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12月8日の社説は・・・

2020-12-08 05:30:04 | 社説を読む
はやぶさで湧いたら、鳥インフル騒動。
話題に事欠きません。
 
・ 国土強靱化 総額ありきで進めるな
・ 戦争と学問 問われる「自由」の真価
 
・ 中国の豪州威嚇 「自由貿易推進」は看板だけか
・ 大飯原発判決 審査への理解を欠いている
 
・ GoToの延長方針 なぜ立ち止まらないのか
・ 少人数学級の導入 きめ細かな教育に必要だ
 
・ 介護報酬の安易な引き上げは慎んで
・ 応用範囲広いはやぶさの技術
 
・ はやぶさ2 「挑戦」の大切さを学ぼう
・ 鳥インフル拡大 防疫態勢の迅速な強化を
 
・ 鶴彬獄死の末にある戦 開戦の日に考える
 
※ テーマが分かれました。
 
毎日です。

 教育現場が抱える課題は質、量ともに変化している。

 近年、教員が「一方通行」的に教えるスタイルは見直しを迫られ、一人一人を丁寧に討論へ導く役割を求められるようになった。

 いじめや不登校は増加を続けている。小さなサインも見逃さない目配りがますます欠かせない。

 障害のある子や、急増する外国籍の子が他の子たちと共に学ぶ環境づくりも急がねばならない。

 きめ細かい教育の必要性は一層高まっている。その認識を共有し、具体的な少人数化の方策を話し合うべき時ではないか。

 文科省案は、10年をかけて段階的に「30人学級」にするというものだ。少子化で児童生徒は自然に減るので、追加的な財政措置はほとんど必要ないと試算している。

 他にも忘れてはならない対策がある。

 教員は学習と関係ない事務作業に忙殺されており、働き方改革が急務だ。教員採用試験の倍率は低下傾向にあり、新卒以外を含めた幅広い人材を確保して教員の質を保つ必要がある。

 そうした足元の対策を積み重ねていくことが大切だ。

30人学級にし、加配を減らして担任にするのは流れです。

 

中日は 鶴彬(つるあきら)です。

 しかし、鶴がひるむことはありませんでした。軍隊や戦争を批判し、社会の矛盾を鋭く突く川柳を作り続けます。
 <万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た>
 <手と足をもいだ丸太にしてかへし>
 <胎内の動きを知るころ骨(こつ)がつき>
 召集令状一枚で男たちは戦場へ赴き、わが家に生還しても、ある者は手足を失い、妻の胎内に新しいわが子の生命の胎動を知るころに遺骨となって戻る男もいる。鶴が川柳に映しだした戦争の実態です。いずれも三七年十一月「川柳人」掲載の作品です。
 特高はこうした表現を危険思想とみなし、同年十二月、治安維持法違反容疑で鶴を摘発し、東京・中野区の野方署に勾留しました。
 思想犯に対する度重なる拷問と劣悪な環境。鶴は留置中に赤痢に罹(かか)り、東京・新宿にあった豊多摩病院で三八年九月に亡くなりました。二十九歳の若さでした。
 川柳に続き、新興俳句も弾圧され、表現の自由は死に絶えます。
覚えておきたい人です。

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