漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

瑾瑜匿瑕 山藪蔵疾 川沢納“汚” 匿瑕含垢 国君含垢・・・

2017年09月26日 | 四字熟語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●完全征服(1級)から・・・つづき・・・
瑕(カ)を匿し、 垢を含む
・これ、いろいろと調べたら、春秋左伝(宣公十五年)の一節のようだ・・・この前後の文章から採択されている四字熟語はたくさんあった・・・みんな、この文からなんだ・・・知らんかった・・・
・「・・・諺に曰く、高下は心に在りと。 川沢は汚(けが)れを納(い)れ山藪は疾(きず)を蔵(かく)し瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し国君は垢(はじ)を含むは、天の道也(なり)。君は其れ之を待てとし、乃ち止む。・・・」だって・・・。

・この文から採られている四字熟語・・・

高下在心 ・・・漢検四字熟語辞典にもあるね
川沢納汚 ・・・漢検四字熟語辞典では「山藪蔵疾」の小項目で記載あり
        *ただし、「川沢納“汙”」で・・・。だから今まで無視していたけど、調べたら、「汙」は「汚」の別体字ということのようだ
        *だから、「川沢納“汚”」で出てもおかしくないってことかもしれない・・・
山藪蔵疾 ・・・漢検四字熟語辞典にアリ
瑾瑜匿瑕・・・ 「瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し、 国君は垢(はじ)を含む」の部分の前半部分からなんだ・・・
国君含垢 ・・・漢検四字熟語辞典にアリ(だったか?)
匿瑕含垢(とっかがんこう・とくかがんこう):「瑕(きず゙)を隠し垢を含む」という意味で、こういう四字熟語もあるようだ・・・

ー参考1ー
(漢検2)
瑕:カ きず・あやま(ち)
意味:①きず。あやまち。「瑕疵(カシ)」「瑕瑜(カユ)」類)過 ②なんぞ。いずくんぞ。類)何・遐(カ)・胡(コ)
下つき:細瑕(サイカ)・疵瑕(シカ)・小瑕(ショウカ)・微瑕(ビカ)
「瑕」から始まる言葉 瑕瑾(カキン)瑕釁(カキン)瑕疵(カシ)瑕(きず)
瑾:キン
意味:美しい玉。「瑾瑜(キンユ)」
下つき:瑕瑾(カキン)・細瑾(サイキン)
瑜:ユ
意味:①美しい玉の名。「瑾瑜(キンユ)」 ②梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる。「瑜伽(ユカ)」
瑜伽(ユガ):仏)呼吸を整え、心を静める修行によって得る、主観と客観の融合した境地。また、その修行法。ヨガ。ヨーガ。梵語(ボンゴ)の音訳で「相応」の意。

ー参考2ー
・「漢検1級 29-2向け模擬試験問題 その4」で、
 7.カユ相掩わず 7.瑕瑜 *欠点と美点、悪と善とかみなはっきり現れ、互いに隠し合わないこと。

 という故事成語類の出題をしたけど、この「瑕瑜」は漢検2にも掲載されている熟語・・・覚えておいて損はないと思う(^^)

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袴の裾をマツる・・・ほか

2017年09月26日 | 書き・読み問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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(漢検「完全征服(準1級)「完全征服(1級)」の復習中に・・・)
・昨夜、悪友のYが電話してきて、浅草なんとかの劇場でJazz演奏会あるから行かないかって誘われた・・・
 Y:チケットあるから行こうぜ、タダでいいから・・・
 俺:いつ?
 Y:10月の8日
 俺:試験1週間前じゃないかあ!追い込みの最中じゃんか、ダメ、ダメ、行かない・・・
 Y:この前は事故でフラフラしてても受かったんだろ?全然大丈夫じゃんか・・・
 俺:あのねえ、受かることが目的じゃないのよ、オレのばやい・・・。満点取ろうとしてんだよお~・・・。
 Y:へえ~っ、そんなこと考えてんだあ~・・・よくやるよなあ~(アホか・・・って呆れ返った様子)・・・それって難しいのか?
 俺:う~ん、満点賞てのができてからはまだ1級ではいないようだかんなあ~・・・
 Y:へえ~っ、そんな難しいのかあ・・・じゃ、ダメじゃん。じゃ、やっぱり行こうよお~Jazz・・・
 俺:あのねえ、チャレンジすることにも大いに意味があるのよ、この緊張感がボケ防止なんかにもいいんだよ、とっても。
 (この後、しつこく、しつこく誘われるも、なんとか拒絶・・・)
 俺:ところで、試験終わった翌日の東北温泉旅行の切符、とったんか?
 Y:まだだけど、どうせ、空いてるよ、たぶん・・・俺は大宮からだから・・・
 ・・・
 俺:じゃな、旅行まで、こっちは忙しいからな、またな。Kはどうした?Kを誘えばいいじゃんか・・・
 Y:う~ん、Kもいろいろと忙しいらしい、去年も誘ったんだけど都合つかなかったしい・・・
 俺:知るか、そんなん。そうだ、この前のTさん(Yの幼馴染の同級生の女性)と一緒にいけばいいじゃないかあ、お互い、ヒマなんだろ?
 Y:え~っ!?
 俺:じゃな、俺、忙しいんだよ、悪いけど切るよ、誘ってくれたことはありがと・・・
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●完全征服(準1級)から・・・

 袴の裾をマツる  纏る    *まつ(る)に対応する漢字はこれだけのようだ・・・

●完全征服(1級)から・・・

 指を以て沸けるを撓(みだ)す  撓(みだ)す 
*「みだ(す)」と読ませるとは・・・漢検さん出版だからな、ちょっと厄介・・・

 *1級ではないが、「沸ける」をどう読むのか、気になった・・・
 *どう調べても、「沸(わ)ける」としか読みようがないけど、「沸(わ)く」ではなく、「沸(わ)ける」と読ませるとは・・・
 *日本語の文法的には、「沸(わ)く」は自動詞だが、他動詞的に読める場合もあるようだ・・・滅多にない読み方のようだが・・・

 *なお、ついでに「わ(く)」に対応する漢字も一応調べた・・・
 (漢検2)
 ・沸く:わ-く   *沸:フツ 外)ヒ  わ(く)・わ(かす) 外)た(てる)・にえ 
  ①水が煮立って、湯気が盛んに出ること。「やかんの湯が―く」
  ②金属が溶ける。
  ③騒ぎ立てる。熱気をおびる。「観客は―きに―いた」「勝利に―く
 ・湧く・涌く:わ-く
  ①水などが地中から吹き出てくる。「温泉が―く」
  ②感情や考えなどが生じる。起こる。「勇気が―く」 ③発生する。「ウジが―く」 

 *広辞苑でも「沸く」と「涌く・湧く」は別建てで説明がなされているので、例文のように、もし、書き問題で出たら使い分けするようにしたほうがよさそうだ・・・

 *他に、「洶(わ)く」・「濆(わ)く」もあるが、これらは、使った場合、〇になるか、✖にされるか不明なので、下記の漢検2例文にある「濆き上がる泉」とか以外、使わないほうが良さそうではある・・・
 (漢検2) 
 洶:①わく。水がわきでる。「洶湧(キョウユウ)」 ②さわぐ。どよめく。
 洶洶(キョウキョウ):①水がわきあがるさま。波がわき立つさま。 ②たくさんの人が集まって、さわぎどよめくさま。
 洶湧・洶涌(キョウユウ):水が勢いよくわき出るさま。波がわき立つ音。また、そのさま。「キョウヨウ」とも読む。

 濆く(わ-く):水が盛んにわき出る。「―き上がる泉」
 濆:①わく。ふく。水がわき出る。 ②きし。みぎわ。ほとり。

俘馘 -俘(と)る 

・馘のほうは、「馘(みみき)る」「馘(くびき)る」は記事にしたけど、「俘」のほうは、「俘(と)る」読みは案内・出題していなかったと思う・・・「いけど(る)」なんて読みは無いので、これも注意しておく必要があるかも・・・

 俘:フ、とりこ、と(る)
 馘:カク みみき(る)・くびき(る) 
 意味①耳を切る。敵を殺した証拠として左耳を切りとる。「馘耳」「俘馘(フカク)」 ②首を切る。「斬馘(ザンカク)」 ③解雇する。「馘首」
 下つき:斬馘(ザンカク)・俘馘(フカク)
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対義語・類義語問題(上級者向け) その2/6

2017年09月26日 | 類義語・対義語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●“オアソビ”と“超A級・A級”はヤメて、そろそろ真剣に・・・6回シリーズ(予定)・・・
●漢検辞典ベースで半分くらい、残りは国語辞典などからの出題・・・難度は十分なので上級者向けです・・・
●中には、役立つものがあるかもしれないので、お時間のある他の方もご覧になっておくと良いかもしれません・・・
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<類義語問題(上級者向け2/6)>
*1.~10.は、すべて類義語の問題です。

1.晴空 2.山巓 3.災禍 4.造船所 5.同族 
6.山谷 7.袖珍 8.繁殖 9.偃武 10.恥辱

<語群>
( しさい、らんがく、びへい、こうち、そうこう、じそく、さんしょう、きんそう、せんしょう、もんよう)
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(解答)
1.蒼昊 2.山椒 3.呰災 4.船廠 5.門葉 6.巒壑 7.巾箱 8.孳息 9.弭兵 10.詬恥

(補足)
◎:漢検2掲載熟語 そのた:大字源・広辞苑など国語辞典掲載熟語

 晴空 ◎山巓 ◎災禍 造船所 ◎同族  山谷 ◎袖珍 ◎繁殖 ◎偃武 ◎恥辱
◎蒼昊  山椒 ◎呰災 船廠   門葉 ◎巒壑 ◎巾箱 ◎孳息 ◎弭兵 ◎詬恥


◎蒼昊(ソウコウ):(大字源)あおぞら。蒼空。(広辞苑)あおぞら。天。
 
    広辞苑:晴空(セイクウ):はれたそら。あおぞら。晴天。
        青天:晴れた青空。
        蒼天:①あおぞら。おおぞら。②春の空。③上帝。天帝。造物主。
(漢検2)
意味:そら。おおぞら。「昊天」
下つき:蒼昊(ソウコウ)
昊天(コウテン):①広く大きい空。大空。天。 ②夏の空。
(参考)碧虚(へききょ):青空、青天=碧霄、碧空、碧天・・・

山椒:(大字源)①山の頂上。椒は、頂上の意。・・・*漢検2には、この意味記載ナシ・・・

<椒:ショウ、はじかみ、かぐわ(しい)、みね、いただき>
・音訓すべてあり。「胡椒」「山椒」「椒酒」の熟語掲載あり。
・このうちの、「山椒(サンショウ)」・・・ミカン科の落葉低木のことなんだろうけど・・・
・訓にあるとおり、「みね、いただき」という訓・意味もある。
・「山椒」=山巓=山頂(大字源)・・・という同義語もありうる(^^)
(漢検2)
椒:ショウ はじかみ・かぐわしい・みね・いただき
意味:①さんしょう(山椒)。はじかみ。ミカン科の落葉低木。 ②かぐわしい。かおりがよい。 ③みね。山のいただき。
下つき:胡椒(コショウ)・山椒(サンショウ)
「椒」から始まる言葉 椒酒(ショウシュ):サンショウの実に他の生薬をまぜて、酒にひたしたもの。屠蘇(トソ)酒の類。

<椒:ショウ、はじかみ、かぐわ(しい)、みね、いただき>
・はじかみ:椒房=椒掖=椒屋=椒閣(=後宮)・・・、椒花、椒香、山椒、胡椒、椒觴、椒酒・・・
・かぐわ(しい):椒馨(ショウケイ)=かぐわしいこと
・みね、いただき:山椒(=山頂=山巓)
*その他:椒月=陰暦12月の異名。

●呰災(しさい)=わざわい ●災禍
 漢検2:①そしる。非難する。 ②きず。欠点。わざわい。「呰災」 類)疵(シ)
 呰:シ、そし(る)、きず
 *記事・問題で既出*
●船廠(せんしょう):(広辞苑)造船所のこと
●門葉(もんよう):(広辞苑)一つの血すじのなかのつながり。一門。一族。同族。また、同じ宗派・学派の人々。
◎巒壑(ランガク)
 (漢検2大見出し)巒壑(ランガク):山と谷。 ●山谷(サンコク):(大字源)やまと、たに。
●巾箱・巾箱本(キンソウホン):袖珍本(シュウチンボン) 袖珍:袖に入る程の小型のもの。袖珍本の略。
(漢検2大見出し)巾箱(キンソウ):①書物などをいれておく布張りの小さな箱。 ②「巾箱本(キンソウボン)」の略。携帯用の小さな本。
 (広辞苑)①絹張りの小箱。②巾箱本(キンソウ“ホン”)」の略。
◎孳息(じそく):うみふやすこと。ふえること  *「孳衍」とほぼ同様の意味。(≒繁殖)
(漢検2) 意味①うむ。子を生む。「育」 ②しげ(茂)る。ふえる。「孳衍(ジエン)」「孳息(ジソク)」・・・
●(類義語)(過去出題済み)弭兵(ビヘイ):戦をやめる。息兵。偃武。 *漢検2:意味②やめる。とめる。「弭兵」
◎【詬恥】(コウチ ) はじ。恥辱。
(漢検2)意味:はずかしめる。ののしる。そしる。また、はずかしめ。はじ。「詬恥」類)垢(コウ)
(大字源)①はじ。●恥辱。②ののしりはずかしめる。 類)詬辱
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29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その7&その8

2017年09月26日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その7>
1.仏寺・僧侶のこと
2.書籍。冊子。
3.深くお礼をいうこと
4.ドックの一種。繫船ドック。
5.くばりわけること。わりつけること。

<語群>
( けた、こうせんきょ、ぞうこう、ふべつ、ふと、めいしゃ、へんちつ、しゃらく ) 

<語選択問題-上級者用- その8>
1.よりどころとなる模範。
2.書画・文章の筆勢が枯れていて、しかも力強いこと
3.縁起をかつぐこと。つまらないことにこだわること。
4.外国が服従してくること
5.坐禅中に一定のところをめぐったり往復したりすること
<語群>
( こうえん、こうき、ひんぷく、ほうけい、きけい、きんひん、そうけい、ひりん ) 

👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その7>
◎浮屠・浮図(ふと):①仏陀に同じ ②塔。そとば。③転じて、仏寺・僧侶の意にも用いる。
(漢検2下つき)「・・・狗屠(クト)・(コウト)・浮屠(フト)」
◎篇帙(へんちつ):①書冊をおおう帙 ②転じて、◎書籍、◎冊子。
(漢検2)篇帙(ヘンチツ):書物を保護するために包むおおい。また、その書物。類)◎巻帙
●鳴謝(めいしゃ):深くお礼をいうこと
●閘船渠(こうせんきょ):ドックの一種。閘門を構え干潮でも水深を一定に保たせる。繫船ドック。
●賦別(ふべつ):くばりわけること。わりつけること。
<解答>
1.浮屠・浮図 2.篇帙 3.鳴謝 4.閘船渠 5.賦別 

<語選択問題-上級者用- その8>
◎亀鏡(きけい):「キキョウ」とも。よりどころとなる模範。また、証拠。亀鑑。
(漢検2)亀鑑(キカン):行為や判断の基準となる模範。手本。見本。「教育者の―とされた人物だ」類)亀鏡(キケイ)
●蒼勁(そうけい):書画・文章の筆勢が枯れていて、しかも力強いこと
(模試・語選択問題でも既出)
(文章題で既出)鴎外は早くから(3)ヒッセキが見事だった。晩年には益々老熟して(4)ソウケイ精厳を極めた。
●拘忌(こうき):縁起をかつぐこと。つまらないことにこだわること。
◎賓服(ひんぷく):外国が服従してくること
(漢検2「②したがう。主たるものにしたがう。「賓服」」
◎経行(キンヒン):仏)禅宗で、座禅中に眠気を除き心身をととのえるために一定の場所を歩くこと。「キン」「ヒン」は唐音。「キョウギョウ」とも読む。
 -参考-
 ●繞堂(にょうどう):読経をしながら仏堂を右廻りにめぐること ≒ 繞仏、遶仏、行道(ぎょうどう)
 ●*行道:仏)①仏道を修行すること。②法会のとき、衆僧が列を組んで読経・散華しながら仏道や仏像の周囲を右回りにめぐり歩くこと。おねり。
 ➪繞堂・繞仏 ◎③経行(きんひん)に同じ。(*経行(きんひん):(宋の俗音)(仏)坐禅中に眠気を防ぐため、または運動のため、一定のところをめぐったり往復したりすること。きょうぎょう。)
 *繞仏・遶仏(にょうぶつ):仏や長上の周囲を右肩を肌脱ぎにして右まわりに読経しながら3回めぐって敬意を表すること。➪行道。
<解答>
1.亀鏡 2.蒼勁 3.拘忌 4.賓服 5.経行
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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慣用句的な表現 ~その7~ 

2017年09月26日 | 慣用句
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●広辞苑はじめ国語辞典に掲載されていた慣用句的な表現について案内しています・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
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(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)
*全5回・全50個で終了の予定でしたが、ヌケ・モレがありましたので補足版をを発信しています。今まで記事済みのものとも重複しているものもあると思いますが・・・

61.甘草(かんぞう)の丸のみ:かみしめてその真味を味わわないこと
62.緩頬(かんきょう)を煩わす:自分のことをそれとなく他人に話してもらう。緩頬=顔色を和らげること
63.切刃(きっぱ)を回す:①刀の柄に手をかけて引き抜こうとするさま ②縦横に弁じ反論すること
64.胸臆(きょうおく)を行う:思うことを思うまま行うこと
65.玉趾(ぎょくし)を挙ぐ:貴人の足労
66.公界(くがい)をする/公界(くがい)する:晴れの場に立つ、人なかに出る
67.句読(くとう)を切る:文の切れ目を明らかにする
68.穴隙(けつげき)を鑽(き)る:塀や垣に穴をあけてこっそりのぞく意で、男女が私通することをいう
69.耿介(こうかい)の士
 *(「耿」はかたい意)節操を守ることが堅くて世俗と和せぬさま。狷介。「・・・の士」    *過去問書き問題で既出。
70.溝壑に擠(お)つ
 *生活の道を失って路傍に死す  
 *擠:サイ、セイ、お(す)、おしの(ける)、おとしい(れる)、くじ(く) 擠(お)つ=擠(お)す=おとす意  
 *<参考>溝壑を填(うず)む:命を失う
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