漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

対義語・類義語問題(上級者向け) その3/6

2017年09月27日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●“オアソビ”と“超A級・A級”はヤメて、真剣に・・・6回シリーズ(予定)・・・
●漢検辞典ベースで半分くらい、残りは国語辞典などからの出題・・・難度は十分なので上級者向けです・・・
●中には、役立つものがあるかもしれないので、お時間のある他の方もご覧になっておくと良いかもしれません・・・
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<類義語問題(上級者向け3/6)>
*1.~10.は、すべて類義語の問題です。
1.美人    2.讒言 3.僊人 4.華美   5.能書 
6.天神地祇 7.托鉢 8.険阻 9.十日間 10.水晶

<語群>
( こうくん、しょうぜつ、ぎょくえい、こうてんこうど、かしゅ、えんかく、きしん、そうじゅん、らさい、かさ )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(解答)
1.紅裙 2.毀譖 3.煙客 4.過差 5.嘉手 6.皇天后土 7.羅斎 8.峭絶 9.匝旬 10.玉瑛


(補足)
◎:漢検2掲載熟語 その他:大字源・広辞苑など国語辞典掲載熟語

美人  ◎讒言 ◎僊人 華美 能書 ◎天神地祇 ◎托鉢 ◎険阻 十日間 ◎水晶
◎紅裙  毀譖  煙客 過差 嘉手 皇天后土  羅斎 ◎峭絶  匝旬 ◎玉瑛

◎紅裙(こうくん):美人。芸妓。
(漢検2)美人。また、芸者。 *紅色の着物のすその意から。

●毀譖(キシン):人のことを悪く告げ口する。●讒言。
●煙客(えんかく)=仙人・僊人

●過差(かさ):分に過ぎたこと。華美。ぜいたく。
●嘉手(かしゅ):書の巧みな人。能筆。能書。

●皇天后土(こうてんこうど):天の神と地の神。天神地祇。

(広辞苑)●羅斎(らさい)=●托鉢、●乞食(こつじき)=邏斎(ろさい) 
 <参考>
(漢検2)邏斎(ロサイ):①托鉢(タクハツ)して斎食(サイジキ)を乞(こ)うこと。 ②乞食(コジキ)の別称。
(注)「邏」:ラ、めぐ(る)、みまわ(る)、みまわ(り) →通常は、「邏卒」とか「巡邏」とか・・・。

◎(漢検2大見出し)◎峭絶(ショウゼツ):山などが高くそびえ立って、けわしいさま。
 (大字源)峭絶:非常に険しい。険絶。●険阻。
●(DS)「匝旬(そうじゅん)」:10日間の意 十日間の意 (広辞苑)●旬朔(じゅんさく):①10日と朔日 ●②10日間

漢検2:①とおか。一〇日間。「旬間」「旬日」「初旬」 ②一〇か月。また、一〇年。 ③あまねくゆきわたる。みちる。 ④しゅん。野菜・果物・魚などの最も味のよい時期。

◎(漢検2)「玉瑛(水晶の別名)」 (大字源)「玉瑛」は水晶。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その9&その10

2017年09月27日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その9>
1.たすけて成就させること
2.精白しない米
3.死を覚悟して直言すること  
4.禅家で礼をしかえすこと
5.人をごまかすようなこと。いんちき。

<語群>
( しかん、まいし、ひっせい、とうべい、わんれい、らつりょう、ちょぼ、としょう ) 

<語選択問題-上級者用- その10>
1.姿の優れて立派なさま 
2.(この洞穴に古書千巻を蔵してあったという故事から)書籍を多く蔵する所。蔵書室。
3.水草の類
4.円満にやわらぐこと
5.ひとみ、くろめ。

<語群>
( めいぼう、せいぼう、にゆう、ゆうわ、こんわ、ひんそう、はいがい、がいがい ) 

👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その9>
●弼成(ひっせい):たすけて成就させること
●糲糧(らつりょう):精白しない米
◎昧死(まいし):死を覚悟して直言すること  *上奏文に使用する決まり文句 *「昧」は「おかす」意。
(漢検2)昧死(マイシ):死を覚悟で君主などに真実を直言すること。中国で、君主に上奏する文に用いた語。
 (注)ダミー「尸諫・屍諫(しかん)」は、しかばねとなって、すなわち一命を捨てて、主君をいさめること。

◎還礼(わんれい):禅家で礼をしかえすこと、答拝(とうはい・たっぱい)、回礼。*還(ワン)は唐音。
(漢検2)還礼(ワンレイ):禅家で、礼を返すこと。 「ワン」は唐音。
●蒲戯(ほぎ):ばくち。◎樗蒲(ちょぼ)。◎博奕。
(漢検2)◎樗蒲(チョボ):「樗蒲一」の略。
     樗蒲一(チョボイチ):①中国から伝わった賭博(トバク)の一種。一つのサイコロで出る目を一つ予測し、当たれば賭(か)け金の四倍が戻るもの。 ②人をごまかすようなこと。いんちき。 「樗(ごんずい)」と「蒲(かわやなぎ)」の実をサイコロとして用いたことから。「チョボ」ともいう。

(解答)1.弼成 2.糲糧 3.昧死 4.還礼 5.樗蒲 

<語選択問題-上級者用- その10>
◎沛艾(はいがい):姿の優れて立派なさま  
(漢検2)下つき:耆艾(キガイ)・蒿艾(コウガイ)・沛艾(ハイガイ)・蓬艾(ホウガイ)・幼艾(ヨウガイ)
     蒿艾(コウガイ):(大字源)草の名。よもぎぐさ。
(当ブログ)
<艾:ガイ、よもぎ、もぐさ、としよ(り)、か(る)、おさ(める)>
・よもぎ:蒿艾(コウガイ)、蓬艾、艾葉=(もぐさを作る)よもぎの葉、艾酒
・もぐさ:艾灸、艾火、艾灼(ガイシャク)=もぐさを焼く、灸をすえる、艾気=②もぐさの臭い
・としよ(り):艾耆(ガイキ)・耆艾=50、60歳の老人のこと(「艾」は50歳)、幼艾、艾者=50歳の人・老人、艾老、艾年=50歳
・か(る):艾殺=刈る、殺す、平らげる、艾絶=刈りたやす=刈絶
・おさ(める):艾安、艾康
・その他:艾艾(ガイガイ)=どもりの人の語、艾気=①どもりの口気 (②もぐさの臭い)、沛艾 ←漢検2掲載下付き熟語・意味掲載ナシ
 「沛艾」=(漢字源)馬の姿が堂堂としていること (大字源)①姿の優れて立派なさま ②馬の進みゆくさま (字通)姿が勇ましい (大漢和)①姿の優れて美しいさま ②馬の行くさま
  *「艾」に、“おおきい、うつくしい、みめよい”という意味あり・・・。「沛艾」の「艾」はこの意味に該当すると思われる。

(注1)「“霈”艾」でも〇になると思うが、熟語は見当たらず・・・。ただし、過去問で「霈艾(ハイガイ)」という熟語使用あり。
    *ブレイズムさんのブログにも、「霈艾・・・はいがい 意味:(手持ち辞書すべてに意味記載なし))とあり。
     ただし、SSブログでは「沛艾/霈艾」とある。
(注2)広辞苑はじめ国語辞典では、ほとんど馬のこと
 *デジタル大辞泉 沛艾: 馬の性質が荒く、はねてあばれること。また、その馬。
  「きはめて桃尻(ももじり)にして、―の馬を好みしかば」〈徒然・一四五〉

(“酉”年に因んで出るかも・・・んなことないか・・・)
●二酉(にゆう):(大酉・小酉の2山のこと。この洞穴に古書千巻を蔵してあったという故事から)書籍を多く蔵する所。蔵書室。
◎蘋藻:水草の類
 (漢検2)①うきくさ。水面に浮かび生える草の総称。「蘋風」類)萍(ヘイ)
      ②でんじそう。デンジソウ科のシダ植物。かたばみも。◎「蘋藻(ヒンソウ)」
      下つき:藻蘋(ソウヒン)・萍蘋(ヘイヒン)
●渾和(こんわ):円満にやわらぐこと
(当ブログ)
<渾:コン、ま(じる)、にご(る)、す(べる)、すべ(て)>
・ま(じる):渾沌、渾淆=混淆、渾雑=混雑、渾濁=混濁、渾和=融和する、まじる、混合する
・にご(る):渾心=心を濁す、
・す(べる):大・字とも読みなし。
・すべ(て):渾身、渾円、渾家=全家・家じゅう、渾碧=青一色、渾一=渾金=渾成=統一する・一となる、渾化=一体化、渾崙、渾侖(コンロン)・・
・その他:渾名=綽名=諢名、渾儀=渾天儀
 *ダミー「宥和」は、“ゆるして仲よくすること”

◎睛眸(せいぼう):ひとみ、くろめ。(漢検2)下つき「睛眸(セイボウ)」

(解答)1.沛艾 2.二酉 3.蘋藻 4.渾和 5.睛眸 
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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慣用句的な表現 ~その8(完)~ 

2017年09月27日 | 慣用句
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●広辞苑はじめ国語辞典に掲載されていた慣用句的な表現について案内しています・・・今回で一応終了です・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
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(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)
*全5回・全50個で終了の予定でしたが、ヌケ・モレがありましたので補足版をを発信しました。今まで記事済みのものとも重複しているものもあると思います・・・

71.行色(こうしょく)を壮(さか)んにする
  *旅立ちに際して送別の宴などで激励すること=行を壮んにする  *行色:旅立とうとすること、その気配・様子
72.後度(ごど)を突く:念のために問いただす 後度=後途:のち、後日 ⇔先度
73.垢離(こり)を掻く=垢離の行をする
74.衣は骭(かん)に至り、袖、腕に至る
  *ゆきたけの短い着物で脛と腕をあらわにする→武骨なさまにいう
75.朔(さく)を奉(う)=正朔を奉ずる意(天子の統治に服する)
76.姑の前の見せ麻小笥(おごけ):嫁の見せかけの働き。麻小笥:績んだ麻を入れるまげもの
77.綬(じゅ)を釈(と)く:官職を辞する ⇔綬を結ぶ(=官職に就く)
78.刃(じん)を迎えて解く
  *破竹の勢い、勢いに乗じて労せず敵を破るたとえ(竹を割るときに初めの数節を切り割れば、後は刃を迎えるようにたやすく割れることから)
79.心腹を輸写(ゆしゃ)す:こころの中をすべて打ち明ける *輸写:残りなく話すこと
80.慎莫(しんまく)に負えぬ:進退きわまる、始末に困る  
  *慎莫:①良く物事を始末すること、良く身の回りの処置をすること ②実直なこと、律儀、まじめ
81.石痳(せきりん)の味を嘗めて会稽の恥を雪ぐ:略 (石痳=結石のこと)
82.手纏(たまき)の端無きが如し
  *めぐりめぐってきわまる所のないこと *手纏=環、鐶 ①腕飾りの一つ、釧(くしろ) ②ゆごて
83.団雪(だんせつ)の扇:円く白い扇。転じて、寵衰えて顧みられなくなった身にたとえる
84.値遇(ちぐ・ちぐう)の縁
  *仏縁によってめぐりあうこと *値遇:出会うこと、めぐりあうこと、親しくすること
85.法鼓(ほうく・ほっく)を鳴らす:仏法を宣揚する 
  *法鼓:①仏法。仏法を説くことを、戦闘での進軍の太鼓にたとえ、法鼓をたたくという。
      ②禅寺の法堂(はっとう)の北東隅に備える太鼓。
86.家尻(やじり)を切る
  *盗人が家尻を破って忍び込むこと。*家尻:屋後:家、蔵などの後の方
87.野猪(やちょ)にして介(かい)するもの:いのしし武者のこと  *介:よろいの意

👍👍👍 🐔 👍👍👍
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