『フィンランドの教育~教育システム・教師・学校・授業・メディア教育から読み解く~ 』
2016/4/20 北川 達夫 (著),
第1章 フィンランド教育システムの背景(フィンランドの教育制度
フィンランドとはどのような国か―教育の背景にあるもの
フィンランド教育の現在―学習指導要領改訂の動向)
第2章 フィンランドの教師(フィンランドの教師の一日
フィンランド教師の見た日本の学校)
第3章 フィンランドの学校(学校年度・学校の特色・教科書
教師・児童生徒・保護者)
第4章 フィンランドの授業(国語の授業
合科的な授業の実際)
第5章 フィンランドのメディア教育(ICTを活用した授業
フィンランドのメディア・リテラシー教育)
Books for Teachersに次の記事がありました。
ここから http://bookfort.hatenablog.com/entry/2016/10/15/163653
一部引用します。
僕はこの最後のところ、「探求的な生活が、人生への糧になり、授業の糧になる」という一節が好きだ。
関連して、ライフネット生命の会長で、ものすごい読書家の出口治明さんの、「人が学ぶ方法は3つあります。 それは、人に会う、本を読む、旅をする(現場に行く)の3つです」というのも共感する。
フィンランドの教師も日常は大変そうだが、いまの日本の教師よりも、おそらく、探求的な生活、経験は豊富なのではないだろうか。これはPISAなど子どもの学力にすぐにあらわれないかもしれないが、子どもの好奇心にも直結してくる話だろうと思う。好奇心や探求心の低い教師からは、そう多くの好奇心をもつ子どもは生まれないだろう。
それから、もうひとつ重要なことは、教師になりたいと思う人が増えるかどうかにも影響するだろう。
先日ある中学校の先生と話していて、次の言葉が響いた。
「総合的な学習の時間が失敗したのは、教師が総合的な人生を送ってこなかったからですよ」