本日は一日雨が降りしきり寒い一日となりました。花粉症の方は少しほっとしたのではないでしょうか?社頭も静かだったため、本日は紙垂(しで)を作成致しました。
紙垂(しで)とは、皆さんもよく神社でお見かけする注連縄に付いている紙のことを紙垂と言います。この紙垂は、古事記に出てきており上巻の天岩屋戸の条に、
「天香山の五百津真賢木を根こじにこじて 上枝に八尺勾玉之五百津之御須麻流之玉を取り繋け 中枝に八咫鏡を取り繋け 下枝に白丹寸手、青丹寸手を取り垂でて」
という記述に由来するものであります。と言っても分かりづらいですよね!
古くは木綿を用いていましたが今は紙片が一般的になりました。注連縄につけてこれを垂らし、神域を示す象徴として用いられております。
手水舎の紙垂
相撲における横綱も土俵入りの時は必ず化粧まわしの前に注連縄に紙垂を付けて上がります。これも土俵を神域と捉えていることに由来するのでしょう。
本殿の紙垂
神域に入る前は、気持ちを落ち着けてゆったりとした心でお参りしてみて下さい。