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3月21日の社説は・・・

2015-03-21 06:07:50 | 社説を読む
安保与党合意か。はっきりと賛否が分かれるでしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 安保法制の与党合意―際限なき拡大に反対する

読売新聞
・ 自公安保合意 切れ目ない危機対処が重要だ

毎日新聞
・ 安保法制の与党合意 どんな国にしたいのか

日本経済新聞
・ 安保法制整備にはなお宿題が山積みだ
・ オウム事件の教訓学ぶ努力を
 
産経新聞
・ 安保法制の合意 「仲間守る国」への前進だ 実効性ある条文作りめざせ

中日新聞
・ 「専守」変質を憂う 安保法制与党合意 

※ やはり評価が分かれました。

産経は高く評価しています。
「積極的平和主義を柱とした新たな安全保障の枠組みが固まってきたことを評価したい。」

読売は冒頭に次の言葉をもってきました。
「◆平和確保へ自衛隊の活動広げよ
日本と世界の平和の維持に向けて、様々な事態に切れ目のない対処を可能にするうえで、大きな意義を持つだろう。」

日経は一定の評価をしつつも、課題を挙げています。
「日本が他国と助け合って平和と安全を守っていくうえで、新法制の方向性は妥当といえる。」
その課題とは
・ 世論の支持がいっこうに広がっていないこと
・ 法案がとても複雑な構造になったこと
・ 自衛隊派遣の可否を判断する基準と歯止め


毎日は警戒感を表しています。
「自衛隊の海外での活動は地理的にも内容的にも大幅に拡大する。日本はこういう国になることを本当に目指しているのか。それを国民が理解し納得しているのだろうか。」

中日は
「安全保障法制整備に関する与党合意は、自衛隊による海外活動の大幅拡大に道を開く。戦後日本が貫いてきた専守防衛政策を変質させる危うい一歩だ。」

朝日は
「集団的自衛権の問題だけではない。これまで自衛隊は海外の紛争に一定の距離をとり、抑制的な対応をとってきた。合意はその縛りを解き、世界規模の派遣拡大に道を開く内容だ。
 底流には、米軍の負担を自衛隊が肩代わりする際限のない拡大志向がある。
 断じて、容認できない。」

読み比べのチャンスです。
そして、自分の頭で考えることが必要です。
それが主権者たる国民のつとめでもあるのです。

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