5年前に行った色丹島の報告を再掲しています。
直接見聞きしたことをご覧ください。
少しでも北方四島についての理解につながれば幸いです。
※ この色で書いたものは、平成28年、平成30年に書き足したものです。
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平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告25回目です。
個人的な見解や誤解も含まれるかもしれませんので、引用にはご注意ください。
今日は、根室へです。
8月4日(日) 国後島古釜布湾へ向かっています。
18時58分の海の写真です。
全くの闇の世界。中央あたりに水平線があります。
この暗さは、日本近海では考えられません。いや、ここも日本近海か・・・・。
大人は食堂で、子どもたちは各部屋で自主的に反省会をしています。
20:55 国後島古釜布湾に到着。そのまま停泊しました。
8月5日(月) 5:00
朝食です。いつもながら、とても美味!
最後に、またまた操舵室を見学。いろいろ話を聞きました。
船長さんと記念写真。
8時。友好丸が近づいてきました。
出域手続きが始まります。
国後島に滞在していた7名の生態系専門家も乗船してきました。
友好丸の船員さんは、のんきに釣りをしています。ほほえましいですね。
古釜布港に停泊中のロシアの貨物船です。少し傾いていない?
8時40分から解団式が始まりました。
船長さんの挨拶です。
杉本議員の挨拶です。
杉本議員の挨拶要旨
ホームビジットで、おじいさんが、「私は平和条約締結に賛成である。しかし、心配なのは、色丹が返還されると、島を去らなければならないことだ。」
ここで答えた。いいえ、日本政府は、今住んでいる人を追い出すようなことはしないし、言い過ぎかもしれないが、国籍の選択の自由もできるようになるかもしれない。
段階的にでも、少しでも帰ってくるステップを望んでいる。
中田先生の挨拶です。今回の訪問では、たいへんお世話になりました。
中田先生の挨拶要旨
感謝の気持ちが大事だ。こうして来れたのは、乗務員や北対協のみなさんのおかげ。
学生のみなさんは、自分だけのものにしないで、広く伝えてほしい。
ロシアの学校は、私たちをしっかりと受け止めてくれた。感謝したい。
先生も同様、自分だけのものにしないで、新聞、ネット島で、日本の立場を発信してほしい。
※ この言葉を受けて、ブログでのこの記事を作成しています。
中田先生の思いをくみ取っていただければ幸いです。
吉信団長の挨拶要旨
22年続いている事業で緊張したが、無事終えようとしてる。最後まで安全に帰ってほしい。
今回、実際に行ってみて、自分の目で見る必要性を改めて感じた。今後、帰ってからは、点を線に、線を面にして、この運動を広げてほしい。
荒川理事長の挨拶です。
ありがとうございます。中田先生には助けられた。
ロシアの人たちと接触するには、ロシア語が大切だ。それも通訳の人のおかげである。
生徒には中学3年生もいる。受験勉強の時期だが、そこを参加していただきありがたい。
参加していただいた生徒に、有利になるようになればありがたい。ぜひ、面接の時に、堂々と言ってほしい。
百聞して、理解した上で一見して、さらに勉強して自分のものをしてほしい。
こうして元気に戻れるが、自宅まで安全に帰って、明日から北方領土について、広げてほしい。
高校生の代表も挨拶をしました。
この後、生態系専門家のお話を聴きました。
帯広畜産大学 押田先生のグループです。
リストコウモリの調査
コウモリについて
知床の海側では4回目の調査を行ったところ、たくさんのコウモリが住んでいた。
バンドをつけて、知床と国後で、こうもりの行き来しているかどうかを調べている。
長期に亘って、行き来しているかを調べることができる。
これまで、7種類がわかっていたが、今は10種類、国後島にいることがわかっている。
しかし、択捉島には4種類しかいない。道東部には14種類いる。
この違いがどうしてかを調べている。
北海道には、エゾモモンガ、シマリス、エゾリスがいる。
これらが国後島にいるかを調べている。
シマリスはいるが、エゾリスは誰も見たことがない。
今回は、エゾモモンガがいるかを調べた。
巣箱をつけて、1年ほかっておいて、もし島にいるのなら巣箱に生息する可能性が高い。
今回は仕掛けただで一匹も確認していない。
4人の専門家が、国後の人たちに、説明をした。コウモリの話、ムササビの話、シマフクロウ、キツネおよびエキノコックスという寄生虫の話をした。発症すると重篤な影響を与える。
国後の人は、エキノコックスのことにおおいに興味を持ってくれた。
今後も、交流しながらの調査活動を進めていきたい。
10時に昼食です。このカレーライスがニンニクが効いて最高!
何倍もおかわりをしてしまいました。
12時根室港琴平町岸壁に到着です。
お出迎え、ありがとうございました。
ホッとしたような、寂しいような・・・。
千島会館で事務手続きを終え解散しました。
この後、代表者は記者会見がありました。
このブログでのシリーズ記事は・・・
平成25年度北方四島交流訪問事業 -古釜布湾-
-古釜布湾2-
-穴澗湾 船中研修 -
-穴澗桟橋上陸 -
-歓迎式 -
- 穴澗初等中等学校視察 その1-
- 穴澗初等中等学校視察 その2-
- 穴澗初等中等学校視察 その3-
- インペリアルでの昼食 -
- 交流行事アトラクション -
- 意見交換会 その1 -
- 意見交換会 その2 -
- 意見交換会 その3 -
- 図書館見学 -
- 色丹島穴澗発電所見学 -
- 8月3日の夕食 -
- 稲茂尻視察 -
- 稲茂尻墓地墓参 -
- 斜古丹墓地墓参 -
- ホームビジット -
- サッカー大会 -
- 穴澗商店視察 -
- 夕食交流会 -
- 別れ ~ 出航 -
- 根室へ -
- 根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター -
- 日本地図 -
- 出 発 前 -
このブログでの他のシリーズは・・・
さわやか中欧 見てある記 -1-
ベトナム・ホーチミン みてある記 -1-
タイ・バンコク 見てある記-1-
シェムリアップみてある記 -1-
香港に来ています
台湾レポート-1-
直接見聞きしたことをご覧ください。
少しでも北方四島についての理解につながれば幸いです。
※ この色で書いたものは、平成28年、平成30年に書き足したものです。
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平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告25回目です。
個人的な見解や誤解も含まれるかもしれませんので、引用にはご注意ください。
今日は、根室へです。
8月4日(日) 国後島古釜布湾へ向かっています。
18時58分の海の写真です。
全くの闇の世界。中央あたりに水平線があります。
この暗さは、日本近海では考えられません。いや、ここも日本近海か・・・・。
大人は食堂で、子どもたちは各部屋で自主的に反省会をしています。
20:55 国後島古釜布湾に到着。そのまま停泊しました。
8月5日(月) 5:00
朝食です。いつもながら、とても美味!
最後に、またまた操舵室を見学。いろいろ話を聞きました。
船長さんと記念写真。
8時。友好丸が近づいてきました。
出域手続きが始まります。
国後島に滞在していた7名の生態系専門家も乗船してきました。
友好丸の船員さんは、のんきに釣りをしています。ほほえましいですね。
古釜布港に停泊中のロシアの貨物船です。少し傾いていない?
8時40分から解団式が始まりました。
船長さんの挨拶です。
杉本議員の挨拶です。
杉本議員の挨拶要旨
ホームビジットで、おじいさんが、「私は平和条約締結に賛成である。しかし、心配なのは、色丹が返還されると、島を去らなければならないことだ。」
ここで答えた。いいえ、日本政府は、今住んでいる人を追い出すようなことはしないし、言い過ぎかもしれないが、国籍の選択の自由もできるようになるかもしれない。
段階的にでも、少しでも帰ってくるステップを望んでいる。
中田先生の挨拶です。今回の訪問では、たいへんお世話になりました。
中田先生の挨拶要旨
感謝の気持ちが大事だ。こうして来れたのは、乗務員や北対協のみなさんのおかげ。
学生のみなさんは、自分だけのものにしないで、広く伝えてほしい。
ロシアの学校は、私たちをしっかりと受け止めてくれた。感謝したい。
先生も同様、自分だけのものにしないで、新聞、ネット島で、日本の立場を発信してほしい。
※ この言葉を受けて、ブログでのこの記事を作成しています。
中田先生の思いをくみ取っていただければ幸いです。
吉信団長の挨拶要旨
22年続いている事業で緊張したが、無事終えようとしてる。最後まで安全に帰ってほしい。
今回、実際に行ってみて、自分の目で見る必要性を改めて感じた。今後、帰ってからは、点を線に、線を面にして、この運動を広げてほしい。
荒川理事長の挨拶です。
ありがとうございます。中田先生には助けられた。
ロシアの人たちと接触するには、ロシア語が大切だ。それも通訳の人のおかげである。
生徒には中学3年生もいる。受験勉強の時期だが、そこを参加していただきありがたい。
参加していただいた生徒に、有利になるようになればありがたい。ぜひ、面接の時に、堂々と言ってほしい。
百聞して、理解した上で一見して、さらに勉強して自分のものをしてほしい。
こうして元気に戻れるが、自宅まで安全に帰って、明日から北方領土について、広げてほしい。
高校生の代表も挨拶をしました。
この後、生態系専門家のお話を聴きました。
帯広畜産大学 押田先生のグループです。
リストコウモリの調査
コウモリについて
知床の海側では4回目の調査を行ったところ、たくさんのコウモリが住んでいた。
バンドをつけて、知床と国後で、こうもりの行き来しているかどうかを調べている。
長期に亘って、行き来しているかを調べることができる。
これまで、7種類がわかっていたが、今は10種類、国後島にいることがわかっている。
しかし、択捉島には4種類しかいない。道東部には14種類いる。
この違いがどうしてかを調べている。
北海道には、エゾモモンガ、シマリス、エゾリスがいる。
これらが国後島にいるかを調べている。
シマリスはいるが、エゾリスは誰も見たことがない。
今回は、エゾモモンガがいるかを調べた。
巣箱をつけて、1年ほかっておいて、もし島にいるのなら巣箱に生息する可能性が高い。
今回は仕掛けただで一匹も確認していない。
4人の専門家が、国後の人たちに、説明をした。コウモリの話、ムササビの話、シマフクロウ、キツネおよびエキノコックスという寄生虫の話をした。発症すると重篤な影響を与える。
国後の人は、エキノコックスのことにおおいに興味を持ってくれた。
今後も、交流しながらの調査活動を進めていきたい。
10時に昼食です。このカレーライスがニンニクが効いて最高!
何倍もおかわりをしてしまいました。
12時根室港琴平町岸壁に到着です。
お出迎え、ありがとうございました。
ホッとしたような、寂しいような・・・。
千島会館で事務手続きを終え解散しました。
この後、代表者は記者会見がありました。
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-古釜布湾2-
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- 穴澗初等中等学校視察 その1-
- 穴澗初等中等学校視察 その2-
- 穴澗初等中等学校視察 その3-
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- 意見交換会 その1 -
- 意見交換会 その2 -
- 意見交換会 その3 -
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- 色丹島穴澗発電所見学 -
- 8月3日の夕食 -
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- 夕食交流会 -
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- 日本地図 -
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