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今日のコラム

2014-01-16 05:32:09 | 社説を読む
 今日、私が一番気に入ったコラムを切り取ってみます。

 1月16日に一番気に入ったのは、中日新聞 中日春秋の次のコラムです。
 http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2014011602000109.htmlより引用します。

ダイナマイトを発明して巨万の富を築いたアルフレド・ノーベルは晩年も、新兵器の開発にいそしんだ。彼は、その発明が悲劇を生もうとも科学者には責任はないと考えていたが、科学の進歩と平和に貢献した人たちに賞を贈るべしと遺言した

▼先月、九十四歳で死去したロシアのミハイル・カラシニコフ氏も語っていたという。「私はもうすぐ世を去るが、遺産は人類に貢献する未来の優秀な発明家のために使ってくれ」などと言えたらどんなに幸せだろう、と(『カラシニコフ自伝』)

▼その名を冠した自動小銃は高性能なのに安価で頑丈な銃として世界を席巻し、「人類史上、最も多くの人を殺した武器」とも呼ばれる。今日もシリアなどでは、その銃弾で散っていく命があるだろう

▼カラシニコフ氏は、自分の発明品が悲劇を生み続けることについて繰り返し言っていた。「責められるべきは、平和的に問題を解決できない政治家。私はぐっすり眠れる」

▼しかし安眠はできなかったようだ。ロシア紙によると、彼は昨年の四月、教会にざんげの手紙を書いていた。「私の魂の痛みは耐え難い。私の銃が人々の命を奪ったことは、それがたとえ敵の死であっても、私の罪なのか」

▼彼に銃の特許料は支払われず、賞を創設するような巨万の遺産もない。だが、その最期の告白は、平和のための遺言として記憶されるはずだ。


 ミハイル・カラシニコフは、2013年12月23日に亡くなった、ロシア人の銃器設計者です。
 史上もっとも大量に製造され拡散している小銃である「AK-47」(別名「カラシニコフ突撃銃」)を設計しました。

 「人類史上、最も多くの人を殺した武器」は事実でしょう。
 
 それを踏まえて読むと・・・、彼の業績とは・・・・、彼の人生とは・・・。

 わからなくなります。

 

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