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ハイドン:交響曲第70番ニ長調 (スコア付き)

2023-07-23 06:30:50 | 音楽雑感&関連サイト

ハイドン:交響曲第70番ニ長調 (スコア付き)

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン: 交響曲第70番ニ長調 Hob.I:70 (スコア付き) 作曲年代:1778-79年 指揮:ロビン・ティチアーティ 管弦楽:スコットランド室内管弦楽団

00:00 第1楽章 Vivace con brio (ニ長調) 04:47 第2楽章 Specie d'un canone in contrapunto doppio: Andante (ニ短調) 12:15 第3楽章 Minuet — Trio — Coda (ニ長調) 15:15 第4楽章 Finale: Allegro con brio (ニ短調 — ニ長調)

《交響曲第70番ニ長調》は、1779年にハンガリーで再建されたエステルハージ宮殿の劇場定礎記念に作曲された。初演日は1779年12月18日で、正確な初演日がわかっている数少ないハイドンの交響曲である。 対位法の使用が顕著で、ハイドン研究家のハワード・チャンドラー・ロビンス・ランドンは、「先人たちや同時代人たちの中にあって、ヘラクレスのように突出した作品」と形容している。 第1楽章はニ長調の分散和音を用いた主題で華々しく始まる。展開部では木管楽器と弦楽器による本位ハ音が意表を突く。 第2楽章には「二重対位法によるカノンの一種」と添えられている。題目の通り、ニ短調とニ長調の主題が交互に繰り返される二重変奏曲形式である。上下の主題の交換も見られる。 第3楽章はハイドンとしては珍しいコーダ付きのメヌエットである。 第4楽章は同音連打が印象的なニ短調で開始する。15:41からは、à 3 soggetti in contrapunto doppio(3つの主題を持ち、二重対位法による)とある通り、技巧的なフーガとなる。ランドンはこのフーガを「真の力を持つフーガ」と評した。同音連打が再現された後、ニ長調に転じると、最後も二音の同音連打で終わる。


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