座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

御祈願の時期

2016年12月12日 | 神社知識・作法・歴史

当神社では一年を通して本殿祈祷の受付をしておりますが、やはり年明け、お正月というのは格別に多くの方が御祈祷でいらっしゃいます。

そのため年末になると “いつお祓いを受けたらいいのか” というお問い合わせをいただく事が多くなります。 あくまで目安ではありますが、御祈願には受ける時期のあるものもあります。

『厄歳厄除』 …神社では年齢を数え年で扱いますので、誕生日に関わらず新年になれば厄年が変わる事になります。 そのため1月1日から節分の間(年の初め)にお祓いを受けるというのが一般的です。

『初宮詣』 …赤ちゃんが生まれて男子は31日目頃、女子は33日目頃に感謝と奉告のため家族でお参りする御祝の行事です。 ですがこの日数は地域や時代によって差がありますので、お子様の体調を第一に考えて、ご家族が集まれる日で決めていただくのが良いでしょう。

『七五三詣』 …11月15日、またはそれに近い日に行うのが一般的です。 この日は五代将軍徳川綱吉が子の祝儀を行った事に由来していますが、近年ではあまり日付にこだわらず、一二カ月ずらして行う方もいらっしゃいます。

『安産祈願』 …妊娠五か月目の“戌の日”に行うのが良いとされています。 犬は古来より人に親しい生き物で、かつ安産なのでそれにあやかる意味があります。 十二支の“戌”の日ですので、12日に一度戌の日があります。 

『合格祈願』 …“人事を尽くして天命を待つ” という言葉もありますので、あまり試験日より一月以上も前もって御祈願を受けるのは本来の意味から離れてしまうかもしれません。 ちなみに安産祈願や合格祈願、病気平癒祈願などではご本人の代わりにご家族の方が御祈願する事もできます。

 

ただし実際には慌ただしい時期でもありますので、体調がすぐれないなどでお正月の間に来られない方もいらっしゃるかと思います。 節分を過ぎても社頭では全ての御祈願を受け付けておりますので、ご不明な点はお気軽にお尋ねください。


消火器交換

2016年12月10日 | その他

本日、参集殿内の全ての消火器を取り替えました!当社参集殿は防火対象物に指定されているため毎年、消防用設備の点検を行わなければなりません。

消防用設備と言っても様々な設備があり、消火器具、屋内消火栓設備、自動火災報知機、非常用警報器具及び設備、誘導等及び誘導標識が当社参集殿の消防用設備となっております。先月の点検で消火器が製造年数から10年が経ち耐圧試験を行うか新品に取り換えなければならなく今回は20本全て新品に取り替えました。また、煙感知器が年数が経ち、感度が悪くなっていたため感知器も取り替えました。

参集殿は御祈祷の控室や氏子会会議で使用するため、万全を期さなければならない場所でもございます。火災はあってはなりませんが備えは十分にしておく必要があり、今回の入れ替えとなりました。お正月前に取り換えが出来ホッとしております。

最近は、住宅用火災警報器の設置が義務付けられております。今一度、ご自宅の消防設備も見直してみては如何でしょうか?

明日は14時より神前結婚式のご奉仕がございます。御祈祷の方には13時50分から14時30分まで本殿を使用致しますので少々お待ち頂きます。ご了承ください。


平成29年厄年看板設置

2016年12月08日 | 神社知識・作法・歴史

本日、新年用の厄年看板が届き、境内に設置しました。

もうスーパーやコンビニエンスストア等でも新年向けの内装になっていますが、はっきり“平成29年”と書かれているのを見ると今年も残り少ないという事を実感させられます。

看板に記載されているのは『厄年』、『八方塞(はっぽうふさがり)』、『暗剣殺(あんけんさつ)』の三つ。

『厄年』は平安時代には既に文献に記されている昔からのもので、“災いの降りかかりやすい年”とされています。 単に“災厄の年”ではなく“役の年”という見方もあり、社会の中で節目に当たる頃なので、慎重に過ごすべき年であるとも言われています。

前厄・本厄・後厄と三年間続くのも、“一年我慢すればいい”ではなく、じっくり自分を見つめ直すという意味で長い期間にされているのでしょうね。

『八方塞』『暗剣殺』はいわば星の動きから見た運勢の発揮できない年で、一種の厄年として捉えています。

看板は本殿や社務所の前に掲示しますが、社務所で写しをお渡しすることもできます。 ご興味のある方は窓口へお尋ねください。


紅白

2016年12月07日 | 神社知識・作法・歴史

お正月の準備をしていて、改めて神社に紅白の色が多いのに気が付きました。

お祭りで使う器や紙垂、私達神主の装束には白色。 神社の欄干や柱、一部の鳥居や巫女の袴も赤色。 お正月は更に紅白幕などで境内を飾ることになります。

お正月、『謹賀新年』の提灯の枠

白色には“清浄・素朴”、赤色には“明るい・大切”という意味があり、特に赤は“魔除けの色”としても使われています。

しかし理屈を抜きにしても、紅白の飾りを前にすると晴れ晴れとした気持ちになりますね。 良い年末年始にしたいものです。


花壇の植え替え

2016年12月06日 | 境内の様子

風も北風に変わり、枝に残った最後の葉を落とそうとしている…そんな中ではありますが、今日境内の花壇ではお花の植え替えが行われていました。

今の時期はどこを見ても落ち葉ばかりでしたから、花が咲いているのを見ると少し心が落ち着きます。 ですが予報によると暖かく感じるのも昨日今日までのようですね…

これから一層寒さの増す頃で、風邪やインフルエンザが流行り始めたとも聞きます。 体調にも気を配りつつ、諸準備を進めていきたいと思います。


お正月の準備(裏方)

2016年12月05日 | 境内の様子

12月に入り、お正月の準備が本格的に始まっています。

準備といっても色々ありますが、さしあたってはお正月の授与品など、この時期急に増える物の置き場所を確保する事です。 普段会議や特別な神事に使用する部屋などを整えて掃除し、お正月用に作り変えてゆきます。

舞台裏の事ですので参拝の方の目には触れない所ですが、時間のかかる作業ではあります。

外の掃き掃除も疎かにするべきではないのですが、今日も境内全体には手が届きませんでした。 なかなか悩ましい時期です。


2016年12月02日 | 境内の様子

12月に入り、暦の上では冬の半ば頃になってまいりました。紅葉も終わりに近づいている中、境内に御座います山茶花(サザンカ)がぷっくりと丸い蕾をつけ始めております。

サザンカは、冬に白や紅色の花を咲かせます。また、ツバキ科の植物ですので花をつける時期以外は榊の樹とも似ております。これからの生物は息をひそめる季節を迎えますが、このような様子をみれると植物の力強さを感じる事が出来ます。

 

 


12月神社行事予定

2016年12月01日 | 神社祭事並びに行事予定

今年もとうとう12月を迎えました。

『師走』の“師”はお寺の和尚さんを意味するそうですが、神社にとってもこれからの年末年始は一年で最も慌ただしい時期と言えます。

明け方の強い雨から一転して昼は快晴です

《今月の行事予定》

1日(木) 7:00~ 月次祭

6日(火) 安産戌の日

11日(日) 14:00~ 神前結婚式

14日(水) しめ縄作り予定日(玉作り)

15日(木) 7:00~ 月次祭

16日(金) しめ縄作り予定日(縄作り)

18日(日) 安産戌の日

26日(月) 13:00~ 敬神婦人会本殿清掃奉仕

27日(火) 13:00~ 歳越大祓式

30日(金) 安産戌の日

31日(土) 大晦日

毎月神社庁より出される『まことの道』も今回で一段落です。

意味は “榊に掛ける(御神前の威儀物としての)鏡のように、人も自分の心を磨いていなければなりません” 。

特に古代においては、鏡というのは青銅などの金属をものが映るまで磨いたもので、頻繁に研がなければいけないものだったと言います。

寒い季節は色々と億劫になるものですが、常に戒めていかなければなりませんね。

神社で使われる『真榊(まさかき)』の片側。鏡と勾玉が掛けられています