜日はちょうど大安吉日に当たります。当日は家を建てる前のお祓いである『地鎮祭』のお約束が幾つかございますので、そのための竹を本日調達しました。
この竹は4本1組で、祭壇の周りに1本ずつ差し立ててしめ縄を張るのに用います。
使用しているのはあまり太くならない女竹と呼ばれる竹で、昔は少し探せば至る所に見つけられたと聞きます。しかし今は開発が進んで地鎮祭に適した竹が生えている場所というのが大変貴重になっています。
“しめ縄を張るためのもの”と考えれば本物の竹でなくとも良いのかもしれません。実際に人工の竹や紅白模様の柱など別の物を使ってしめ縄を張る神社もあると聞きますが、当神社では幸いにも竹林の地主の方のご厚意もあり、昔ながらの竹を調達する事ができています。
採ってみたら少し曲がっていたり、数日で葉が悪くなって落ちてしまうので長く取って置けないなどと自然の物ゆえの扱い辛さもありますが、可能な限り昔ながらのやり方を続けていきたいと思います。