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1月13日の社説は・・・

2020-01-13 05:30:36 | 社説を読む
今日は成人の日です。

朝日新聞
・ 成人の日に 社会は動く、動かせる
・ 郵政新体制 問われるのは実行力だ

読売新聞
・ 成人の日 挑戦する気持ちを忘れずに
・ 里山の生物減少 身近な自然に忍び寄る危機 

毎日新聞
・ 蔡台湾総統が再選 中国の姿勢転換が必要だ
・ 新大学入試の検討会議 まずは制度破綻の検証を

日本経済新聞
・ 子供産みたくない社会に未来なし

産経新聞
・ 成人の日 あなたが新時代の主役だ1.13 05:00
・ 蔡英文氏再選 中国に屈せぬ民意を守れ

中日新聞
・ 蔡台湾総統再選 中国は民意を尊重せよ
・ 日本書紀と現代 成立千三百年の教訓

※ 成人の日がらみが4社です。

ここでは、中日を取り上げます。

日本最古の歴史書の一つ「日本書紀」が七二〇(養老四)年に成立して千三百年。各地で特別展などが開かれ、貴重な史料を実見できるこの機会に、史実を記録し、伝えることの重みを考えたい。

 日本書紀は漢文体で記述され、三十巻からなる。巻一~二は、日本の誕生神話を伝える「神代(かみよ)」の巻。巻三から巻三十は、神武天皇から持統天皇まで歴代天皇の事跡や歴史上の出来事などを記す。

 その成り立ちや記述の内容などについては多くの議論があるが、今に伝わる「正史」としては最も古い。原本は失われたが、さまざまな写本が残されており国宝や重要文化財にもなっている。

 東京・上野の東京国立博物館で十五日から開催の「日本書紀成立1300年特別展 出雲と大和」は、天理大付属天理図書館蔵の国宝「乾元本」を二月九日まで展示。名古屋市の熱田神宮も、二十八日まで開く新春特別展「日本書紀の世界」に、所蔵する重文の「熱田本」を出展している。

 日本書紀の編纂(へんさん)は、約四十年もかかったとされる大事業だった。それを読み継ぎ、書き写した人も多くいたことから分かるように、この国の先人は国の出来事を記録して後世に伝える重みをよく理解していた、といえよう。都合の悪い文書を都合よく処分して恥じない現代の政治家や官僚は、大切な教訓とするべきではないか。

 ただしその一方で日本書紀は、政治が歴史に対して口をはさむことの危うさも今に伝えている。

 もともと天皇の命で編まれただけに、その目的は当時の王朝の正統性や権威を示すことにあった。いわば歴史上の「勝ち組」の主張に沿った筋書きが描かれているのだ。このため、年代など記述に矛盾や不合理があることは、すでに江戸時代から指摘されていた。


いろいろ展覧会が開催されることでしょう。
内容もさらに検討されるべきでしょう。

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