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パンポチェへの路-4-

2019-02-04 05:47:26 | 取材・旅行
えほんのもりで行われた、日本山岳会学生部パンポチェ登山隊リーダー 蔵本悠介さんの講演を、土井が主観を交えて報告する第4弾です。
(主観の部分の方が多いので、実際と違っていたらごめんなさい。)

6人は、トリブヴァン空港に到着後、カトマンズ中心部へ移動しました。
カトマンズは、ネパールの首都で最大の都市で、人口は62万人。ヒマラヤの登山者は、カトマンズで支度をします。

写真を見ると、道路で牛が寝そべっています。


ヒンドゥでは牛が神様なので、肉はおろかミルクも使いません。そのため、使い道のない牛は野良牛となり、増え続けるのです。
聞くところによると、食べ終わったバナナの皮は、ゴミ箱に捨てるのではなく牛にあげるのがネパール式。インドほどではありませんが、街にはこのように野良牛が多数さまよっており、交通の邪魔をしてます。

70年代の日本車が多く見られます。


おっと、バイクの4人乗り。微笑ましい?ですね。


日本人が、SAXを演奏しています。ストリートパフォーマンスですね。

カトマンズのタメル地区で装備、食料の買い出しをしました。

道路にはゴミが落ちています。(左下)
マナーは悪いようです。


スーパーがありました。品揃えは思ったよりよいそうです。
ラーメンはいくらだと思いますか?


日本円で15円だそうです。



チベットの難民キャンプです。比較的、しっかりとした建物ですね。


中では、ジュータンを織っていました。かなり高額なようです。

ネパール料理は、インド料理と中華料理・チベット料理が融合されたものです。

モモとダルバート。


モモはチベットの料理で、いわばネパール式蒸しギョウザ。中華料理の餃子に似ています。全体的に辛さ控えめのスパイスと、たっぷりの野菜が使われていますが、インドと同様、牛肉は基本的にはタブー視されています。

ダルバートはネパールの代表的な家庭料理で、ダル(daal=豆スープ)とバート(bhaat=米飯)がくっついた言葉です。これらに、カレー味の野菜などのおかず(タルカリ)、漬物(アツァール)の2つを加えた4つがセットになった食事をいいます。
ネパールでは毎日食べられている、日本でいう定食にあたるものです。


コスモ・トレック社の倉庫を借りて、準備をしています。
このコスモ・トレック社は日本人が経営する会社です。登山家としてネパールに渡り、日本の大手商社の駐在員を経て独立した大津さんご夫妻の経営で、経営者である大津二三子氏は1999年には日本・ネパールの友好親善活動に対し在外公館賞第一号として在ネパール日本大使館から表彰されました。
登山家のご主人は2003年にネパール山岳協会(NMA)から、2004年にはネパール・日本友好協会から表彰されております。
日本人からの登山者には、こうして便宜を与えてくれているのです。

ヒマラヤ登山には、こうした陰の協力者が必要なのです。

明日に続きます。

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