日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検辞典、広辞苑、その他(大字源ほか)をメインに、おさらい(過去記事)を目的とした語選択問題を提供します。+α(新規)は少ないと思いますので、復習の目的でご活用ください・・・なお、5回程度(1回につき2問、計10問、50題程度)連続して提供していく予定です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<語選択問題1>
1.成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法
2.おどけふざけること。おどけ。
3.遠い果ての地。荒れ果てた辺地。
4.物事の道理を教えさとすこと。
5.恥じて心におそれおののくこと
<語群>
( てんぜん、こうえい、かいゆ、ゆし、ざんき、けつご、しゅくきゃく、かいかい )
<語選択問題2>
1.楽しみやわらぐこと
2.物事の根本の堅いこと
3.上品でまじりけのないこと
4.道につつしみのっとること
5.世の中の移り変わりのはげしいこと
<語群>
(きょうじゅん、そうかい、しょくび、ほうそう、がいてい、きょうしょく、がじゅん、りょうい)
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<語選択問題1>
1.歇後(ケツゴ): (漢検2)(広辞苑)成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法。後略語。
(注意)「歇“語”」と書かないように・・・。「歇後語」ならOKだが・・・。
(参考)
歇後(ケツゴ):歇後語:縮脚語ともいう。後略語。たとえば、「友于~」で後の「兄弟」を省略、「三尺~」で「剣」を省略、「一抔(イッポウ)~」で次にくる「土」を省略する・・・というように使うそうだ。
*対・類で出題した「貽厥(イケツ)」とか「友于」などもその例。
貽厥:(大字源)子孫。また、子孫に残す。書経に「貽厥子孫:厥(そ)の子孫にのこす」とあり、上二字をとっていう。このような熟語を歇後(ケツゴ)の語という。
友于:(漢検2「歇後」の説明のところ)成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法。後略語。「友于兄弟(兄弟いつくしみあい仲良くする)」〈『論語』〉を「友于」のみで「兄弟仲良く」の意とするなど。
2.詼諧(カイカイ):(広辞苑)おどけふざけること。おどけ。諧謔。滑稽。
(漢検2大見出し)おどけること。たわむれ。冗談。類)諧謔(カイギャク)
(注意)漢字の順番を間違えないように・・・「詼」が先・・・
3.荒裔(コウエイ):(漢検2熟語のみ)(大字源)遠い果ての地。辺境の地。遐裔。辺裔。(その他辞書)荒れ果てた辺地。
4.誨諭(カイユ):(広辞苑)(大字源)物事の道理を教えさとすこと。
5.慙悸(ザンキ):(広辞苑)恥じて心におそれおののくこと
(注意)以下のザンキ「慙愧・慚愧」と混同しないようにする・・・
cf:慙愧・慚愧:恥じ入ること、悪口を言うこと・そしること
(漢検2)慙愧(ザンキ):反省して心からはじいること。「―にたえない」
<語選択問題2>
1.豈弟・豈悌(ガイテイ):(「豈弟」、は漢検2大見出し。「豈悌」は「悌」の下つき。)楽しみやわらぐこと。「弟」はおだやかなさまの意。
豈弟(ガイテイ):(漢検2大見出し)楽しみやわらぐこと。「弟」はおだやかなさまの意。
(漢検2)
悌:テイ・ダイ *“やわ(らぐ)”訓の掲載ナシ。
意味 :①したがう。年長者に従順なこと。「孝悌」 ②兄弟の仲がよいこと。「悌友」 ③やわらぐ。やすらか。「豈悌(ガイテイ)」
下つき:豈悌(ガイテイ)・孝悌(コウテイ)
豈悌(ガイテイ):たのしみやわらぐ (注)大字源では「豈弟」で掲載あるが、説明に「弟は悌で、やわらぐ意」とあったので「豈悌」としている。
豈弟(漢検DS):楽しみ和らぐこと。
2.苞桑(ホウソウ):(大字源)①桑の木の根の意で、根元のしっかりしたもの。②転じて、物事の根本の堅いこと。
*大字源では「同)包桑」となっているが、漢検2では、
苞:①あぶらがや。カヤツリグサ科の多年草。 ②つと。つつみ。また、みやげ。みやげもの。「苞苴(ホウショ)・(つと)」 ③つつむ。「苞裹(ホウカ)」 ②③ 類)包 ④ねもと。もと。「苞桑」
となっており、「苞桑」には“類)包”となっていないので、留意。(「苞桑」と書いたほうが無難)
(既出記事)
<語選択問題(高得点者向け)⑨>
①苞桑(ほうそう)=①桑の木のもと、②根深柢固なたとえ、③易の用語「苞桑に繋(かか)る」=非常に危なっかしい状態のこと、危機的な状況のこと。④③から、転じて国家的危機、人生の危機などを意味することば・・・らしい。 *桑苞(ソウホウ)=桑の根、転じて根本の固いこと。=苞桑=草木の根もと 四字熟語「竹苞松茂」
3.雅醇(ガジュン):(広辞苑)上品でまじりけのないこと
(漢検2)下つき:雅醇(ガジュン)・清醇(セイジュン)・芳醇(ホウジュン)
(注意)「雅馴」と混同しないように・・・「雅馴:言葉づかいが正しく、筆遣いが馴れていること。文章などが上品でおだやかなこと」
4.矜式(キョウショク):(広辞苑)道につつしみのっとること
5.桑海(ソウカイ):(広辞苑)(桑田変じて滄海となる意)世の中の移り変わりのはげしいこと。滄桑。滄海桑田。 *“ソウソウ”、“ソウソウの変”だったら、「滄桑」・「“滄桑”の変」
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検辞典、広辞苑、その他(大字源ほか)をメインに、おさらい(過去記事)を目的とした語選択問題を提供します。+α(新規)は少ないと思いますので、復習の目的でご活用ください・・・なお、5回程度(1回につき2問、計10問、50題程度)連続して提供していく予定です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<語選択問題1>
1.成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法
2.おどけふざけること。おどけ。
3.遠い果ての地。荒れ果てた辺地。
4.物事の道理を教えさとすこと。
5.恥じて心におそれおののくこと
<語群>
( てんぜん、こうえい、かいゆ、ゆし、ざんき、けつご、しゅくきゃく、かいかい )
<語選択問題2>
1.楽しみやわらぐこと
2.物事の根本の堅いこと
3.上品でまじりけのないこと
4.道につつしみのっとること
5.世の中の移り変わりのはげしいこと
<語群>
(きょうじゅん、そうかい、しょくび、ほうそう、がいてい、きょうしょく、がじゅん、りょうい)
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<語選択問題1>
1.歇後(ケツゴ): (漢検2)(広辞苑)成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法。後略語。
(注意)「歇“語”」と書かないように・・・。「歇後語」ならOKだが・・・。
(参考)
歇後(ケツゴ):歇後語:縮脚語ともいう。後略語。たとえば、「友于~」で後の「兄弟」を省略、「三尺~」で「剣」を省略、「一抔(イッポウ)~」で次にくる「土」を省略する・・・というように使うそうだ。
*対・類で出題した「貽厥(イケツ)」とか「友于」などもその例。
貽厥:(大字源)子孫。また、子孫に残す。書経に「貽厥子孫:厥(そ)の子孫にのこす」とあり、上二字をとっていう。このような熟語を歇後(ケツゴ)の語という。
友于:(漢検2「歇後」の説明のところ)成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法。後略語。「友于兄弟(兄弟いつくしみあい仲良くする)」〈『論語』〉を「友于」のみで「兄弟仲良く」の意とするなど。
2.詼諧(カイカイ):(広辞苑)おどけふざけること。おどけ。諧謔。滑稽。
(漢検2大見出し)おどけること。たわむれ。冗談。類)諧謔(カイギャク)
(注意)漢字の順番を間違えないように・・・「詼」が先・・・
3.荒裔(コウエイ):(漢検2熟語のみ)(大字源)遠い果ての地。辺境の地。遐裔。辺裔。(その他辞書)荒れ果てた辺地。
4.誨諭(カイユ):(広辞苑)(大字源)物事の道理を教えさとすこと。
5.慙悸(ザンキ):(広辞苑)恥じて心におそれおののくこと
(注意)以下のザンキ「慙愧・慚愧」と混同しないようにする・・・
cf:慙愧・慚愧:恥じ入ること、悪口を言うこと・そしること
(漢検2)慙愧(ザンキ):反省して心からはじいること。「―にたえない」
<語選択問題2>
1.豈弟・豈悌(ガイテイ):(「豈弟」、は漢検2大見出し。「豈悌」は「悌」の下つき。)楽しみやわらぐこと。「弟」はおだやかなさまの意。
豈弟(ガイテイ):(漢検2大見出し)楽しみやわらぐこと。「弟」はおだやかなさまの意。
(漢検2)
悌:テイ・ダイ *“やわ(らぐ)”訓の掲載ナシ。
意味 :①したがう。年長者に従順なこと。「孝悌」 ②兄弟の仲がよいこと。「悌友」 ③やわらぐ。やすらか。「豈悌(ガイテイ)」
下つき:豈悌(ガイテイ)・孝悌(コウテイ)
豈悌(ガイテイ):たのしみやわらぐ (注)大字源では「豈弟」で掲載あるが、説明に「弟は悌で、やわらぐ意」とあったので「豈悌」としている。
豈弟(漢検DS):楽しみ和らぐこと。
2.苞桑(ホウソウ):(大字源)①桑の木の根の意で、根元のしっかりしたもの。②転じて、物事の根本の堅いこと。
*大字源では「同)包桑」となっているが、漢検2では、
苞:①あぶらがや。カヤツリグサ科の多年草。 ②つと。つつみ。また、みやげ。みやげもの。「苞苴(ホウショ)・(つと)」 ③つつむ。「苞裹(ホウカ)」 ②③ 類)包 ④ねもと。もと。「苞桑」
となっており、「苞桑」には“類)包”となっていないので、留意。(「苞桑」と書いたほうが無難)
(既出記事)
<語選択問題(高得点者向け)⑨>
①苞桑(ほうそう)=①桑の木のもと、②根深柢固なたとえ、③易の用語「苞桑に繋(かか)る」=非常に危なっかしい状態のこと、危機的な状況のこと。④③から、転じて国家的危機、人生の危機などを意味することば・・・らしい。 *桑苞(ソウホウ)=桑の根、転じて根本の固いこと。=苞桑=草木の根もと 四字熟語「竹苞松茂」
3.雅醇(ガジュン):(広辞苑)上品でまじりけのないこと
(漢検2)下つき:雅醇(ガジュン)・清醇(セイジュン)・芳醇(ホウジュン)
(注意)「雅馴」と混同しないように・・・「雅馴:言葉づかいが正しく、筆遣いが馴れていること。文章などが上品でおだやかなこと」
4.矜式(キョウショク):(広辞苑)道につつしみのっとること
5.桑海(ソウカイ):(広辞苑)(桑田変じて滄海となる意)世の中の移り変わりのはげしいこと。滄桑。滄海桑田。 *“ソウソウ”、“ソウソウの変”だったら、「滄桑」・「“滄桑”の変」
👍👍👍 🐔 👍👍👍