米国中間選挙でしょう。
朝日新聞
・ 米中間選挙 民主主義を立て直せ
・ 東海第二原発 再稼働は容認できない
読売新聞
・ 民主が下院奪還 米政治の混迷にどう備えるか(2018年11月08日)
・ スバル検査不正 自浄能力の欠如にあきれる(2018年11月08日)
毎日新聞
・ 米中間選挙とトランプ政権 「憎悪の政治」に終止符を
日本経済新聞
・ 米国の分断を鮮明にした中間選挙
産経新聞
・ 米中間選挙 同盟国重視の本道に返れ 日本は対中新冷戦に備えよ
中日新聞
・ 国民統合の価値を悟れ 中間選挙とトランプ氏
※ 中間選挙が並びました。
朝日です。
「異様な選挙だった。罵倒とウソが乱れ飛び、人びとの憎悪と恐怖心をあおる。全国民を代表するはずの大統領が、敵と味方に国を裂く張本人だった。
米国の分断は、いっそう深まっている。6日に投開票された中間選挙の経過と結果は、その深刻さを浮き彫りにした。」
朝日はトランプには特に厳しい論評です。
今後は
「トランプ氏は再選をめざし、なりふり構わぬ「米国第一」に走るだろう。北朝鮮の核問題や中国との貿易摩擦、日本との貿易交渉などで、無原則な主張を振り回すかもしれない。
米国が不確実さを深める今、日欧など主要国は視野と思考を広げて連携強化の道を探るべきだ。米国がやがて指導的立場に戻る日が来るのか、残念ながら誰にも見通せないのだから。」
最後は諦め口調です。
読売です。
「問題は、厳しい審判にもかかわらず、トランプ氏が過激な路線を加速する公算が大きいことだ。
議会を無視して大統領令を乱発し、公約を実現する。民主党や主流派メディアへの敵視を強め、閉塞へいそく感を増大させる。貿易交渉で各国に身勝手な要求を突きつけ、同盟国には負担増を迫る。こうした事態への警戒が必要だ。
日本は、トランプ政権の出方を注視しながら、同盟関係の堅持と、日米双方の利益となる通商関係の構築を図らねばならない。」
その通りでしょう。
毎日です。
「今の世界では「ミニ・トランプ」とも言うべき強権型の指導者が増えている。だが、国際協調に背を向けて自国の利益を強引に追求する政治スタイルの限界は、今回の中間選挙ではっきり見えたのではないか。
意外性を政権の求心力に利用する傾向があるトランプ氏はこの際、協調重視の新しい政治スタイルを模索してはどうか。対立をいとわず憎しみをテコとするような政治は、もともと超大国に似合わない。」
それは難しいでしょう。
日経です。
「米トランプ政権への初の審判となる中間選挙は、与党の共和党が連邦議会の上院の多数を維持する一方、下院は過半数を失う結果となった。大統領の強引な政治手法への支持と批判が交錯し、民意が分断された現在の米国の姿を浮き彫りにした格好だ。
上下院の多数党が異なるねじれ議会になったことで、トランプ大統領は政権運営にかなり苦労しそうだ。視線を内政からそらすために、外交でさらなる奇手に出るかもしれない。日本としても、しっかり身構えておく必要がある。」
「さらなる奇手」が怖い。
産経です。
「今後トランプ氏はより広い視野での成果を求めてほしい。
対中国、対北朝鮮、対ロシアで本腰を入れるだろう。それは同盟国の安全保障に直結する。日本はトランプ政権と密接に意思疎通を図り、連携し、補完する行動を取るべきだ。
最も重要なのは、不公正な貿易慣行や知的財産侵害を改めず、覇権主義的な海洋進出を展開する中国にいかに対抗していくかだ。
ペンス副大統領は10月に行った演説で、南シナ海の軍事拠点化をはじめ、世論操作を通じた米国への内政干渉、相手国を「債務の罠(わな)」に陥れるインフラ融資などを挙げ、中国を厳しく批判した。
米中はすでに、互いに制裁関税を発動する「貿易戦争」を繰り広げているが、米国が安全保障を含む、「新冷戦」を宣言した形である。ペンス氏は「大統領は屈しない」とも述べた。」
トランプに期待しているようにも見えます。
中日です。
「あおられる憎悪と対立
だが、政治は本来、立場の違う者を説得して幅広い合意形成を目指すのが望ましい。聞く耳持たない姿勢では、激しい党派対立に明け暮れるだけになってしまう。
分断はイデオロギーだけではない。信仰や人種などにも及ぶ。対立や憎悪をあおり、偏見を解き放ったのはトランプ氏である。」
問題の本質を突いています。
朝日新聞
・ 米中間選挙 民主主義を立て直せ
・ 東海第二原発 再稼働は容認できない
読売新聞
・ 民主が下院奪還 米政治の混迷にどう備えるか(2018年11月08日)
・ スバル検査不正 自浄能力の欠如にあきれる(2018年11月08日)
毎日新聞
・ 米中間選挙とトランプ政権 「憎悪の政治」に終止符を
日本経済新聞
・ 米国の分断を鮮明にした中間選挙
産経新聞
・ 米中間選挙 同盟国重視の本道に返れ 日本は対中新冷戦に備えよ
中日新聞
・ 国民統合の価値を悟れ 中間選挙とトランプ氏
※ 中間選挙が並びました。
朝日です。
「異様な選挙だった。罵倒とウソが乱れ飛び、人びとの憎悪と恐怖心をあおる。全国民を代表するはずの大統領が、敵と味方に国を裂く張本人だった。
米国の分断は、いっそう深まっている。6日に投開票された中間選挙の経過と結果は、その深刻さを浮き彫りにした。」
朝日はトランプには特に厳しい論評です。
今後は
「トランプ氏は再選をめざし、なりふり構わぬ「米国第一」に走るだろう。北朝鮮の核問題や中国との貿易摩擦、日本との貿易交渉などで、無原則な主張を振り回すかもしれない。
米国が不確実さを深める今、日欧など主要国は視野と思考を広げて連携強化の道を探るべきだ。米国がやがて指導的立場に戻る日が来るのか、残念ながら誰にも見通せないのだから。」
最後は諦め口調です。
読売です。
「問題は、厳しい審判にもかかわらず、トランプ氏が過激な路線を加速する公算が大きいことだ。
議会を無視して大統領令を乱発し、公約を実現する。民主党や主流派メディアへの敵視を強め、閉塞へいそく感を増大させる。貿易交渉で各国に身勝手な要求を突きつけ、同盟国には負担増を迫る。こうした事態への警戒が必要だ。
日本は、トランプ政権の出方を注視しながら、同盟関係の堅持と、日米双方の利益となる通商関係の構築を図らねばならない。」
その通りでしょう。
毎日です。
「今の世界では「ミニ・トランプ」とも言うべき強権型の指導者が増えている。だが、国際協調に背を向けて自国の利益を強引に追求する政治スタイルの限界は、今回の中間選挙ではっきり見えたのではないか。
意外性を政権の求心力に利用する傾向があるトランプ氏はこの際、協調重視の新しい政治スタイルを模索してはどうか。対立をいとわず憎しみをテコとするような政治は、もともと超大国に似合わない。」
それは難しいでしょう。
日経です。
「米トランプ政権への初の審判となる中間選挙は、与党の共和党が連邦議会の上院の多数を維持する一方、下院は過半数を失う結果となった。大統領の強引な政治手法への支持と批判が交錯し、民意が分断された現在の米国の姿を浮き彫りにした格好だ。
上下院の多数党が異なるねじれ議会になったことで、トランプ大統領は政権運営にかなり苦労しそうだ。視線を内政からそらすために、外交でさらなる奇手に出るかもしれない。日本としても、しっかり身構えておく必要がある。」
「さらなる奇手」が怖い。
産経です。
「今後トランプ氏はより広い視野での成果を求めてほしい。
対中国、対北朝鮮、対ロシアで本腰を入れるだろう。それは同盟国の安全保障に直結する。日本はトランプ政権と密接に意思疎通を図り、連携し、補完する行動を取るべきだ。
最も重要なのは、不公正な貿易慣行や知的財産侵害を改めず、覇権主義的な海洋進出を展開する中国にいかに対抗していくかだ。
ペンス副大統領は10月に行った演説で、南シナ海の軍事拠点化をはじめ、世論操作を通じた米国への内政干渉、相手国を「債務の罠(わな)」に陥れるインフラ融資などを挙げ、中国を厳しく批判した。
米中はすでに、互いに制裁関税を発動する「貿易戦争」を繰り広げているが、米国が安全保障を含む、「新冷戦」を宣言した形である。ペンス氏は「大統領は屈しない」とも述べた。」
トランプに期待しているようにも見えます。
中日です。
「あおられる憎悪と対立
だが、政治は本来、立場の違う者を説得して幅広い合意形成を目指すのが望ましい。聞く耳持たない姿勢では、激しい党派対立に明け暮れるだけになってしまう。
分断はイデオロギーだけではない。信仰や人種などにも及ぶ。対立や憎悪をあおり、偏見を解き放ったのはトランプ氏である。」
問題の本質を突いています。