大川小判決、フィリピン大統領、総裁任期あたりか。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 象牙取引規制 日本がするべきことは
・ 福島廃炉費用 これで議論できるのか
読売新聞
・ 自民総裁任期 「3年延長」で難題に向き合え(2016年10月27日)
・ 大川小津波判決 学校のミスを断じた高額賠償(2016年10月27日)
毎日新聞
・ 宮城・大川小判決 命を預かることの重さ
日本経済新聞
・ 3期9年だからこそ自民は世論に敏感に
・ 避難への備え問い直した判決
産経新聞
・ 駆け付け警護 積極平和主義の具体策だ
・ 大川小に過失判決 備え徹底への重い警鐘に
中日新聞
・ 大川小判決 悲劇を繰り返さぬよう
※ 朝日以外は大川小判決が並びました。
毎日です。
「教員は、子どもを守るために、事前の想定にとらわれず臨機応変に対応する責任がある。そう判決は指摘した。
東日本大震災の津波で74人の児童と10人の教職員が死亡・行方不明になった宮城県の石巻市立大川小学校を巡る裁判だ。うち児童23人の遺族が市と県に23億円の損害賠償を求めたのに対し、仙台地裁は遺族全員に約14億円を支払うよう命じた。
東日本大震災で、学校にいた児童がこれだけ多数犠牲になった例はほかにない。災害大国である我が国で、自然災害の発生は今後も避けて通ることはできない。」
日経です。
「裁判で市などは、大川小が津波浸水被害の想定域外だったと主張していた。そもそも大川小は当時、津波からの避難場所に指定されてもいた。確かに、あの地震が千年に1度といわれる規模の大災害で、誰も経験したことのないような津波が襲ってくることまで予測するのは、難しかっただろう。
だが地震が起きた後、10メートルの津波警報が流れていた。判決も指摘したように、市の広報車が近くを回って避難を呼び掛けていた。それまでの経験や「想定」とかけ離れた事態であっても、現実に起きていることを踏まえ適切に判断すべきだったということである。
避難先についても、市側は「裏山は崩落や倒木などの危険がある」と反論していた。これも固定観念にとらわれた判断だったのではないか。より高い裏山に逃げようとの訴えがあがっていたのに児童を校庭に長時間とどめたことには、疑問がのこる。」
産経です。
「震災当日、大川小の教職員は児童を北上川沿いの緑地帯を目指して避難誘導し、川を乗り越えた大津波にのみ込まれて児童74人、教職員10人が犠牲となった。
石巻市の広報車は高台への避難を呼びかけていた。裏山などの高台に逃げていれば全員が助かる可能性があった。その時間的猶予もあった。
教職員の判断に誤りがあったことは否めないが、事前に大津波への対処として「高台へ逃げる」ことの徹底がなされていなかったことが、残念でならない。平時の防災教育こそ重要である。
地形の違いなどもあり、一概に比較することはできないが、震災時に大津波に襲われた岩手県釜石市では学校にいた小中学生からは1人の犠牲者も出さなかった。
大地震が来たら各自で高台に避難するという「津波てんでんこ」の教えが徹底されていたゆえの、「釜石の奇跡」である。過去に津波被害にあった歴史の教訓を、教育で語り継いだ好例だ。」
悲劇でした。結果は重く受け止めなければなりませんが、マスコミ報道で落としている視点があります。
判断した教師も亡くなっているということです。
亡くなった教師も、自分の命は大切なはず。
そこでの判断だったのです。
今、あれこれ語るのは可能ですが、当時あの場で、適切な判断ができたのか?
マスコミは評論家化している気がします。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 象牙取引規制 日本がするべきことは
・ 福島廃炉費用 これで議論できるのか
読売新聞
・ 自民総裁任期 「3年延長」で難題に向き合え(2016年10月27日)
・ 大川小津波判決 学校のミスを断じた高額賠償(2016年10月27日)
毎日新聞
・ 宮城・大川小判決 命を預かることの重さ
日本経済新聞
・ 3期9年だからこそ自民は世論に敏感に
・ 避難への備え問い直した判決
産経新聞
・ 駆け付け警護 積極平和主義の具体策だ
・ 大川小に過失判決 備え徹底への重い警鐘に
中日新聞
・ 大川小判決 悲劇を繰り返さぬよう
※ 朝日以外は大川小判決が並びました。
毎日です。
「教員は、子どもを守るために、事前の想定にとらわれず臨機応変に対応する責任がある。そう判決は指摘した。
東日本大震災の津波で74人の児童と10人の教職員が死亡・行方不明になった宮城県の石巻市立大川小学校を巡る裁判だ。うち児童23人の遺族が市と県に23億円の損害賠償を求めたのに対し、仙台地裁は遺族全員に約14億円を支払うよう命じた。
東日本大震災で、学校にいた児童がこれだけ多数犠牲になった例はほかにない。災害大国である我が国で、自然災害の発生は今後も避けて通ることはできない。」
日経です。
「裁判で市などは、大川小が津波浸水被害の想定域外だったと主張していた。そもそも大川小は当時、津波からの避難場所に指定されてもいた。確かに、あの地震が千年に1度といわれる規模の大災害で、誰も経験したことのないような津波が襲ってくることまで予測するのは、難しかっただろう。
だが地震が起きた後、10メートルの津波警報が流れていた。判決も指摘したように、市の広報車が近くを回って避難を呼び掛けていた。それまでの経験や「想定」とかけ離れた事態であっても、現実に起きていることを踏まえ適切に判断すべきだったということである。
避難先についても、市側は「裏山は崩落や倒木などの危険がある」と反論していた。これも固定観念にとらわれた判断だったのではないか。より高い裏山に逃げようとの訴えがあがっていたのに児童を校庭に長時間とどめたことには、疑問がのこる。」
産経です。
「震災当日、大川小の教職員は児童を北上川沿いの緑地帯を目指して避難誘導し、川を乗り越えた大津波にのみ込まれて児童74人、教職員10人が犠牲となった。
石巻市の広報車は高台への避難を呼びかけていた。裏山などの高台に逃げていれば全員が助かる可能性があった。その時間的猶予もあった。
教職員の判断に誤りがあったことは否めないが、事前に大津波への対処として「高台へ逃げる」ことの徹底がなされていなかったことが、残念でならない。平時の防災教育こそ重要である。
地形の違いなどもあり、一概に比較することはできないが、震災時に大津波に襲われた岩手県釜石市では学校にいた小中学生からは1人の犠牲者も出さなかった。
大地震が来たら各自で高台に避難するという「津波てんでんこ」の教えが徹底されていたゆえの、「釜石の奇跡」である。過去に津波被害にあった歴史の教訓を、教育で語り継いだ好例だ。」
悲劇でした。結果は重く受け止めなければなりませんが、マスコミ報道で落としている視点があります。
判断した教師も亡くなっているということです。
亡くなった教師も、自分の命は大切なはず。
そこでの判断だったのです。
今、あれこれ語るのは可能ですが、当時あの場で、適切な判断ができたのか?
マスコミは評論家化している気がします。