ハイドン:交響曲第61番ニ長調 (スコア付き)
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン: 交響曲第61番ニ長調 Hob.I:61 (スコア付き) 作曲年代:1776年 演奏:ノーザン室内管弦楽団
00:00 第1楽章 Vivace (ニ長調) 07:29 第2楽章 Adagio (イ長調) 15:10 第3楽章 Menuet. Allegretto – Trio (ニ長調) 19:40 第4楽章 Finale. Prestissimo (ニ長調)
《交響曲第61番ニ長調》は、ハイドンがエステルハージ家に仕えていた時期の作品で、1776年に作曲された。ハイドンが《交響曲第45番嬰ヘ短調『告別』》に代表されるような、実験的な作品を多く残した時期(いわゆる「シュトゥルム・ウント・ドラング期」)の後の作品で、比較的宮廷音楽の形式に沿った作品となっている。 一方、突然の全休止やフルートの独奏、第2楽章の哀愁漂う短調など、挑戦的な要素も見え隠れしており、ハイドンの遊び心を感じる。現在演奏される機会は少ないが、両端の楽章のテンポが速く、全体を通して聴いてもメリハリのある興味深い作品である。