漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

俶儻不羈

2017年09月29日 | 四字熟語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・上級者向け語選択問題で、「俶儻」を出題できたから、やっと「俶儻」の四字熟語の記事を書くことができる(^^)
・「俶儻」をいろいろとしらべていて発見したもの・・・

俶儻不羈(てきとうふき)
 ・新島襄の遺言の中にある言葉・・・
  「同志社に於ては俶儻不羈なる書生を圧束せず、務めて基本性に従い、之を順導し、以て天下の人物を養成す可き事・・・」
 ・「俶儻不羈なる書生を無理に押さえ込むことのないように」という遺言の由・・・
 ・「俶儻不羈の人」とかの使われ方をするようだ・・・

俶儻非常(てきとうひじょう)
 ・司馬遷の史記の中にもある文言・・・
 ・意味は「俶儻不羈」と似たようなもんだろう・・・
 ・これも、「俶儻非常の人」とか「俶儻非常の人の名を記す」とかの使われ方をしているようだ・・・

奇偉俶儻(きいてきとう):優れて立派で非凡なこと
 ・「魯仲連は、斉の人なり。奇偉俶儻の画策を好みて、仕宦任職を肯ぜず、好みて高節を持す・・・」なんて、古代の文献に使われていた・・・
 *「魯仲連」は四字熟語辞典にある「仲連蹈海」の、あの仲連のこと・・・

(既出)
(漢検2)俶:㊁テキ: すぐれる。ひいでる。◎「俶儻(テキトウ)」
(広辞苑):①才気があってすぐれていること ②独立していて拘束されないこと。不羈(ふき)。
(当ブログ)・すぐ(れる):俶儻(テキトウ)=卓異の人
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漢検四字熟語辞典:舐るような復習③:含英咀(ショ)華 ・・・ほか

2017年09月29日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・漢検四字熟語辞典の“舐(ねぶ)る”ような復習を開始中・・・
・同辞典の復習と同時並行的に気になったところをメモ的に書いています・・・初心者や合格をめざすチャレンジャーの方向けではないような気はしますが、時間に余裕のある方、ヒマな方は読んでください・・・一応、自分の復習でもあるので、為にはなる記事だとは思います(^^;)


含英咀華(ガンエイ“ショ”カ)
 ①「“英を含み華を咀(くら)う”とも読む」となっているが、「咀」に“咀(くら)う”という現行訓読みは無いが・・・
 ②咀嚼(ソシャク)に代表されるように、「咀」は“ソ”音読みではダメなのか・・・現に、おなじところに類義語として「咀嚼(ソシャク)英華」って記載してあるが・・・

(漢検2)
 「咀」の意味:かむ。かみくだく。また、あじわう。理解する。「咀嚼(ソシャク)」
(大辞典)
 「咀」の字義:漢検2とほぼ同じで“くらう”という読み・意味の記載はなかった・・・が、後記するように“花を食う”という意味で説明しているので、「かむ・あじわう」が「食う」意味と同等と捉えられている節もある・・・ただ、いずれにしても「華を咀(くら)う」という読みにしたら✖だろう・・・。
<咀:ショ、ソ、か(む)、あじ(わう)> 
(大字源)
 *ショ(漢音) ソ(慣用音)・・・この「咀華(ショカ)」の「咀(ショ)」は漢音ということか・・・
 *咀華(ソカ):花を食う。文章の良いところを味わうたとえ。(出典は、この四字熟語と同じ。)
 *大字源では、その他の熟語もすべて“ソ”読みだった・・・ただし、ただし、“「含ㇾ英咀ㇾ華」(えいをかをくらう):含英咀華(ガンエイショカ)に同じ”という記載もあって、「含」の方を見ると、
 「含英咀華(ガンエイショカ・えいをふくみかをくらう)」:文章を読むとき、その優れたところをよく味わう。
 となっていた・・・
 *この四字熟語、ガンエイ“ソカ”と読んだら✖になるのかしら?・・・漢検四字辞典には、他のところではよく記載してあるような“「(ソカ)」とも読む”とは書いてないから、ちょっとアブナイかもしれない・・・

海底撈月(カイテイロウゲツ)
(これはどこかに書いたか、誰かのブログにコメントしたか、記憶あるのだが・・・)

 *同辞典の意味に“「撈月」は月をすくいあげる意。”とか、補説に「“海底に月を撈(すく)う”とも読む」とか、書いてあるけど、これも、「撈」の現行訓読みにはナイ読み・・・

  撈:ロウ、と(る)、すくいと(る)  *漢検2には「すくいと(る)」訓は載せていない・・・

(漢検2)
 意味:とる。すくいとる。「漁撈」
 「撈」から始まる言葉:撈魚(ロウギョ)
 撈魚(ロウギョ):魚をすくいとること。いさり。すなどり。類)漁労

*だから、「撈月ー撈る」とあったら、「撈(と)る」か「撈(すくいと)る」・・・四字熟語辞典を鵜呑みにして「すくいあげ(る)」なんて書いたら✕にされるだろう・・・

英華発外
 ・辞典の意味のところに“「英華」は美しい花・華やかな光”の意、補説のところに“「英華外(そと)に発(はっ)す」とも読む”とある。
 ・大した問題ではないが、大字源によれば、
  英華(エイカ):①~⑧までの意味が掲載されているが、詳細は省略・・・本四字熟語に関係するところだけ記載すると、
  「①美しい花。 ②美しさが表面に現れたものをいう。 ③華やかな光。「英華発外」(礼・楽記) ④・・・」
 *大字源によれば、この四字熟語の「英華」は、③の「華やかな光」の意味のほうのようだが・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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対義語・類義語問題(上級者向け) その5/6

2017年09月29日 | 類義語・対義語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●“オアソビ”と“超A級・A級”はヤメて、真剣に・・・6回シリーズ(予定)・・・
●漢検辞典ベースで半分くらい、残りは国語辞典などからの出題・・・難度は十分なので上級者向けです・・・
●中には、役立つものがあるかもしれないので、お時間のある他の方もご覧になっておくと良いかもしれません・・・
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<類義語問題(上級者向け5/6)>
*1.~10.は、すべて類義語の問題です。
1.昊天  2.煩悩 3.真実 4.共犯  5.非難 
6.擬古文 7.微行 8.品騭 9.舟歌 10.桎梏 

<語群>
( あいぜん、きし、あいだい、せいげん、がぶん、かこう、ひんそう、しんぷ、きはん、えんしゅつ )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(解答)
1.青玄 2.愛染 3.信孚 4.加功 5.譏刺 6.雅文 7.燕出 8.品藻 9.欸乃・靄迺・靄乃 10.羈絆
(補足)
◎昊天  煩悩 真実 共犯  非難 擬古文 微行 ◎品騭 舟歌       ◎桎梏      
◎青玄 △愛染 ●信孚 加功 ◎譏刺 雅文  燕出 品藻 ◎欸乃・靄迺・靄乃 ◎羈絆

◎青玄=蒼玄=◎昊天・・
 (漢検2)「玄」下つき:淵玄(エンゲン)・青玄(セイゲン)・太玄(タイゲン)・幽玄(ユウゲン)
 (ネット上)青玄(せいげん)は、俳誌。 (大字源)おおぞら。蒼玄。
 (漢検2)
 意味:そら。おおぞら。「昊天」
 下つき:蒼昊(ソウコウ)
 昊天(コウテン):①広く大きい空。大空。天。 ②夏の空。

△愛染 煩悩
愛染(アイゼン):①貪愛染着(トンアイセンジャク)の意。貪り愛しそれにとらわれ染まること。煩悩。 ②愛染明王の略。
(漢検2)愛染明王(アイゼンミョウオウ):仏)密教で、愛欲をつかさどる仏。全身赤色で、三つの目と六本の腕をもつ。怒りの顔つきをしている。

●信孚(しんぷ):(「孚」も信の意」:まこと。真実。孚信(ふしん)。 *「孚」フ、かえ(す)、まこと、はぐく(む)
●加功(かこう):加担すること、共犯
*【加功】他人の行為の一部を分担すること。手助けをすること。 稲村が企てし ハルマ釈辞の書は、彼が―して其業を助成せりとなり〔出典: 蘭学事始〕
*高田馬場の決闘で有名な堀部安兵衛を称えた「 堀部武庸加功遺跡碑」(明治43年)

◎譏刺(きし):そしること、非難
(漢検2)◎下つき「刺譏(シキ)」あり。
◎擬古文(ぎこぶん):古代の文体をまねて作った文。雅文
 (漢検2)擬古文(ギコブン):古い時代の文体や表現などをまねて作った文。特に、江戸時代に平安時代の作品を模範として書かれた文章

●燕出(えんしゅつ)=微行

●品藻(ひんそう):しなさだめ。品評。*大字源も同じ。*漢検2ナシ。
 *品騭(ひんしつ):(大字源)しなさだめ。騭は、定めるの意。品評。
 ◎品騭:漢検2掲載熟語(意味説明ナシ)

◎欸乃(アイダイ):(以下のように、他にも別解あるが「欸乃・靄迺・靄乃」までは〇か・・・
(漢検2)①船頭のかけ声。また、櫓(ろ)のきしむ音。②舟歌。③きこりの歌。*「アイナイ」とも読む。
(広辞苑)(アイナイとも)漁夫が船を漕ぎながら歌う歌。ふなうた。
(DS)船を漕ぐときの掛け声や櫓のきしる音
(大字源)船頭が船をこぐとき、調子を合わせてうたう歌。転じて一般に、船歌。また、転じて、きこり歌。同)曖乃
「靄迺・靄乃(アイダイ)」:舟をこぐときの歌声。同)欸乃

羈軛(きやく)=束縛、羈絆
(漢検2大見出し)
◎羈絆(キハン):つなぎとめること。また、そのもの。行動を拘束するものや事柄。きずな。「世の―を脱する」「音楽は人を地上の―から切り放す」類)束縛・◎桎梏(シッコク) 「羇絆」とも書く。
羈軛(キヤク):牛馬をつなぎとめる道具。転じて、自由を制限すること。「旧社会の―を打破する」類)束縛
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その13&その14

2017年09月29日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その13>
1.わずかな長さ
2.左右から助けること
3.真心に感じること。通じ合うこと。 
4.天の最も高い所。 
5.無心の世界。無の境地。
<語群>
( てんがい、きゅうしょう、たいげん、ふすん、げんこう、かんぷ、きょうほ、ほうすん )

<語選択問題-上級者用- その14>
1.目のとどくかぎり。見渡すかぎり。
2.手足などの筋肉が収縮すること
3.しげりはびこること
4.あふれるほど盛んなこと
5.宰相が国を治めること
<語群>
( せんぼう、こうれん、おういつ、じんれん、きょくもく、しょうり、はんえん、まんえん )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その13>

●膚寸(ふすん):(大字源)わずかな長さ。膚は、四本の指を並べた長さ。寸は、指一本の長さ。 同)扶寸
 *方寸(ほうすん):①一寸四方。転じて、ごくせまいところ。②こころ。心中。胸中。
◎夾輔(きょうほ):(広辞苑)左右から助けること
(漢検2)①はさむ。さしはさむ。「夾撃」類)挟 ②はさまる。まじる。「夾雑」 ③たすける。「夾輔(キョウホ)」

◎感孚(かんぷ):真心に感じること、通じ合うこと  *孚:フ、かえ(す)、まこと、はぐく(む)  (漢検2)下つき「感孚(カンプ)」
●九霄(きゅうしょう):天の最も高い所。九天。 ⇔九地
◎太玄:大辞林 太玄:無心の世界。無の境地。 「 -の閽もんおのづから 開けて、此華やかなる姿を、幽冥ゆうめいの府に吸ひ込まんとするとき/草枕 漱石」 ...
(漢検2)下つき:淵玄(エンゲン)・青玄(セイゲン)・太玄(タイゲン)・幽玄(ユウゲン)
(大字源)①虚無恬淡の道家の道。②太玄経に同じ。書名。易経をまねてつくったもの。
(解答)
1.膚寸 2.夾輔 3.感孚 4.九霄 5.太玄

<語選択問題-上級者用- その14>

●極目(きょくもく):目のとどくかぎり。見渡すかぎり。
(ダミー)瞻望:遠くを見渡す,遠望する。大辞泉 瞻望:遠く見渡すこと。「偕に戸外に出でて―し たり」〈鴎外訳・即興詩人〉
 「瞻望」は 仰ぎ見て尊敬すること
◎拘攣(コウレン)(漢検2):手足などの筋肉が収縮すること。類)痙攣(ケイレン)
ブログ:③攣拘=拘攣(コウレン):つなぎしばられる。拘束。官職や道徳その他にしばられて自由に行動できないこと。筋肉が収縮して、手足や首などが曲がって伸びないこと

●蕃衍・繁衍(はんえん):しげりはびこること
◎横溢・汪溢(おういつ):①水のみなぎりあふれること。②あふれるほど盛んなこと。「元気・・・」
(漢検2)汪溢(オウイツ):満ちあふれること。「元気が―する」 「横溢」とも書く。
◎燮理(しょうり):(広辞苑)やわらげおさめること。ほどよくととのえること。宰相が国を治めることにいう。
(漢検2)燮理(ショウリ):①やわらげおさめること。調和させて整えること。「陰陽を―する」 ②宰相が国を治めること。

(解答)
1.極目 2.拘攣 3.蕃衍・繁衍 4.横溢・汪溢 5.燮理

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