座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

7月15日 月次祭斎行

2016年07月15日 | 神社祭事

今日は大安吉日、また安産戌の日にも当たり大変縁起の良い日…ではありましたが、生憎の天気になりました。

昨夜もそうでしたが、急に雨が強くなったり弱くなったり、風はないものの落ち着かない空模様です。

15日という事で月次祭の日でもあります。 今朝本殿では常の通りに宮司以下祭員の奉仕で毎月1日・15日の月次祭が斎行されました。

本来ならば次は8月1日が月次祭の日ではありますが、この日は年に一度の“例大祭”がそれに代わって行われる事になります。

この8月1日の“例大祭”また新年1月1日の“歳旦祭”の時だけ、いつもの月次祭がいわばお休みとなりますので、今日は年中行事の一つの区切り・節目のようなものかもしれません。

これから例大祭の準備も佳境に入ります。 一日を大切に奉仕して参りたいと思います。


月次祭に。

2016年07月14日 | 境内の様子

今日は朝から蒸し暑く、境内を少し掃いただけでも汗が落ちてきます。

明日は15日で月次祭。 境内の紙垂を交換したり摂末社のお供え物を準備したりしています。

又御祈祷などの合間を見て、例大祭用に通常ではなかなかしない場所なども落ち葉や草が生えたりしていないか点検しながら清掃しています。

陽射しが強いせいか新しい紙垂にかえると白さが目立って光っているように感じます。

拝殿の紙垂は雨に濡れたりすることはないので比較的綺麗ですがやはり新しいものに換えると社殿の厳かさが伝わってきます。

神輿庫

 

慰霊碑の前

 鳥居、摂末社や御神木、手水舎や鐘撞堂など結構換える所があってかなり時間もかかりますが、紙垂を換えただけでも清々しい気持ちになります。


高杯の準備

2016年07月13日 | 神社知識・作法・歴史

例大祭は年間の神事の内でも最も重要なものですから、この時だけに使う祭器具というものもあります。

当神社の例大祭においては“高杯(たかつき)”がその一つです。 お供え物を載せるのに使うもので、当日は12台の高杯にそれぞれ御米・御酒・魚・野菜…と海の物山の物を取りそろえて御神前に奉ります。

“高杯”。“高須支(たかすき)”、“腰高(こしだか)”という呼び方もあります

高杯の中でも様式が色々とありますが、こちらで使用しているのは写真にもある“塗角高杯”です。

普段のお供えで使用しているのは“三方(さんぽう)”という白木の台で、本来高杯とどちらが上という事もないのですが、やはりこの時だけの器というのは思いを盛り上げるものがありますね。

痛んだ所もなく、高杯は例年通りに使う事が出来そうです。

こちらが“三方”


祭具の名称

2016年07月12日 | 神社知識・作法・歴史

本日も大変気持ちの良い天候に恵まれております。

さて、本日はほんの一部でございますが祭事で使用致します祭具について説明致します。

 

神社では様々な祭具を使用致します。本日は上記のイラストを使用し、ほんの一部でございますが祭具の説明を致します。

神籬(ひもろぎ)・・・臨時に設けられる(例えば地鎮祭など)、これを神様の依代(よりしろ)として、神をお迎えしお祭りをする対象としたもの。

神饌(しんせん)・・・神様にお供えする飲食の総称。生の食お供え物を生饌(せいせん)、調理したお供え物を熟饌(じゅくせん)と呼びます。

三方(さんぽう)・・・祭祀の際に神饌を載せる祭具のこと。

案(あん)・・・神事の際に、幣帛、神饌、玉串などを載せる台のこと。

大麻(おおぬさ)・・・神に捧げられる物や罪を祓う時に用いられる祭具。大麻は左・右・左と振ってお祓い致します。

 

本日はほんの一部を説明させて頂きました。また、様々な祭具などについてブログでお知らせしてまいります。


交通安全の御祈祷

2016年07月12日 | 神社知識・作法・歴史

今日も朝から蒸し暑く強い陽射しが境内に降り注いでいます。

来月1日は例大祭ということで準備を進めています。

御祈祷や社務の合間に境内の草むしりや参道奥の清掃など徐々に進めています。

又、夏休み等の長期休暇が近くなると車を買え換えたりする人が増えるようで、大安や友引など夕方になるとまとまって御祈願が入ります。

運転される方のお名前や車の番号など記入した交通安全木札御守やステッカーなどを神前にお供えして神事を執り行い、その後車のお祓いをさせていただきます。

 

車は扉を開けて中と外などをお祓いします。

御祈祷される方には、交通規則の順守やより一層の安全に心を尽くしていただけるようお話をさせていただいております。

夏休みやお盆などでご実家に帰省される方やご旅行で長い時間車の運転をされるなど楽しい時間をすごしてもらうためにも交通安全の御祈祷をされて

気持ちを新たにしていただけると宜しいかと思います。


夏の草むしり

2016年07月11日 | 境内の様子

8月1日の例大祭も近づき、境内の清掃も草を抜く作業に入りつつあります。

この季節は雨量も多いので気がつくと参道脇などは緑に覆われてしまいます。 普段ならば自然の事と最小限の剪定・草刈りで済ませてしまう所ですが、今は大祭の前です。 広いので少しずつ、手作業で草むしりを行っています。

林の中は掃除だけでも一仕事です

作業後の様子。この状態が続いて欲しいものです

除草剤に頼れば楽なのかもしれませんが、境内には木々も多く小川も流れているため手作業になるのは已むを得ない所です。

例大祭までまだ半月ほどあるというべきか、もう半月しかないと言うべきか、気忙しくなる時期です。 例年通りのお祭がご奉仕できるよう気を配って参りたいと思います。

まだこれから暑さを増すのでしょうか


当社末社の稲荷社にもお供えが。

2016年07月10日 | 境内の様子

昨日の大雨の後の境内も徐々に乾いて、陽射しが朝から射し込んで蒸し暑くなるなっと思っていましたが、比較的カラッとした暑さになっています。

境内には当社の末社として稲荷社や厳島社がお祀りされていますが、月の初めなどにお供え物を持参して御参りに来られる方もいらっしゃいます。

これは稲荷社です。

昔はかなりのお宅で敷地内に稲荷社をお祀っているのをお見受けしましたが、ご家庭の事情でお祀り出来なくなくお宅も少なくなく、神様にお還りいただく廃祀昇神祭というお祭をさせていただくこともしばしばです。

しかしながらご家庭でお祀り出来なくなる一方で、今も変わらぬ信仰を集めている神様でもあります。

ご家庭でお祀り出来なくなった方も当社に稲荷社がお祀りされている事で、廃祀昇神祭の後は当社にお参りされる方も多いのです。


神奈川県神道青年会禊錬成

2016年07月09日 | 社外活動

昨日、神奈川県箱根町にある芦ノ湖にて講師の水谷先生、角井先生のご指導のもと神奈川県神道青年会禊錬成が行なわれました。

一昨日のような猛暑ではなく、当日は雲が広がり箱根ということもあり少し気温も涼しく感じられました。

午前10時に集合、箱根神社のご協力にて着替え等を済ませ、湖畔に隣接する境内の一部をお借りして禊を執り行いました。

鳥舟行事を行ったのち

湖の中に入っての禊を行いました。

参加者は30名程の参加があり禊錬成会は午後2時過ぎ無事終了しました。

 

 


温風至

2016年07月08日 | 境内の様子

今日は一日曇り空で昨日に比べると過ごしやすい天気、ではあるでしょうか。

ただ蒸し暑いことは変わりなく、境内では時々蝉の鳴く声も聞こえました。 この辺りでは今夏初めての蝉です。

新芽が成長し、榊は採りやすくなりました

今は七十二候でいうところの“温風至(あつかぜいたる)”の時期。 文字通り吹く風も熱くなってくる頃で、外の作業も難儀に感じます。

といって今日は特別な行事も無く週末の準備をするに留まりましたが、明日は一転して雨の予報。 明日は大安吉日で兼務神社の例祭も予定されていますので、なんとか降らないでいて欲しいものです。


七夕祈願祭斎行

2016年07月07日 | 神社祭事

本日、本殿にて祝詞を奏上し、笹竹と皆様が付けたお願い事の短冊をお祓いする“七夕祈願祭”が斎行されました。

七夕は星祭(ほしまつり)とも呼ばれますが、“年に一度の神の訪れを水辺の機屋で待つ”という日本の“棚機女(たなばたつめ)”の伝説、“牽牛星と織女星が年に一度晴れの天の川を渡って会う”という中国の伝説、また“乞巧奠(きこうでん)”という裁縫や書道などの上達を祈る女の祭りが合わさった形で広まっています。

現在では商業施設や病院、各家庭でも笹を飾って短冊に願い事をこめる、庶民の行事として定着しているのはご存じの通りです。

当神社でも10日ほど前から本殿前に笹竹を飾り、多くの参拝の方が短冊を掛けていかれました。 お願い事の成就を御神前にお祈りし、明日には笹竹を下げさせていただく予定です。


芳名板の準備

2016年07月06日 | その他

午前中は昨日と同じくらい涼しく感じましたが、午後に陽射しも出てくると徐々に気温も上がって暑くなり始めました。

8月1日の例大祭も近づき、今は主に各種物品の確認と境内の整備を行っています。

今日は芳名板の整理を行いました。

今年は芳名板を新調しましたので、汚れが付きにくくするための保護剤を午前の内に塗り、午後には日が差してきたので乾かす事が出来ました。

7月の下旬には境内西側に設置されます。

此の芳名板は、例大祭で使用されたあとは8月下旬の風神祭、2月の節分祭等に使用されます。

大切に保管してこれから長い間使用する事となります。


暑さも中休み。

2016年07月05日 | 境内の様子

昨日夕刻にあった雷雨のあと今まで暑かった空気が一変して涼しくなりました。

今日もその空気が残っていて昨日までの暑さから解放されました。

梅雨とはいえあまり雨らしき雨量もなかったせいか恵みの雨となったのかもしれません。

明日からはまた暑さが戻ってくるようです。

ところによってはまた雷雨があるとの事、激しい気象の変化に注意しましよう!


梅雨明け前なのに。

2016年07月04日 | 境内の様子

未だ梅雨明け前なのにこの暑さ。

連日35度に近い猛暑になっていて、朝から30度位と気温が高いなかで境内の清掃をするとびっしょりと大汗をかいてしまいます。

雨が少ない事もあってか、今までなかった事が境内の木々に起きています。

これはつつじなのですが、新芽を残して全ての葉が食べられています。

これは食べられている途中のつつじです。

この様な虫が大量発生して木から木へ次々に移って食べつくしてしまいます。

異常気象の時ほど色々な虫が大量発生すると言われているそうです。

今年の梅雨もこれで明けてしまい、異常な暑さが長引くと稲や作物などに大きな影響が出ないか心配です。

九州地方では記録的な豪雨となり、また関東地方をはじめ方々では少雨となっていてまだ7月上旬だというのにこの暑さ。

この先の気象予報が心配です。


安産布守

2016年07月03日 | 御祈祷・授与品

今日は十二支でいう“戌の日”にあたり、安産祈願をするのに縁起の良い日とされています。

ちょうど日曜日という事もあり本殿にてお祓いを受ける方、御守を受ける方も多くいらっしゃっておりましたが、当神社の安産の御守には少し変わった“安産布守”というものがあります。

「神皇産霊大神」「息長帯姫命」「岩長姫命」の御神名が内側に記されています

この御守は毎年8月の例大祭で御神輿を担ぐ際、棒などを固定していた晒布を使って奉製されたものです。

布を畳んだ内側に書いているため外からは薄く見えるだけですが、書き順に従って御神名とまじないの文字が筆で書かれています。

普通の御守よりも大判ですので畳んで持つか、衣服に挿む・縫いつけるなどして使います。 “肌身離さず持つ”という御守の元来の姿が残されている物とも言えます。

変わった見た目のせいか他の御守に比べあまり選ばれないのが残念ではありますが… 社頭にて見本もお出ししておりますので、ご興味のある方はお尋ね下さい。


夏の日差しと玉串

2016年07月02日 | 神社知識・作法・歴史

早朝こそ霧雨が降って涼しくも感じましたが、昼頃には強い日差しで今日も夏日になりました。

週末という事で幾つか地鎮祭のお約束もありましたが、この季節は榊の管理が課題の一つと言えます。

屋内でも屋外でも、お祭りを執り行う際には大麻・玉串が欠かせません。

どちらも榊の枝に紙垂を付けて前者はお祓いの道具、後者はお供え物として用いるのですが、生の枝からつくるため強い陽射しを浴びると萎れてしまうのです。

新しい榊は葉に艶がありますが…

外のお祭りで葉が一部萎れてしまいました

夏は当神社の例大祭をはじめ、お祭りの多い季節でもあります。 木を痛めないようにしつつ、お祭りの準備を進めていきます。