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8月23日の社説は・・・

2014-08-23 05:42:14 | 社説を読む
テーマは分かれるか。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 原発と自由化―優遇策はいらない
・ 大学入試改革―高校の教育とセットで

読売新聞
・ 自衛隊海外派遣 恒久法制定は有力な選択肢だ(2014年08月23日)
・ 検察の再犯対策 高齢・障害者に福祉の支援も(2014年08月23日)
 
毎日新聞
・ 広島土砂災害 検証尽くして教訓導け NEW (2014年08月23日)
・ タイ軍政 独裁長期化を懸念する NEW (2014年08月23日)

日本経済新聞
・ 足腰の強い観光産業を育てるには
・ 資源の輸出規制に歯止めを

産経新聞
・ 「イスラム国」 テロ拡散阻む国際連携を
・ 移植医療 関心高める努力が必要だ
 
中日新聞
・ 老老介護 家族を悲劇から救え
・ 警察白書 信用性に疑問符ついた
 
※ 多彩なテーマが並びました。
 日本の縮図を見るようです。

 朝日です。
「知識の量より、考える力や意欲を重視する。ペーパーテストだけでなく、高校でしてきたことも含めて多面的に評価する。そんな大学入試の改革案を、当の大学はどうみているか。」

「たとえば、「意欲を入試で測る」ことについては7割の大学が「困難」と考えている。」

 確かに難しい。面接も大変ですし、みな練習をしてくるので差がつきません。
 論文を書かせても、結局学力通りの結果になります。

「いかに入試で意欲を測るかより先に、どうすれば高校までの教育で子どもの意欲を育めるかを考える必要がある。
 大学入試の改革は、高校までの教育内容の見直しとセットでなくては進まないはずだ。」

 全くその通りです。

「審議会では、問題解決や複眼思考の力をみるため、教科や科目をまたぐ出題も検討されている。これも、小中高でそういう授業が当たり前になるのが前提だろう。」 

 出題方法を変えても、それが当たり前になると、暗記科目と変わらなくなります。
 常に変え続けていないといけないのです。

「学力のほか、課外活動など高校時代にしてきたことも含めた多面的評価への転換だ。受験勉強だけでなく、多様な活動に打ち込んでほしいという考え方は理解できる。」

 これも基準が難しい。
 強い野球部に属して補欠だったこと、弱いチームでのエース兼四番をどう比べるのか。
 文化部は?
 吹奏楽部のようなコンクールがあればよいのですが、新聞部や放送部、茶華部はどうするのか?

「理念を実現するには今の推薦や、個性重視のAO入試の教訓をふまえる必要がある。これらも同様の発想で私大中心に広まったが、学力不問にして入学者を確保する方便にも使われ、学力低下を招いたと批判された。」

 推薦でも、最低限の学力試験はクリアしないと、学力低下を招きます。

「特別な受験勉強が不要で、基礎学力の有無をきちんと判定できる。そんな共通試験をうまく設計できるかが鍵になる。」

 ほとんどが満点を取ったらどう選抜するのか?

「数十万人の受験生に、多面的評価がどこまでできるか。公平さとのバランスをどう取るか。受験する人が納得できるよう、じっくり議論したい。」

 その通りです。

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