漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 28ー① 講評 その5

2016年08月22日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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(音訓整理ももうすこしで完了だあ・・・「韋」のところも終了・・・で、「韋」の書き方、間違ってた(^^;)ふう~っ、アブナイアブナイ、「漢字の正しい書き順」で見直したら、8~10画(特に10画目、これは頭が出るんだ!)のところ、間違って覚えていた、ひええええええ~っ・・・、「韋」「葦」「韜」「韞」・・・「韋」のつく漢字はいっぱいあるじゃん、気がついて良かったあ~・・・)
(注)「韋」:漢字ネットでは9画。「漢字の正しい書き順」「漢検2辞典」10画。
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<某団体の会議室にて>
(登場人物:京子(若くてそこそこ美形の女性課長代理・京都出身)。いつもの新人(広島出身):ますます、ルンルン気分・・・。課長(大阪出身・在住):所在不明・・・だった。)

新人:か、課長~、ど、どこ行ってはったんじゃあ~、さ、酒焼けでっかあ、その顔・・・テラテラでっせえ~、やけ酒、飲み過ぎでっか?
課長:アホぬかせ!!この、ダアホ!!ありまや、あ、り、ま。きへへへへ・・・
新人:なんでっか?その、ありまって・・・
課長:オメ、何も知らんのじゃのう・・・ありま、つったら、有馬。有馬温泉じゃろが、ほかに何かあるんけ?
新人:えええ~っ、課長、有馬温泉、行ってたんでっかあ、豪勢やねえ、高いんじゃろ、有馬温泉て・・・、あ、あああ~、それも社費でっか?
課長:ダアホ!何が社費じゃい、自腹や自腹!!・・・フヒヒヒヒヒ・・・
新人:なんや、ブチ、気持ちわるいのう、あ、あああ~、もしかしてレコとでっか?
課長:むふふん、知らんわ、ふう~、温泉つったら、やはり有馬じゃのう、金泉と銀泉、満喫したでえええ、それと、ウッヒヒヒヒ・・・それよりなんじゃい、その社費でっかてのは?何かあったんかい・・・
新人:(京子課長代理との打ちあわせ内容をかいつまんで説明)で、ですねえ、相当、豪勢に先生方とナニしてるらしいんですワ、ええんでっか?そんな、やり放題・・・もとい、し放題でえ、課長も知らんと、これは問題じゃろ・・・そんなんにカネ使ってたら、また、世間様にたたかれまっせえ~。
課長:ぐむむ、オメ、聞かなかったことにせんかい、わては知っとるが、これは上のほうも黙認なんや、何しろ、お偉方の・・・をしっかり攫んでっからのう、京子は・・・。お偉い先生方は京子にメロメロなんや、なんや学者ってのはカネないくせに助平やからのう・・・でもって、文句を言おうもんなら、臍まげて、こっちの仕事手伝ってくれんからのう、前年度(27年度①~③)の難易度、ブチブチ易しかったのは先生方へのナニが足らんかったんで、先生方がヘソ曲げて難問なんぞを一つも用意してくれなかったからなんじゃい・・・、わしらじゃ、適度な難問、作れんからのう・・・
新人:・・・課長、いつのまにか、広島弁になってまっせ・・・へえええ、そうなんじゃあ、この会社も奥が深いのう・・・
京子:(京子登場):あら~、カチョはん、お戻りやす~、新人はん、おくれて、すんまへんなあ。カチョはんも今日は会議に入るんでっしゃろ、じゃ、はじめまひょか、え、と、今日は「故事成語」問題について、でしたな・・・新人はん?
新人:フヘ、へえ、そうでおます、ワシの発見した新出・難問故事でんがな、2つ、ありまっせ・・・見てちょうよ(2人にメモ渡す)・・・
課長:なんじゃい、この「蝙蝠のス」ってのは、こんなんアホか、「巣」なんて、小学生でも書けるん、ちゃうか、アホウ!!
新人:ぶ、ぶ、ぶうう!!ほらね、やっぱりじゃら、これは「蝙蝠の酢」って「お酢」の「酢」なんじゃ、「蝙蝠が酢を呑んだような」という、くしゃくしゃした顔を形容する成語なんじゃ、でへへ、どうでっか?前回ほとんど正解者がいなかった「捨て嘴を突く」を彷彿とさせる問題じゃろ・・・
課長:・・・ふん、ええで、これはオモロイかもな、京子、どや?
京子:あて、しらん、難問かどうかなんて、あて、わからへんわ・・・今夜、A先生に逢うから、聞いておきまヒョ・・・
課長・新人:・・・
京子:えと、もうひとつは、なんですのん、この「しんこん、エンプクの争い」っての・・・
新人:へへへ、京子はんに聞いてもらえると、なんや、嬉しいのう・・・これはのう、ツバメとコウモリが、「日の出は朝かどうか、日の入りは夜かどうかを争う」って故事成語なんじゃ。
京子:へえ~っ、これは、おもしろおす~、今夜、A先生に出題してみようかしらん、うっふ~ん。
課長・新人:・・・
課長:ふむ、これはマトモやのう、「エンプク」の「プク」は書けないヤツ多いかもな、普通、コウモリは当て字で覚えてっからナ、うん、これはエエかもよ・・・いや、待て待て、エンプクもええが、この「シンコン」の方もエエのじゃないかのう・・・
新人:なるほどう、さすが、課長でんねん、意味が分かってないと解けない問題ってヤツですのう、エンプクは勘で漢字が書ければ当りいってなるかもしれんが、シンコンの方は意味が分かってないと出てこんねえ・・・
課長:よっしゃ、この2問、担当案として決定や、新人、よおやった!これで少しは先生方もワシらを見直すかもしれへんな・・・へ、へん。
新人:おおきにい!!やったああああ~、って、先生方にはいつ、だれが・・・
京子:うっふん、それは、あての担当って、まえに、いわしませんでした、新人はん?
新人:(ヘドモド、ヘドモド)いや、その、あの、・・・この2問程度のことでもお伺い立てな、いかんのでっか?・・・勿体ない、いや、もとい、恐れ多いでんがな・・・
京子:うっふん、ええのよう、そんな心配しなくて・・・あてなら、先生方、とっても親切なんだからあ~なんでも教えてくれるのよお・・・アッチもコッチも・・・ッチも・・・ムッフ~ン・・ああん、あん。
課長・新人:・・・
新人:で、どこで、いつ・・・
京子:うっふ~ん、今日は大人の隠れ処よお、東山のお山を眺めながらね・・・うふふ、ふふ、2問じゃ短い逢瀬だわあ~、もっと何かないかしらん・・・あ、そろそろ、時間やわ、ほな、いこか・・・カチョはん、お先にごめんやすう~ふっふ~ん・・・
課長・新人:・・・

👍👍👍 🐒 👍👍👍 「晨昏 燕蝠の争い」👍👍👍
(続く・・・かも)
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熟語の読み・一字訓読(その291) 鑠 鑢 鑞 鑪 鑰 

2016年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その291)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鑠:シャク、と(かす)、と(ける)、うつく(しい)>
・と(かす)、と(ける):鑠金①(シャクキン)=金をとかす、・・・他、略。
・うつく(しい):鑠金②=美しい金。鑠鑠(シャクシャク)、懿鑠(イシャク)
・その他:矍鑠(カクシャク)=年老いて元気なさま

<鑢:リョ、ロ、やすり、す(る)> *リョ(漢音)ロ(呉音)
・やすり:鑢子(ロシ・リョシ)=こやすり(字通)
・す(る):磨鑢=すりみがく *漢検2読みフリなし。大字源にもフリなし。“マロ”でも“マリョ”でも良さそう・・・。
*大漢和、漢字源には熟語ナシ。

<鑞:ロウ、すず> 
・すず:鑞接(ロウセツ)、白鑞(ハクロウ)=はんだ。鉛と錫の合金(大字源)

<鑪:ロ、いろり、さかば、ふいご> *漢検2「さかば」訓ナシ(意味欄にはあり)
・いろり:方鑪=いろり、鑪火=いろり火、火鑪、鑪竈(ロソウ)=いろりとかまど、鑪炭(ロタン)=いろりの炭火
・さかば:当鑪=鑪に当る=酒を売る店に坐る
・ふいご:鑪韛(ロハイ)=いろりとふいご、また、ふいご *「韛」は対象外漢字。(他に、「鍛鑪」「重鑪」「風鑪」(これらは、すべて、字通掲載なるも意味記載ナシ)などが該当しそう・・・。
香鑪=香をたく器 
(参考)鑪(さかば)
漢検2:さかば。酒を売る店。漢字源:酒をあたためる場所をまるく囲ったさかば。酒を飲むスタンド。大字源:居酒屋の酒がめを置く土の台、転じて、居酒屋、さかば。

<鑰:ヤク、かぎ、と(じる)>
・かぎ:鍵鑰(ケンヤク)、関鑰、銀鑰、庫鑰、秘鑰・・・鑰匣=かぎを入れる箱、鑰鉤=かぎ、鑰匙(ヤクシ)=かぎ、鑰牡(ヤクボ)=かぎ・・・
・と(じる):鎖鑰、禁鑰、緘鑰=とじる、とざす

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熟語の読み・一字訓読(その290) 鐐 鐶 鐫 鐺

2016年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その290)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鐐:リョウ、しろがね、ひらがね、あしかせ> 
・しろがね、ひらがね:鐐金=白銀、鐐貨=鐐金=銀の上等なもの、しろがね。
・あしかせ:鐐靠(リョウコウ)=てかせあしがね(手械足金)*字通「“繚繞”の意をとるのであろう」

<鐶:カン、たまき、わ、かなわ> 
・たまき:(邦語か?)
・わ、かなわ:金鐶、玉鐶、指鐶、銀鐶、古鐶、垂鐶・・・
*「鐶」:大漢和 ①わ、かなわ ②みみわ ③ゆびわ ④くびわ

<鐫:セン、え(る)、ほ(る)、うが(つ)、しりぞ(ける)、いまし(める)> *漢検2「いまし(める)」訓ナシ(意味欄にはあり)
・え(る)、ほ(る)、うが(つ):鐫刻、鐫録・・・以下、熟語多数。略。
・しりぞ(ける):鐫黜(センチュツ)=位を下げしりぞける、鐫職=職をしりぞける、鐫汰=しりぞけ淘汰する
・いまし(める):鐫喩(センユ)=深くすすめ切にさとす=鐫説=深くすすめ切にさとす、鐫戒=いましめさとす

<鐺:トウ、ソウ、くさり、あしがなえ、こじり、こて>
・くさり:鋃鐺(ロウトウ)=罪人をつなぐ鎖 *「鋃」は対象外漢字。他に熟語ナシ。
・あしがなえ:鼎鐺(テイソウ)、「鼎鐺玉石」、鐺脚(ソウキャク)=鐺のあし、鐺墨(ソウボク)=なべずみ、鐺底(ソウテイ)、酒鐺(漢検2読みナシ)
・こじり、こて:(邦語)
*読みフリのない熟語:茶鐺、鉄鐺、土鐺、薬鐺、酒鐺・・・(下記既掲載記事参照)
鐺鼕(トウトウ)=太皷の音のさま

(参考1―既掲載記事からー)
●「鼎鐺玉石」の鐺(トウ、ソウ、あしながえ、くさり、こじり、こて)・・・「こじり、こて」は邦語(だから、音熟語はなし)
・ネットでは、この四字熟語の読み、「テイトウ」と「テイソウ」が半々ぐらい・・・。
・漢検四字熟語辞典では「テイソウギョクセキ」・・・「「テイトウ」とも読む」とはなっていない・・・。
・色々と、辞典を調べると、どうも、「トウ」「ソウ」に音による意味分けがあるみたい・・・。
 (漢検漢字辞典第2版では、音読み分けナシ。熟語は「酒鐺」←読みはナシ)。
  「トウ」:くさり、鐘や太鼓の音などを表す
  「ソウ」:3本足のかなえ、あしながえ、なべ・かまの類 大字源・大漢和・漢字源ともに、上記のような使い分けになっている模様。
・だから、前にもどこかで出題した「鐺缶」・・・これは「ソウフ」でOK。
・でも、広辞苑や他の国語辞典などでは「酒鐺」や「茶鐺」は「シュトウ」とか「チャトウ」となっている・・・燗鍋とか茶がまとかの意味・・・
・上記の音読み分けからしたら、これ、「シュソウ」とか「チャソウ」とかの読みのほうが適切ではないかと思うけど、もう、こういう読み(「・・トウ」)で定着しちゃってんでしょうね・・・だから、漢検も読みを触れなかったりして(^^;)
(参考2)大字源による音分け
「トウ(漢・呉音)」=①鐘の音のさま ②重くて持ち上げられないさま ほかに、「くさり」
「ソウ(漢音)ショウ(呉音)」=なべ、三本足のかなえ(鼎)

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熟語の読み・一字訓読(その289) 鎬 鏐 鏈 鏤 鐔 鐓 鐃

2016年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その289)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鎬:コウ、なべ、しのぎ> 
・なべ:(=温器のこと)熟語見当たらず。
・しのぎ:(邦語)
*鎬鎬=光輝くさま。あきらかなさま。

<鏐:リュウ、リョウ、こがね、しろがね> *漢検2:音による読み分けナシ。熟語掲載もナシ。*“しろがね”の場合、“リョウ”と読むようである(大漢和)
(既掲載記事を一部修正)
・こがね、しろがね:「鏐鉄」(=紫磨金のこと:字通)とあるぐらいで辞典にも熟語はほとんどなかった。「鏐鉄」・・・たぶん「リュウテツ」でok。(字通での音は「リュウ、キュウ」) *大漢和等では「リョウは「鐐」に同じ」とあり、江戸時代の「南“鐐”銀」を思い起こさせる・・・。

(参考)
 第2版には、意味として、「①いしゆみのへり ②こがね。黄金の美しいもの。③しろがね。銀のうつくしいもの。」とある。このうち、①のいしゆ みのへり・・・各辞典の説明はほぼ同じで、「弩眉のこと、弩の眉なり」との説明・・・「弩(いしゆみ)の眉(まゆ)」ではなく、「眉」には「ふ  ち」という読みあり。字通にも(現行訓にはないが、叮嚀に「弩の眉(へり)なり」と読みが振ってあった。

<鏈:レン、くさり>
・くさり:鏈環=鏈子=くさり、鏈繋=くさりでつなぐ、鏈絛(レントウ)=くさり、くさりなわ

<鏤:ロウ、ル、え(る)、きざ(む)、ちりば(める)、かざ(る)>
*(大字源)①ロウ(漢音)ル(呉音) ②ル(漢・呉音)・・・②のル音は「属鏤(ショクル)」のみ。
・え(る)、きざ(む)、ちりば(める):鏤刻、彫鏤(チョウロウ)、刻鏤(コクロウ)、鏤骨(ルコツ・ロウコツ)・・・(以下、熟語多。略)
・かざ(る):鏤人(ロウジン)=3/3の飾り物。雛祭り。鏤膺(ロウヨウ)=金をちりばめて飾りとした馬の胸帯。
*大漢和はロウ音読み(例:鏤刻(ロウコク)、鏤塵(ロウジン)・・・)。 *属鏤(ショクル):呉の名剣の名。

<鐔:タン、シン、つば> (*タン音―地名に多し *シン音―人名に多し)
・つば:剣鐔、鉤鐔=つるぎ、小さい剣の意(大字源) *読みフリ無し。
金鐔(キンつば)、鐔鑿(つばのみ)

<鐓:タイ、つち、いしづき>
・つち:(千斤の大椎のこと)鉄鐓
・いしづき:戟鐓(ゲキタイ)=ほこの柄の末端の金具(=いしづき)

<鐃:ドウ、ニョウ、どら> *ドウ(漢音)ニョウ(呉音)
・どら:鐃歌(ドウカ)=どらを用いる軍楽。鐃鼓(ドウコ)=鼓の一。鐃吹(ドウスイ *漢検2には読みフリなし)
*鐃鈸(ニョウハチ・ニョウバチ):(仏)両手に一面ずつ持ち、打ち合わせて鳴らす鉢形の銅の楽器。「鈸」は対象外漢字。

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手賀沼  手賀川沿いのノスリ(鵟)

2016年08月22日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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☆↑どれか一つでもポチっとしていただけると嬉しいです↑☆
●いつもの電柱のところに鵟(ノスリ)が・・・

●飛び立つ寸前の鵟(ノスリ)・・・田圃一つ隔てた向こう側の電柱へ飛んで行った・・・


●遠くから撮った・・・電柱へ止る寸前・・・



●こっちを見て、まだ警戒している・・・

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手賀沼 カイツブリの親 ~子育ても一段落~

2016年08月22日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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☆↑どれか一つでもポチっとしていただけると嬉しいです↑☆
●手賀沼遊歩道沿いに造らてている植生帯で・・・

●いつもは幼鳥と一緒の親が一羽で羽を休めていた・・・

●ほぼ子育ても終り、一段落というところか?

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漢検1級 28ー②に向けて  故事成語類問題その47

2016年08月22日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●某・国語辞典からの分野別問題・・・完了。
●故事成語類問題を、最近購入した故事ことわざ辞典から出題中。・・・・・・今回で完了!! 
●なお、<その48>~<その50>で、(問題形式ではなく)
 ①今回使用した故事ことわざ辞典の中に掲載されていた(目新しい)四字熟語の紹介
 ②ピックアップはしたが、問題にはしなかった、残された故事ことわざ類(俗信、地方のことわざ、そのた諸々の類)の紹介
 ③問題化した<その47>までの中から厳選した、「1級問題にふさわしい、または、出題されてもおかしくない新出問題候補」

を記事にして公開する予定です。引き続き、復習・学習のためにお役立てください。
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<故事成語類問題その47>*カタカナ部分を漢字にすること* 
1.アイゴナマスで皿舐る
2.朝半にヨイチョウ
3.吏(り)為(た)るに習わずば、イセイの事を見よ
4.蝙蝠のス
5.クシャは三年、唯識は一代
6.ソウを落して顧みず
7.リカンが素勘
8.ソンカクの前には犬をだも叱らず
9.コウカき白袴を着る
10.ヤケ(ヤカ)の刀無し
👍👍👍 🐒 👍👍👍

<解答㊼>
1.アイゴナマス(藍子膾)で皿舐る:あまりうまくて皿までなめる
2.朝半にヨイチョウ(宵丁):人の運勢は一日のうちにも激変し頼みにならないものであるということ。
3.吏(り)為(た)るに習わずば、イセイ(已成)の事を見よ :官吏の仕事に習熟しなかったならば、先例を標準に処理すればよい。
4.蝙蝠(こうもり)のス(酢):=蝙蝠が酢にむせたよう。目鼻がはっきりせず、くしゃくしゃした顔(の形容)。
5.クシャ(倶舎)は三年、唯識は一代:=「唯識(ゆいしき)三年倶舎八年」=唯識の修行には三年、倶舎は八年かかるということ。
6.ソウ(甑)を落して顧みず
7.リカン(利勘)が素勘:もうかるはずが、当てが外れて素寒貧になる *利勘:利益を打算してかかること。勘定高いこと。(広辞苑)
8.ソンカク(尊客)の前には犬をだも叱らず
9.コウカ(紺搔)き白袴を着る:=紺屋(こうや)の白袴。類:蜑(あま)の一本針、冶家(ヤケ、ヤカ)の刀無し *紺搔(こうか)き:「こんかき」に同じ。藍色で布地を染めること。また、それを業とする人。(広辞苑)
10.冶家(ヤケ、ヤカ)の刀無し:=紺屋(こうや)の白袴。類:コウカ(紺搔)き白袴を着る、蜑(あま)の一本針
👍👍👍 🐒 👍👍👍


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漢検1級 28ー②に向けて  故事成語類問題その46

2016年08月22日 | 故事成語類

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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●某・国語辞典からの分野別問題・・・完了。
●故事成語類問題を、最近購入した故事ことわざ辞典から出題中。
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<故事成語類問題その46>*カタカナ部分を漢字にすること* 
1.鹿は筆になってもリョウシを離れず
2.ノシロになる
3.行者ニンニクで落居した
4.ジオウセンで腰湯するような
5.①カツバ水を守り②ガケン肉を護る
6.照りエに降り胡麻
7.焼いた餅はイダケ食う 
8.ソウマの交
9.コゴメも嚙めば甘くなる
10.コシキに座するが如し
👍👍👍 🐒 👍👍👍
 
<解答㊻>
1.鹿は筆になってもリョウシ(料紙)を離れず:「猟師」と「料紙」をかけた洒落
2.ノシロ(箆白・篦白)になる:ばらばらになる。手薄になる。箆白=矢の箆(の)の中に差し込んだ、矢じりのなかごの部分。(注)広辞苑では、“のしろ”は「箆代(のしろ)=鏃のなかごの部分。小身。」
3.行者ニンニク(忍辱)で落居した:ようやく落着した、事が済んだという洒落。
4.ジオウセン(地黄煎)で腰湯するような:用途・方法が間違っていること。やっても無駄であるということ。地黄煎:地黄を煎じた飲み薬。気血を増すといわれた。
5.①カツバ(渇馬)水を守り②ガケン(餓犬)肉を護る
6.照りエ(荏)に降り胡麻:物事があべこべで不都合であることをいう。(神奈川)
7.焼いた餅はイダケ(居丈)食う *焼き餅がたくさん食べられるということ。居丈=座ったときの体の高さ。*広辞苑:「いたけ」。“いたけだか”の場合は「居丈高。威丈高とも書く。」
8.ソウマ(桑麻)の交:田園の交際。農民同士の交際。
9.コゴメ(粉米)も嚙めば甘くなる
10.コシキ(甑)に座するが如し:暑気がはなはだしいこと 甑=轂でも可か・・・。
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漢検1級 28ー②に向けて  故事成語類問題その45

2016年08月22日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●某・国語辞典からの分野別問題・・・完了。
●故事成語類問題を、最近購入した故事ことわざ辞典から出題中。
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<故事成語類問題その45>*カタカナ部分を漢字にすること* 
1.道のタイゲンは天に出ず
2.余のフタ
3.雷声コウダイ雨天全く無し
4.カンスの茶釜
5.ソウリンの一枝
6.三月の桜ザめ
7.ケイケン相聞こゆ
8.イグイにも笠
9.エンジャク屋に処(お)る
10.シュクシュウに目の潰るる
👍👍👍 🐒 👍👍👍

<解答㊺>
1.道のタイゲン(大原)は天に出ず:道理の大本は天道によるものである。
2.余のフタ(蓋):ちぐはぐな間に合わせをいう人。
3.雷声コウダイ(浩大)雨天全く無し:類:泰山鳴動鼠一匹
4.カンス(鑵子)の茶釜=「臍が茶を沸かす(大笑いであること)」に言いかけた語。類:きょろりカンス(鑵子)の御茶が沸く:きょろりと平気な顔でいるさまをおかしく言いなしたもの。きょろり鑵子=「きょろりかん(きょろりの意)」に「鑵子(茶釜)」を言いかけたもの。
5.ソウリン(巣林)の一枝:小さい家をいう。
6.三月の桜ザ(褪)め:桜の花の色がさめやすいというので、三月に嫁入り・嫁迎えを避ける風があるのをいう。
7.ケイケン(鶏犬)相聞こゆ:鶏と犬の鳴き声がよく聞こえてくる。村里が家続きになっているということ。
8.イグイ(堰杙)にも笠:=馬子にも衣裳  堰杙(いぐい)=井堰(いセキ)にうち並べるくい。(広辞苑)
9.エンジャク(燕爵)屋に処(お)る:災いの訪れることにも気づかない愚をいう。*「燕雀」でも可と思うが、原典(呂氏春秋)では「燕爵」らしい。
10.シュクシュウ(宿執)に目の潰るる:前世の因果(悪業)がもとで目が失明してしまうことを、このように言った。宿執=前世の因果
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