漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

帷薄修まらず(帷薄不修)=帷幕修まらず(帷幕不修)

2017年09月23日 | 故事成語類
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●先の記事のつづきでもある・・・
 ・大字源で「帷」関連の熟語を看ていたら、
  帷牆・帷墻(いしょう):はしたもの。身分の低い者。帷は、とばり、墻は垣根、主君のそばに仕える身分の低い女子や男いるところをさす。
  帷薄(いはく):垂れ絹とすだれ。室内のしきり。転じて、寝室。ねや。閨房。
 *帷薄不修(いはくふしゅう):男女関係がだらしないことのたとえ。
  「帷薄」は寝室を囲っているしきり。 寝室を整える暇もないということから。 高位の人の淫らな行為を遠回しに言う言葉。
  「帷薄修まらず」とも読む。 出典:『漢書』「賈誼」

  帷薄(いはく):①たれぎぬと、すだれ。帷簾(いれん)。②後宮。また、女性の部屋。帷幕。
  帷幕(いばく):①とばりと、まく。ともに、垂れ絹。一説に、そばに垂れるのを帷、上にあるのを幕という。幃幕。
          ②作戦計画をするところ。大将の陣。幕府。本営。帷帳。
          ③女性の居室。閨房。帷薄。
 (だから、帷薄=帷幕=閨房となるか・・・)
 *帷幕不ㇾ修(イバクおさまらず)」:家庭内が乱れ、男女がみだらなこと。帷薄ㇾ不修(イハクおさまらず)

 とあった・・・

●以前の当ブログ模試で「イハク修まらず」を出題したけど、「イバク(帷幕)修まらず」という故事成語にもなるんだ・・・

●また、四字熟語であれば、「帷薄不修(いはくふしゅう)」「帷幕不修(いばくふしゅう)」となるんだろうか・・・

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「帷牆」、「帷牆の制」 ≒ 「帷裳」、「帷裳の制」か・・・

2017年09月23日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「帷牆」「帷牆の制」については、過去に既出の<語選択問題(高得点者向け)①>にて出題しているとおり、
 帷牆(いしょう):ひきまくとかきね。近侍の臣妾をいう。
(他の国語辞典など)・侍女や近臣。また、そのいる所 ・君主の身近に仕えている臣下や侍女。 ・傍に仕えている臣下や侍女。

帷牆の制」:君主が近侍の臣妾のために牽制されること
(他の国語辞典)【帷牆の制】君主が侍女や近臣に抑えられて 、その力を発揮できないでいること。

という意味だが、

●(漢検2)の「帷」に、「・・・②ひきまく。まんまく。「帷裳(イショウ)」・・・」(意味説明なし)とあったので、この「帷裳」と「帷牆」が同じ意味なのかどうか、気になったので調べた。

 *結論からいうと、(漢検2)のこの位置づけ、つまり、②の意味のところの「②ひきまく。まんまく。「帷裳(イショウ)」」ということなら、帷裳=帷牆で良いようだ・・・。

●ただし、「帷裳」には、他の意味もあるので注意が必要。・・・漢検2が位置付けている意味の「帷裳」だけではないということ・・・
 (大字源)
  帷裳(いしょう): ①出仕また祭祀のときに着る服。縫い目がない。
           ②女性の車のとばり。幌。車帷。幃裳。
           ③はしたもの。帷墻。 ⇦(注)「墻」は「牆」の異体字。・・・この③の意味なら、「帷裳」=「帷牆」(=帷墻)となる。

●有名なのは論語の中にある「帷裳」・・・これは上記の①の意味・・・
  (孔子・論語 郷党第十の六)「・・・帷裳(いしょう)に非(あら)ざれば必ずこれを殺(さい)す。・・・」
  ・この「帷裳」は、大字源の①の意味の「帷裳(いしょう):①出仕また祭祀のときに着る服。縫い目がない。」のこと。
  ・この文章は以前一部既出の、
   「・・・緇衣には羔裘、素衣には麑裘、黄衣には狐裘。」につづく一節、「・・・褻裘は長く、右の袂を短くす。必ず寝衣有り、長(たけ)一身有半。狐貉の厚き以て居る。喪を去(のぞ)いては佩びざる所無し。帷裳に非ざれば必ず之を殺す。羔裘玄冠しては以て弔せず。吉月には必ず朝服して朝す。齋(ものいみ)すれば必ず明衣有り、布なり。・・・」(郷党第十)の中にある。

 (以下、参考・・・ネット(論語ブログ)から一部抜萃借用・・・)
 「緇衣には羔裘、素衣には麑裘、黄衣には狐裘)」・・・冬のころは、黒服のときはその上に黒羊の皮ごろもを着、白色の服のときはその上に白色をしている小鹿の皮ごろもを着ました。黄色の服のときはその上に狐の皮ごろもを重ね、色を合わしておられました。
  *緇衣(しい):赤色を7回染めてできる黒色の、登庁のときに着る正装の朝服。
  *素衣:白色の朝服。
 「褻裘(せっきゅう)は長く、右の袂(たもと)を短くす」・・・普段着は長めに作っておられたが、右の袂は仕事がしやすいように短めでした。
  *褻服(せつふく):普段着。常の服。
 「必ず寝衣有り、長(たけ)一身有半(いっしんゆうはん)」・・・必ず夜着(やぎ)を使われましたが、その夜着は身長の1.5倍の長さでした。
 「狐貉(こかく)の厚き以て居る。喪を去(のぞ)いては佩びざる所無し」・・・家に居られるときは、狐や貉(むじな)の厚い皮衣を着ておられた。喪が明けると、普段どおり帯に玉を佩びられました。
 「帷裳(いしょう)に非ざれば必ず之を殺す」・・・帷裳は縫い目がないが帷裳以外の裳では、縫ってつなぐ。 
  *帷裳:登庁や祭祀のときに着用する裳(はかま)。前の三枚は縫い合わせ、左右の後は二枚ずつ縫い合わせ、腰に巻いて後ろで接するので、後ろから見ると四枚のようにみえる。しかし、前と後ろとの間や後ろ同士の間は、それぞれ縫い合わせていない。
  *殺:裁と同じで、ここでは裁縫するの意味。
 「羔裘玄冠しては以て弔せず」・・・・喪礼は白色であるので、黒色の皮衣・黒色の冠の姿で弔いにはいらっしゃらない。
 「齋(ものいみ)すれば必ず明衣有り、布なり」・・・齊のときは沐浴して身を浄め、清潔な衣を身に着けられるが、その材料は布で作られていました。
  *明衣:祭祀に参加し神明なるもの・神に交わるときの衣。

●「帷裳」と「帷裳の制
 ・「帷裳」のことをネットでも調べていたら、漢検受検の大先輩でもある八重樫先生の「福島みんなのニュース」に出くわした・・・
 ・八重樫先生は、同ニュースで、『今週の名言』と『今日の四字熟語』を担当している由・・・
 ・経歴がすごい・・・「2001年に漢字検定1級合格。以来、2014年の検定まで30回合格」だって・・・この記事の時点では福島県漢字同好会会長の由・・・今は知らないけど・・・
 ・さて、その記事の一節・・・
 「今日の四字熟語 No.947 【牛驥同皁】 ぎゅうきどうそう)」から・・・
 「『史記』魯仲連・鄒陽列伝にある大変に長い上書文です。【牛驥同皁】を含んだ前後の文章の一部です。
  今人主、諂諛の辞に沈み、帷裳の制に牽かれて、不羈の士をして牛驥と皁(ソウ))を同じくせしむ。・・・」とあった。

 ここで、「帷裳の制」という言葉を発見した・・・

 ・最初、「帷牆」のマチガイじゃないかと思ったけど、上記のように色々と調べたら、「帷裳の制」でも良いようだということがわかった。
 ・でも、いろいろと調べていたら、この史記の原文らしきものでは「・・・帷“廧”之制・・・」となっているようであった・・・
 (大字源)「」:ショウ 字義:①かき。かきね。同)牆・・・となっていたので、 「帷“廧”之制」=「帷牆之制」 ということのようだ・・・

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ:「蘊」関連記事の訂正加筆

2017年09月23日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「熟語の読み・一字訓読 (その245)」中の「蘊」の記事を以下のとおり、訂正加筆しておりますのでお知らせします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<蘊:ウン、オン、つ(む)、たくわ(える)>*漢検2「オン」音掲載ナシ。
・つ(む)、たくわ(える):蘊蓄、蘊績、蘊礫(ウンレキ)=小石をつむ、蘊崇(ウンスウ・ウンシュウ)=つみあつめる、高くつみあげる、蘊火=火をたくわえる
・その他①:「蘊藻(オンソウ)」=水草の名。*漢検2では「薀藻(オンソウ)」。同義異語と思うが、漢検2には「蘊藻」ナシ・・・。
・その他②:蘊奥(ウンオウ・ウンノウ)=おくそこ、奥義。蘊結(ウンケツ)=想いが積もってとけないこと・鬱結。蘊藉(ウンシャ)=心が広くて穏やかなこと、「温藉(ウンシャ・オンシャ)」とも書く。
・その他③:蘊暑(ウンショ)=むしあつい、蘊蘊(ウンウン)=①あつまるさま ②ひどく蒸し暑いさま 、五蘊、余蘊
(2017.9.17訂正&加筆)
<蘊:ウン、オン、つ(む)、たくわ(える)>*漢検2「オン」音掲載ナシ。
➪現行音では、漢字辞典<蘊:ウン、つ(む)、たくわ(える)>で“オン”はナシ。
(漢検2)も<蘊:ウン、つ(む)、たくわ(える)> なお、「薀」の現行音・訓は、<薀:ウン、オン、つ(む)、たくわ(える)>。
➪「・その他①:「蘊藻(オンソウ)」=水草の名。*漢検2では「薀藻(オンソウ)」。同義異語と思うが、漢検2には「蘊藻」ナシ・・・。」とあるのを、
 ・蘊藻:広辞苑では“ウンソウ”(=みずくさ。水草。)大字源では“オンソウ”
 ・漢検2では「🈔オン:水草の「薀藻(オンソウ)(きんぎょも)」に用いられる字。」
と訂正・加筆。
(注)大字源では「蘊」の本字が「薀」(したがって、「薀」の熟語掲載はナシ)。*漢検2にはその種説明はナシ。

👍👍👍 🐒 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29-2向け <語選択問題 おさらい(上級者用> その2

2017年09月23日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・これから8回程度、上級者向けの“おさらい”問題を提供します・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その2>

1.しげりはびこる、繁殖、繁殖する
2.四通八達の道の交わる所
3.大君の意で、君主。きみ。
4.その地を服従させる。領地をうばう。
5.うわべだけ大きく、中身の無い説
<語群>
( がいく、ちゅうき、じゅんち、まんえん、かいせつ、じえん、ちょうくん、ひんぷく) 
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

◎孳衍(じえん):しげりあふれる、増える。しげりはびこる、繁殖、繁殖する。
(漢検2) 意味①うむ。子を生む。「育」 ②しげ(茂)る。ふえる。「孳衍(ジエン)」「孳息(ジソク)」・・・

●中逵(チュウキ):四通八達の道の交わる所。 同)●中馗
 (参考)逵路(キロ):(漢検2)意味:おおじ。おおどおり。四方八方に分かれる道。「逵路」(=大字源:四方八方に通じる道)

●冢君(チョウクン):(大字源)大君の意で、君主。きみ。また、仲の良い国の諸侯を尊んでいうことば。君長。

●徇地(ジュンチ):(大字源)“地を徇(とな)う”“地を徇(したが)う”:その地を服従させる。領地をうばう。略地。
         *「略」は、「(漢検2)②「掠(リャク)」の書きかえ字。」なので「掠地」でもOKか
          ・・・(大字源には「掠地」は掲載ナシ・・・)
◎嵬説:うわべだけ大きく、中身の無い説。
 既出記事・その他(あやしい、みだり、ほしいまま、おごる 等の意あり)嵬説=狂妄の説・とるに足らぬ説=嵬瑣(カイサ)
(大字源)でたらめの説。怪しい説。狂妄の説。 ≒?(広辞苑)怪説:奇怪な説。あやしいうわさ。 
(漢検2)嵬:意味③あやしい。「嵬説」類)怪

(解答)
 1.孳衍 2.中逵・中馗 3.冢君 4.徇地 5.嵬説
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現~その3~(某・国語辞典から抜萃してみた)

2017年09月23日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑の整理ノートをひととおり復習完了・・・ここしばらく広辞苑の復習をしていないかったので新鮮だった・・・それほど忘れていなかったので良かった・・・漢検2ベースで広辞苑掲載熟語なども加味した「語選択問題」や「類義語問題」なども整理中・・・
●今回から、広辞苑に掲載されていた慣用句的な表現について案内します・・・全5回・全50個・・・
●以前、広辞苑掲載熟語を網羅的に掲載していたら“著作権侵害の疑いあり”とかなんとかいわれて、掲載を削除したけど、今回のこういうものだったら許されるだろう・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)

21.喉舌(こうぜつ)の官:(出典:詩経)(君主の言葉を下に伝える者の意)宰相。日本で大納言の異称。
22.口舌の争い
23.口舌の徒
24.口舌の雄:弁舌の巧みな人。口達者。
25.狐媚(こび)をもって天下を取る 
  *狐媚:狐が人を惑わすように、巧みに媚びて人を惑わすこと。
26.虎皮下(こひか) :書簡文で、宛名の脇づけ。多く、学者・軍人などへの手紙に用いる。
27.時羞(じしゅう)の奠(てん)  :その時節の新鮮な供物
28.燮和(しょうか)の官:宰相の異称
29.舟楫(しゅうしゅう)の便: 舟楫:(ふねとかじの意で)舟を進め物を運ぶこと。舟運。
30.尽期(じんご)の君:いつまでも変わるまいと誓った恋人。 
  *尽期:①物事の尽きる時期。最後。はて。②「尽期の君」の略。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書き問題 その5(完) (漢検DS:“読み”から“書き”に転用してみた)

2017年09月23日 | 書き・読み問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・漢検DSからの“読み”問題(その1)~(その5)は配信完了・・・
・漢検DSからの“書き”問題(“読み”問題を“書き”問題へ変更)の(その5)を配信・・・これでこのシリーズはオシマイです・・・
・難易度によって<A~B級レベル>と<超A級レベル>に分けてます・・・
 <A~B級レベル>漢検辞典や広辞苑などの国語辞典をある程度こなしていればなんとかなるレベル
 <超A級レベル> 向上心、高得点を目指す方に向いているレベル
・(その1)からの連番を振ってますので、最後、<A~B級>は設問41~47まで、<超A級>は設問21~24までとなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・このシリーズも、全5回、今回で終了です。ご健闘を祈ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<A~B級>
41.駕籠を担ぐ人をキョウフという   
42.ギョウセキを慎む     
43.かつて死者に贈られる物品をフモツといった 
44.セイショウとは、高いところに登ることである
45.理解に至るまでサイシャクを重ねる 
46.ケイイツの名木である
47.セイゴの境地に辿り着く

<超A級>
21.イツジュンとは、はやぶさのことである
22.ボウボは、鶉の一種だ  
23.襟を立て衣服を掻き合わせるさまをショクジという 
24.机上にショサツを残して外出する *「書札」・「書冊」以外の熟語で書くこと。
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<A~B級>
41.駕籠を担ぐ人をキョウフという    轎夫 *広辞苑掲載熟語
42.ギョウセキを慎む  行跡・行迹  *広辞苑掲載熟語
43.かつて死者に贈られる物品をフモツといった 賻物
 *賻物とは:歴史民俗用語。 フモツ:古代の朝廷から高官の死にさいし 賜わる財貨。 *国語辞典にも掲載されているものあり。
44.セイショウとは、高いところに登ることである。 躋升
 (下記の当ブログ記事参照)・・・他の“セイショウ”もありそうである・・・
 「熟語の読み・一字訓読(その276)
 <躋:セイ、サイ、のぼ(る)、のぼ(らせる)>*“サイ”音熟語見当たらず。
 ・のぼ(る)、のぼ(らせる):躋升(セイショウ)=躋陞(セイショウ)、躋躓(セイチ)=昇降、躋陟(セイチョク)=のぼる、躋堂、躋陵=登攀する、躋攀(セイハン)=よじのぼる=攀躋(ハンセイ)  」

 (漢検2)
  躋:のぼる。のぼらせる。「躋升」 対)降
  下つき:攀躋(ハンセイ)
  躋攀(セイハン):よじのぼること。「攀」はよじのぼる意。類)攀躋(ハンセイ)
45.理解に至るまでサイシャクを重ねる 
 DS)理解に至るまで細嚼を重ねる 細嚼 
 さいしゃく【細嚼】の意味 - goo国語辞書 *広辞苑にもあり・・・
 さいしゃく【細嚼】1 細かくかみくだくこと。●2 よく考えて、その意味・内容を十分理解すること。
         「いまだ趣向を構えざるまえに十分これを―して 会得しつくす」〈逍遥・小説神髄〉
46.ケイイツの名木である
 DS)●馨逸の名木である。 馨逸(ケイイツ):香気がずばぬけて優れていること。「蘭薫麝越、自ずと馨逸を成す」
 (参考)
 (漢検2)馨香(ケイコウ)かぐわしい香り。よいにおい。また、徳化の遠方にまで及ぶことのたとえ。
47.セイゴの境地に辿り着く
 DS)セイゴの境地に辿り着く。
 (漢検2)醒悟(セイゴ):心の迷いから覚めて悟ること。

<超A級>
21.イツジュンとは、はやぶさのことである 鴪隼
22.ボウボは、鶉の一種だ  鴾母
23.襟を立て衣服を掻き合わせるさまをショクジという 謖爾 
 (参考・当ブログ記事)
 「謖謖(しょくしょく) ①高く抜きん出るさま ②風の音の形容  CF. 謖爾(しょくじ) 服装などを整えるさま 「泣斬馬謖(きゅうざんばしょく)」の謖。 「た(つ)」「おきあ(がる)」の訓がある。」
 
24.(「書札」・「書冊」以外の熟語で)机上にショサツを残して外出する 
(DS)机上に書扎を残して外出する
(漢検2)ナシ
<既出>書扎
問題3 扎:サツ、ぬ(く)、かま(える)
①扎針:針を押さえて刺す、抜き通す。他に、「扎進:差し込む、突っ込む」、「扎鍼:鍼を打つ」、「扎心:胸を刺しえぐる」、「扎入:突き通す、貫く」「扎破:刺し破る、突き破る」・・・。また、「札耳朶(サツジダ) :耳を刺し貫く 聴くに堪えない話を聴く」という熟語がありました。
②扎営:野営する、陣所をかまえる。大漢和でも「かまえる」意の熟語はこれしか無かったと思います・・・やっとみつけた(^^)。
<周辺知識等>扎には対象内訓読み以外に、「音のさま」や「札、紮」を意味する熟語があります。
例:扎扎(サツサツ):布を織る音、ものを数える音(←字通)、扎縛(=紮縛):しばって組み立てる、書扎(=書札):書きつけ、手紙、書状
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29-2向け <語選択問題 おさらい(上級者用> その1

2017年09月22日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・これから8回程度、上級者向けの“おさらい”問題を提供します・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その1>
1.毛織物の毛のこと
2.文人が酒宴を開いて詩文をつくることのたとえ
3.辺りかまわず恐れはばからないさま
4.自分の美点をてらい誇る
5.口先だけで信の置けない人間
<語群>
(けいえん、もんしつ、せんもう、じんじん、しゅふ、きんそん、げんい、げんがく)
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー
◎((DS)●旃毛=毛織物のこと  漢検2「・・・②けおりもの。「旃毛」」 *広辞苑掲載ナシ
       せんもう【旃毛】:毛織物の毛。
◎DS【琴樽】きんそん. 琴と 酒樽 ( さかだる ) 。文人が酒宴を開いて詩文をつくることのたとえ 。 *DSでは“楽しく遊ぶこと”
 漢検2「樽」下つき: 金樽(キンソン)・琴樽(キンソン)・酒樽(シュソン)・(さかだる)・芳樽(ホウソン)
 *参考:「金樽(キンソン):大字源 金樽・金尊:黄金の酒樽
 琴樽 :(大字源)「琴樽・琴尊」:①ことと、酒だる。②文人が宴会を開き、詩をつくること。
    ・「漢検1級 28-3向け <語選択問題1>&<語選択問題2>」にて既出。
    ・既出記事:故事成語類(実践問題その22)
    ・・・③ ・・・「樽」は酒に絡んで、「樽俎折衝」とか「 琴樽(きんそん)=琴と酒樽 。文人が酒宴を開いて詩文をつくることのたとえ」とか良く使われています。

◎捫蝨:(大字源)人前で蝨をひねる。辺りかまわず恐れはばからないさま。故事あり(略)。
    (漢検2)③ひねる。ひねりつぶす。「捫蝨(モンシツ)」
●衒異:ゲンイ・異を衒う(イをてらう):大字源:(衒異:ゲンイ・イをてらう):自分の美点をてらい誇る。 
     (参考)
     *「衒奇」熟語は掲載ナシ・・・奇を衒う(キをてらう)
     デジタル大辞泉 :奇を衒う:わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする。
◎壬人(じんじん) :口先だけで信の置けない人間 「壬人とは、佞人なり」(漢書)」」 (漢検2「意味②おもねる。へつらう。「壬人」」)
 *当模試の類義語問題で出題済み。語選択でも類義語でも、これは意外に難問になるかも・・・この言葉知らなきゃ、連想では出てこない熟語かも。

(解答)
1.旃毛 2.琴樽(琴尊) 3.捫蝨 4.衒異 5.壬人
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現~その2~(某・国語辞典から抜萃してみた)

2017年09月22日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑の整理ノートをひととおり復習完了・・・ここしばらく広辞苑の復習をしていないかったので新鮮だった・・・それほど忘れていなかったので良かった・・・漢検2ベースで広辞苑掲載熟語なども加味した「語選択問題」や「類義語問題」なども整理中・・・
●今回から、広辞苑に掲載されていた慣用句的な表現について案内します・・・全5回・全50個・・・
●以前、広辞苑掲載熟語を網羅的に掲載していたら“著作権侵害の疑いあり”とかなんとかいわれて、掲載を削除したけど、今回のこういうものだったら許されるだろう・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)

11.御機根・気根(きこん)に ・・・。 
   *機根・気根:①(仏)教えを聞いて修行しうる衆生の能力・素質。
          ②物事に堪え得る気力・根気。③(「御・・・に」の形で)お気のままに。ご自由に。
12.鬼胎(きたい)を抱く *おそれ心配すること
13.危殆(きたい)に瀕する *非常にあぶないこと
14.他事ながら御休心・休神(きゅうしん)下さい *休心・休神:安心すること
15.休戚(きゅうせき)をともにする *休戚:喜びと悲しみ

16.矯激(きょうげき)な言動、矯激(きょうげき)な振舞い *言動が度はずれて過激なこと。
17.欣快(きんかい)の至り *欣快:喜ばしく気持ちがいいこと。
18.欣懐(きんかい)を叙す *「欣懐(きんかい)」:喜ばしくおもうこと。
 *広辞苑には成句ないが、大辞林に次の用例あり(欣懐:よろこばしく思うこと。また、その気持ち。)
 *三省堂 大辞林 【欣懐】よろこばしく思うこと。うれしい思い。 「 -を叙す」
19.化外(けがい)の民 *王化の及ばない所。教化の外。「・・・の民」
20.化他(けた)に歩く *化他:①(仏)他人を教化すること。大乗仏教の目的の一。⇔自行・自利。②門付け。「・・・に歩く」
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現~その1~(某・国語辞典から抜萃してみた)

2017年09月22日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑の整理ノートをひととおり復習完了・・・ここしばらく広辞苑の復習をしていないかったので新鮮だった・・・それほど忘れていなかったので良かった・・・漢検2ベースで広辞苑掲載熟語なども加味した「語選択問題」や「類義語問題」なども整理中・・・
●今回から、広辞苑に掲載されていた慣用句的な表現について案内します・・・全5回・全50個・・・
●以前、広辞苑掲載熟語を網羅的に掲載していたら“著作権侵害の疑いあり”とかなんとかいわれて、掲載を削除したけど、今回のこういうものだったら許されるだろう・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)

1.家内が一和(いっか)する  *一和:一つにまとまって円満なこと。いちわ。
2.一半(いっぱん)の責任は当方にある  *一半:二分したものの一方。なかば。
3.考えの一斑(いっぱん)を述べる  *一斑:一部分
4.自分一己(いっこ)の考え  *一己:自分ひとり。
5.栄利聞達(えいりぶんたつ)を求めず *栄利(エイリ):栄誉と福利。

6.幹国(かんこく)の器(き)  *国家を治める器量
7.御加餐(ごかさん)を祈る :食事に意を用いて養生すること。相手の健康を祈るときに用いる。
8.奇警(きけい)の言  *奇警:すぐれて賢いこと、転じて、言動などが普通には思いもよらない、人の心を鋭くつくようなこと。奇抜。
9.機警(きけい)の士  *機知があって賢いこと。
10.機巧(きこう)を弄す *機巧:①精巧にできた装置。細工。からくり。工夫。②いろいろに才知をめぐらすこと。「・・・を弄す」 
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書き問題 その4 (漢検DS:“読み”から“書き”に転用してみた)

2017年09月22日 | 書き・読み問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・漢検DSからの“読み”問題(その1)~(その5)は配信完了・・・
・漢検DSからの“書き”問題(“読み”問題を“書き”問題へ変更)の(その4)を配信・・・
・難易度によって<A~B級レベル>と<超A級レベル>に分けてます・・・
 <A~B級レベル>漢検辞典や広辞苑などの国語辞典をある程度こなしていればなんとかなるレベル
 <超A級レベル> 向上心、高得点を目指す方に向いているレベル
・なお、各レベルとも、(その1)からの連番を振ってますので、<A~B級>は設問31~40、<超A級>は設問16~20となっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・このシリーズも、5回程度に分けて配信していく予定です。毎回、<A~B級レベル>10問、<超A級レベル>5問。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<A~B級>
31.恐ろしい夢にうなされることをムエンという
32.窃かにタンゼンとして羞じろんだ 
33.長男が父のヘンキを継いだ    
34.長年に亘るホダツが判明した  
35.これをゴウリに失すれば謬るに千里をもってす  
36.仕事を放りだしてトンザンする 
37.を碩学の門に執る  
38.努力して追いつくことをキキュウという  
39.城の周りにラキを配置する  
40.門前のエンケンたる松の枝が見事だ  

<超A級>
16.男女が成人の礼をあげることをカンケイという
17.能く人を官すれば、即ち民にユシン無し
18.船のような形をした大きな杯をコウセンという
19.インシツとは、天がひそかに人の行為を見て禍福を下すことである 
20.批判して正すことをハクセイという 
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<A~B級>
31.恐ろしい夢にうなされることをムエンという
 夢魘 *広辞苑にもアリ
32.窃かにタンゼンとして羞じろんだ 赧然 *広辞苑にも掲載アリ
33.長男が父のヘンキを継いだ    偏諱 *広辞苑にも掲載アリ
34.長年に亘るホダツが判明した  逋脱  *広辞苑にもアリ
35.これをゴウリに失すれば謬るに千里をもってす  毫釐 *広辞苑アリ
36.仕事を放りだしてトンザンする 遯竄・遁竄
 (漢検2)「遁竄」とも書く。
37.シを碩学の門に執る  贄
38.努力して追いつくことをキキュウという  跂及・企及
 *DSでは「跂及」となっていたが、「企及」のほうが一般的。
39.城の周りにラキを配置する  邏騎 *広辞苑にも掲載あり
40.門前のエンケンたる松の枝が見事だ  偃蹇 *広辞苑掲載熟語

<超A級>
16.男女が成人の礼をあげることをカンケイ(冠笄)という
 (漢検2):意味 こうがい。かんざし。(こうがいを髪にさすことから)女子が成人に達する。対)冠  ・・・ここから想像できそうか・・・
  冠笄(カンケイ ): 男女の成人式。男は二十歳で元服して冠をつけ、女は十五歳で笄(こうがい)をさす礼。〔礼記〕
 (参考)
<笄:ケイ、こうがい、かんざし>
・こうがい、かんざし:笄冠=かんざしとかんむり(男女とも成人の礼を挙げるにいう)、笄年=女子15歳のこと(「女子、十有五にして笄し・・・二十に して嫁す」)、笄礼=笄を戴く式、笄珥=かんざしと耳がね(みみだま)、笄齔(ケイシン)=童子
*笄字=女子が成人(15歳)して婚約すること(笄簪を挿すに当たって字(あざな)をつけることー「女子、許嫁し、笄して之に醴(レイ)し、字を称す・・・醴:あまざけを酌む礼・・・」)
*笄丱(ケイカン)=青少年(字)、初めて成年となった年頃(大)・・・「君子の徳を脩むるは笄丱に始まり、鮐背(タイハイ)に終わる」(*「鮐 背」:ふぐのようなしみのある老人という意味。「鮐(タイ・ふぐ)」=駘背(タイハイ)=老寿 *この駘は、「みにくい という意味・読み。)
*笄蛭(こうがいびる)=蛭の一種

17.能く人を官すれば、即ち民にユシン(覦心)無し
・DS
・覦心(ユシン): 「春秋左氏伝」(襄公十五年) 能官人、則民無覦心

18.船のような形をした大きな杯をコウセン(觥船)という

19.インシツとは、天がひそかに人の行為を見て禍福を下すことである 陰騭
 *広辞苑:「陰騭文インシツブン」(陰騭は、天帝がひそかに人間の行為をみて、禍福を下すこと)明末にまとめられた道教の経典。善書の一種。
 *当ブログにも「騭」のところに掲載済み。

20.批判して正すことをハクセイという 駮正
 *“バクセイ”と読んでいるものもある。 *漢検2掲載ないが、「駮議」は“ハクギ”。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愁緒(しゅうしょ):うれえ悲しむ“心”

2017年09月21日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●準1級以下の音訓整理・・・特に、現行読みで音熟語がないものなどを中心にしらべているシリーズ・・・
●受検学習に入って来たことから、このシリーズは「熟語の読み・一字訓読(その109:準1以下):舛 」で中断気味・・・受検後、また、あらためて、準1以下の学習もしないといけないな・・・
●今、過去にまとめた広辞苑の熟語を再整理中・・・単なる熟語の整理でなく、
 ・慣用的な表現のもの・成句的に覚えて理解しておいた方が良いもの
 ・対義語・類義語になりそうなもの
 ・語選択で出そうなもの
 などにまとめ直している・・・時間があれば、開示して還元したいと思っていますが、この時期に開示するのもどうかと悩みながら整理中・・・現在、<サ行>まで完了・・・なげんだよな、<サ行>・・・<カ行>も長いと思ってたけど(^^)・・・

●(広辞苑)愁緒(しゅうしょ):うれえ悲しむ心

●なんで、これが「うれえ悲しむ“心”」ってなるんだよ、っておもったら、ちゃんと、漢検2の意味③にあったわ(^^;)はは、情緒(ジョウショ・ジョウチョ)の「緒」もそういう意味だったのかあ・・・
(漢検2)
緒:ショ・チョ お 外)いとぐち
意味:①いとぐち。物事の起こりはじめ。「緒戦」「由緒」 ②すじ。つづき。つながり。「一緒」 ③こころ。 「情緒」 ④ひも。お。「鼻緒」

●広辞苑の熟語整理から、こういう理解の仕方もあるんだ・・・また、脱線しちゃいそう・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謝落(しゃらく):一定の時期に花などが脱落すること

2017年09月21日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●準1級以下の音訓整理・・・特に、現行読みで音熟語がないものなどを中心にしらべているシリーズ・・・
●受検学習に入って来たことから、このシリーズは「熟語の読み・一字訓読(その109:準1以下):舛 」で中断気味・・・受検後、また、あらためて、準1以下の学習もしないといけないな・・・
●今、過去にまとめた広辞苑の熟語を再整理中・・・単なる熟語の整理でなく、
 ・慣用的な表現のもの・成句的に覚えて理解しておいた方が良いもの
 ・対義語・類義語になりそうなもの
 ・語選択で出そうなもの
 などにまとめ直している・・・時間があれば、開示して還元したいと思っていますが、この時期に開示するのもどうかと悩みながら整理中・・・現在、<サ行>まで完了・・・なげんだよな、<サ行>・・・<カ行>も長いと思ってたけど(^^)・・・

●ま、その中で、見つけた「謝」の熟語・・・
 謝落(しゃらく):一定の時期に花などが脱落すること
●これなんかも、以前に整理・開示した、「謝」の「謝(さ)る」(または、意味としてある“おとろえる、しぼむ”に該当する熟語)に該当する熟語だな、たぶん・・・。

(漢検2)
謝:シャ あやまる(中) 外)ことわ(る)・さ(る)
意味:①つげる。お礼を言う。また、お礼。「謝意」「感謝」 ②あやまる。わびる。わび。「謝罪」「陳謝」 ③ことわる。しりぞける。「謝絶」 ④さ(去)る。 ⑤おとろえる。しぼむ。「代謝」

●この記事には、このシリーズの連番は振らずに、記録の意味で残しておく・・・

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書き問題 その3 (漢検DS:“読み”から“書き”に転用してみた)

2017年09月21日 | 書き・読み問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・漢検DSからの“読み”問題(その1)~(その5)は配信完了・・・
・漢検DSからの“書き”問題(“読み”問題を“書き”問題へ変更)の(その3)を配信・・・
・難易度によって<A~B級レベル>と<超A級レベル>に分けてます・・・
 <A~B級レベル>漢検辞典や広辞苑などの国語辞典をある程度こなしていればなんとかなるレベル
 <超A級レベル> 向上心、高得点を目指す方に向いているレベル
・なお、各レベルとも、(その1)からの連番を振ってますので、<A~B級>は設問21~30、<超A級>は設問11~15となっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・このシリーズも、5回程度に分けて配信していく予定です。毎回、<A~B級レベル>10問、<超A級レベル>5問。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<A~B級レベル>(連番21~20まで)

21.人の富貴を見て、嘆羨テイキすべからず
22.わざとおどけて笑うことをカイショウという
23.カンシでガーゼをつかむ 
24.ドウカは、陣鐘に合わせて歌う軍楽の一つだ
25.コウロから心地よい薫りが広がる
26.リョゴとは村民や庶民の意である
27.細雨、ヒビたり 
28.長閑な春の光をショウコウという 
29.神前に供えるセンマイ  
30.祭りに用いるウッチョウは、鬱金香をまぜて造った香酒である

<超A級レベル>
11.ジリとは、滑らかできめの細かい肌のことをいう
12.レンシャとは、肉を切ってあぶることだ
13.シンコツを百齢に舎つ
14.風を防ぐためにハリを築く
15.元服に際し、ジュントウで元結を切る
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<A~B級レベル>
21.人の富貴を見て、嘆羨テイキ(詆毀)すべからず
22.わざとおどけて笑うことをカイショウ(詼笑)という
(既出記事)
 *この場合は「詼笑ー詼(おど)ける」だが、文意によっては「詼笑ー詼(あざけ)る」ともなる。
 *下記既出記事参照。
<詼:カイ、たわむ(れる)、おど(ける)、あざけ(る)>
・たわむ(れる):詼謔 ざれごと、詼俳=滑稽、詼譎:ふざけ、でたらめ、詼笑=たわむれ笑う
・おど(ける):詼謔、詼諧=おどけ=諧謔、詼笑:おどけ笑う
・あざけ(る):詼嘲 ふざけからかう(あざける)=詼調、詼笑=あざけ笑う

<詼笑>・・・「詼笑」には複数の意味が(上記のように)あるので、以下のような訓読み分けが必要・・・ちょっと厄介なケース・熟語です。
「詼笑(カイショウ)」―詼(おど)ける、詼(たわむ)れる、詼(あざけ)る
*「おど(ける)」と「あざけ(る)」は送り仮名に注意して訓読みする要あり。「たわむ(れる)」しか知らない人は特に注意・・・「・・・る」では「たわむ・れる」とは読まない・・・。ま、この「詼笑」は難しすぎるから出ないだろう(^^)

23.カンシでガーゼをつかむ 鉗子
24.ドウカ鐃歌は、陣鐘に合わせて歌う軍楽の一つだ
 *鐃:ドウ、ニョウ、どら
 (漢検2)どら。じんがね。陣中で用いる打楽器。「鐃歌」「鐃吹」・・・漢検2は読みフリなし・・・
 (参考・既出記事)
  <鐃:ドウ、ニョウ、どら> *ドウ(漢音)ニョウ(呉音) 
  ・どら:鐃歌(ドウカ)=どらを用いる軍楽。鐃鼓(ドウコ)=鼓の一。鐃吹(ドウスイ *漢検2には読みフリなし)
  *鐃鈸(ニョウハチ・ニョウバチ):(仏)両手に一面ずつ持ち、打ち合わせて鳴らす鉢形の銅の楽器。「鈸」は対象外漢字。
25.コウロ(香鑪・香炉)から心地よい薫りが広がる
(広辞苑)「香鑪」はないが、類義で、「香炉、薫炉、薫籠、火炉、香盤」とある・・・そのうち、既出記事だが、「薫籠」は「衣篝」とほぼ同義。
(漢検2)「鑪」:③香をたく器。「香鑪」 (漢検2)「炉」:②火を入れて燃やしておくもの。「香炉」「溶鉱炉」
26.リョゴ閭伍とは村民や庶民の意である
(当ブログ記事)閭伍=むらざとのなかま

27.細雨、ヒビたり 
 *霏微 =雨や雪などのこまやかに降るさま
28.長閑な春の光をショウコウという 韶光
 *広辞苑にも掲載アリ。
(漢検2)①うつくしい。うららか。あきらか。「韶景」「韶光」
29.神前に供えるセンマイ  饌米
 *広辞苑にもアリ。
 *(漢検2)饌:①そなえる。飲食をすすめる。また、そなえもの。「饌米」
30.祭りに用いるウッチョウは、鬱金香をまぜて造った香酒である
 鬱鬯
(漢検2)
意味:①においざけ。黒きびに鬱金香(ウッコンコウ)をまぜてかもした酒。 ②香草の名。鬱金草。 ③の(伸)びる。草木がのびしげる。
下つき:鬱鬯(ウッチョウ)・秬鬯(キョチョウ)

<超A級レベル>
11.ジリ(膩理)とは、滑らかできめの細かい肌のことをいう
   膩理(ジリ):(DS)滑らかできめの細かい肌。 
   (漢検2)①あぶら(脂)。あぶらあか。あか。皮膚ににじむ脂肪。「垢膩(コウジ)」 ②なめらか。きめ細かい。「膩理」
12.レンシャ(臠炙)とは、肉を切ってあぶることだ
  漢検2ナシ・広辞苑ナシ
  ブレイズム:臠炙・・・れんしゃ 意味 ①:肉を切って炙ること。 ②:切り身の照り焼き。
  当ブログ:臠炙=焼き肉
13.シンコツ(簪笏)を百齢に舎つ

14.風を防ぐためにハリ(笆籬)を築く
(漢検2)笆:①いばらだけ。とげのあるタケ。 ②たけがき。いばらだけで作ったかきね。「笆籬(ハリ)」

15.元服に際し、ジュントウで元結を切る
(DS)笋刀
 筍刀・笋刀(じゅんとう)  大辞林 第三版 - 筍刀・笋刀の用語解説 - ⇒ たこうながたな(筍刀) 漢検2ナシ 
             〔形が筍に似ることから〕 元服の際, 髪の先や元結などを切った小刀。たかんなかたな。じゅんとう。
           広辞苑:筍刀(じゅんとう)➪たこうながたな➪元服の時、理髪に用いた小刀。竹篦状をなす。たかんながたな。たこうがたな。
*「笋」は「筍」の異体字

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書き問題 その2 (漢検DS:“読み”から“書き”に転用してみた)

2017年09月20日 | 書き・読み問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・漢検DSからの“読み”問題(その1)~(その5)は配信完了・・・
・漢検DSからの“書き”問題(“読み”問題を“書き”問題へ変更)の(その2)を配信・・・
・難易度によって<A~B級レベル>と<超A級レベル>に分けてます・・・
 <A~B級レベル>漢検辞典や広辞苑などの国語辞典をある程度こなしていればなんとかなるレベル
 <超A級レベル> 向上心のある方、高得点を目指す方に向いているレベル
・なお、各レベルとも、(その1)からの連番を振ってますので、<A~B級>は設問11~20、<超A級>は設問6~10となっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・このシリーズも、5回程度に分けて配信していく予定です。毎回、<A~B級レベル>10問、<超A級レベル>5問。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<A~B級レベル>(連番11~20まで)

11.敬意をもってケイセツする
12.キキンとは、もえぎ色の絹の衣服のことだ
13.代々続く技術をサンショウした
14.ケンショクの限りを尽くした建築だ
15.豚のバラニクを購入する
16.驚くほど物事が新しくなることをカンゼン一新という
17.ホウゲツとは、芽生えとひこばえのことである。
18.盗賊からドヘイを大事に守る
19.友人同士が集まることをコウシンという
20.フゲキの託宣に従う

<超A級レベル>(連番6~10まで)
6.コウガは天の川の異称である。
7.ジョウリョウとは、丘に登ることだ
8.不注意でいい加減なことをロウソウという
9.デイデイとは、しっとりとした柔らかな様子をいう。
10.ロキツは、夏蜜柑の古名である。
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<A~B級レベル>
11.敬意をもってケイセツ(磬折)する
 磬折(ケイセツ)
(漢検2・大見出し)磬折(ケイセツ):中国古代の楽器の磬の形のように、体を折り曲げること。また、上体を深く曲げて礼をすること。
12.キキン(綦巾)とは、もえぎ色の絹の衣服のことだ
  *縞衣綦巾:縞衣(コウイ)という白い服と綦巾(キキン)というもえぎ色の絹の服を表した四字熟語
  (漢検2)綦:キ あやぎぬ 意味①あやぎぬ。もえぎ色の絹。また、もえぎ色。「綦巾(キキン)」 ②くつのかざり。くつひも。
13.(準1)代々続く技術をサンショウ(纂承・纘承)した
(漢検2)纂承(サンショウ): 受け継ぐこと。「大業を―する」
(DS)代々続く技術を纂承した
 *1級の「纘承」でも〇(の筈)
 *(漢検2)纘・纉:①つぐ。受け継ぐ。「纘継」「纘緒」 ②あつめる。 類)①②纂(サン)・・・なので、纘承でもOK・・・
  (既出記事)纘承(サンショウ):うけつぐ。継承。同)纂承(サンショウ)
14.ケンショク(絢飾)の限りを尽くした建築だ
  絢飾:(漢検2大見出し)きらびやかに飾ること。美しく飾ること。
  *文雅を以て其の政をケンショクす(漢検準1読み問題だったか・・・)
15.豚のバラニクを購入する
 (漢検2・DS)肋肉(ばらニク):ウシやブタなどの腹側の、あばら骨を包む肉。脂と赤身が層をなす。三枚肉。ばら。
  *広辞苑には“ばら肉”としか表記ないが、大辞林にはあり。
  *大辞林 ばらにく【肋肉】〔肋あばらについた肉の意〕 牛・豚の腹側の肉。肉と脂肪が層をなしている。三枚肉。ばら。
16.驚くほど物事が新しくなることをカンゼン(煥然)一新という
  煥然一新:人目で分かるほどにはっきりと新しくなること。 または、 一気にすっかりと新しくなること。 「煥然」は明らかな様子。 「一新」はがらりと新しくなる こと。 「煥然として一新す」とも読む。 出典「老学庵筆記」・・・ほかアリ・・・
(漢検2)
 煥然(カンゼン):あきらかなさま。光り輝くさま。
(広辞苑) 
 煥然(カンゼン):光りかがやくさま。
 CF:渙然(カンゼン):(広辞苑)解けるさま。「渙然氷釈す」・・・「(才気)煥発」と「(大詔)渙発」の違いに似てる・・・
17.ホウゲツ(萌櫱(萌蘖・萌孼・萌孽)とは、芽生えとひこばえのことである。
(大字源)ボウゲツ①めばえと、ひこばえ。②よこしまな行い。邪行。
(広辞苑)ホウゲツ:①めばえとひこばえ。②ものの発生するもと。
(デジタル大辞泉)ホウゲツ:芽生えとひこばえ。種子から生じた芽と切り株から 生じた芽。
(増殖難読漢字辞典)ボウゲツ:出たばかりの芽と、ひこばえ(切り株から出た芽)。転じて、物事のはじまり。
(漢検2)櫱:ひこばえ。切り株から出た芽。「萌櫱(ホウゲツ)」 下つき:分櫱(ブンゲツ)・萌櫱(ホウゲツ)
     孼:①ひこばえ。切り株から出た芽。「孼牙(ゲツガ)」 類)櫱(ゲツ)・・・
     *蘖」は「櫱」の異体字。「孽」は「孼」の異体字。
18.盗賊からドヘイ(帑幣)を大事に守る
 帑幣(どへい):金蔵の金銀  (参考)( 帑:ド、トウ、かねぐら、つまこ 幣:中学…ヘイ 準1…ぬさ、ぜに 1級…みてぐら )
(漢検2大見出し)帑幣(ドヘイ):かねぐらにある金銀。
19.友人同士が集まることをコウシン(盍簪)という
(漢検2大見出し)盍簪(コウシン):友人どうしが速く寄り集まること。転じて、友人の集まり。「簪」はすみやか・速い意。
20.フゲキ(巫覡)の託宣に従う

<超A級レベル>
6.コウガ(絳河)は天の川の異称である。
  漢検2ナシ。(大字源)絳河:銀河。天の川。天漢。
  (その他参考)星河:同じ大字源で、「星河」のところでは“セイカ・セイガ”とある。広辞苑では“セイガ”と読んでいる。
            なお、大字源で星河:天の川、銀河。同)銀漢・雲漢・天漢
7.ジョウリョウ(襄陵)とは、丘に登ることだ
  襄陵(ジョウリョウ・おかにジョウす)
  ①大水が出て、水が稜線の間にはいりこむ。「蕩蕩懐山襄陵=蕩蕩として山を懐き陵に襄す」〔書経・尭典〕
  ②かさがふえて、わくをのぼり越える。
  ③地名。春秋時代の宋の襄公を葬った所。河南省睢県の西といわれる。
  (参考・既出記事)
  ・のぼ(る):襄陵:丘陵にのぼる(大洪水が丘陵をのぼって浸す意)、のぼりこえる、大水が陵上にのぼる 「書経・堯典」
        *大字源:①大水が出て、水が丘に上がる。②登って越える。
8.不注意でいい加減なことをロウソウ(潦草)という
  潦草(ロウソウ):(DS)不注意でいい加減なこと
  (大字源)(畳韻)事をなげやりにする。ぞんざい。
  中国語[編集](文字が)ぞんざいな、乱雑な。 いい加減な。
  中国語の潦草とは:① (文字が)乱雑な字迹潦草文字が乱れている ②(仕事振りなどが)がさつな,いい加減な
  (既出記事)
  ●熟語の読み・一字訓読(その149)
  <潦:ロウ、にわたずみ、おおみず、ながあめ>
  ・にわたずみ:水潦、行潦 庭潦=庭のたまり水。潦水=雨が降って、庭などにたまったたまり水。にわたずみ。 
         雨潦=雨が降ってできた水たまり。雨による出水。濘潦(ネイロウ)=どろみず
  ・おおみず:潦浸=大雨で水にひたる、潦壊=洪水でこわれる、潦死=溺死
  ・ながあめ:潦旱(ロウカン)=長雨と旱魃、霖潦(リンロウ)
  ・その他:潦草=なげやりでそそっかしいこと、不注意。
     潦倒=①容姿のみやびやかで奥ゆかしいさま、物事にこせこせしないさま 
        ②老羸のさま、落ちぶれる、吏事に適さない、碌々として何も成し得ないさま 
9.デイデイとは、しっとりとした柔らかな様子をいう。
  濔濔(デイデイ)
  (既出記事)
  <濔:デイ、ビ、ミ、み(ちる)、おお(い)>
  ・み(ちる):濔漫(ビマン)=(みちて)はびこる
  ・おお(い):濔濔(デイデイ・ベイベイ):①衆多なさま、柔らかなさま(「・・・轡(ヒ)を垂るること濔濔(デイデイ )たり(詩経・斉風)」、②流れの長いさま、水流のさま
 (大字源)①数の多いさま。一説に柔らかなさま。「四驪済々、垂轡濔濔」(詩経) ②流れの長いさま。また、水の流れるさま。
10.ロキツ(盧橘)は、夏蜜柑の古名である。
   *広辞苑には他の意味(香木の名など)もあり、また、他では、金柑や枇杷の別名との記載もある。

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読み問題 その5 (漢検DS:“読み”問題から・・・気になったところのみ・・・)

2017年09月20日 | 書き・読み問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・漢検DSからの1級の読み練習&問題化・・・これでオシマイ・・・
・次からは、ちょっと高度な“書き問題”などの練習記事を配信する予定です・・・


特に指定しない限り、“訓よみ”ね・・・

1.王またいまだ敢えて公をめず
2.軽いせきばらいをという  
3.部下の過失をめる      
4.どぶろくは醪酒ともよばれる 
5.ち得たり青楼薄倖の名   

6.高く気傲なり
7.をかいて座る
8.<醢汁>は秋田県特産の調味料だ
9.左にり右に旋る   
10.始めを行う  

11.初夏に茶の若葉をむ  
12.神社のかぎを預かり、祭りを司る家柄を鎰取という 
13.屋敷の大きなが開かれる 
14.に手綱を結びつける  
15.王に兼金一百をりしも受けず  

(おまけ)
16.着物に鮮やかなを施す  
17.ミミガイ科の巻貝のうちで大きいものをという 
👍👍👍 🐔 👍👍👍

1.王またいまだ敢えて公を誚めず せ(めず)
2.軽いせきばらいを謦という  しわぶき
3.部下の過失を譴める      せ(める)
4.どぶろくは醪酒ともよばれる もろみざけ
5.贏ち得たり青楼薄倖の名   か(ち)

6.趾高く気傲なり      あし
  *趾:シ、あし、あと、ねもと
7.踑をかいて座る  あぐら
8.<醢汁>は秋田県特産の調味料だ しょっつる
 (漢検2)当て字・熟字訓。「塩汁」とも書く。
9.左に迴り右に旋る   めぐ(る)△まわ(る)
 *迴:カイ、めぐ(る)、まわ(る)、さ(ける) *短文で意味とりづらいが、左右を“めぐ”る意。これだけでは“まわ(る)”でも〇だろうけど・・・。
10.釿始めを行う  ておの
*この行事は“おの始め”ともいうらしいので、“おの”と読んでも✖ではなさそう・・・「手斧(ちょうな)始め」ともいう・・・
*釿:キン、ギン、おの、ておの、き(る)、た(つ)

11.初夏に茶の若葉を鋏む  はさ(む)
12.神社のかぎを預かり、祭りを司る家柄を鎰取という かぎとり
13.屋敷の大きな闔が開かれる とびら
14.勒に手綱を結びつける  くつわ
15.王に兼金一百を餽りしも受けず  おく(り)

(おまけ)
16.着物に鮮やかな黹を施す  ぬいとり
17.ミミガイ科の巻貝のうちで大きいものを鰒という あわび
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする