泣いて泣いて
笑えなくても笑っていた
痛くても、声も出せなかった日々。
行き止まりの道。
そんな道に入ってしまった私が悪いのでしょうか。
お母さんに悲しい思いさせたくなくて。
食卓では味も感じられない大好きなホワイトシチュー。
熱さも感じられなくなって、明日が真っ暗。
行き止まりの道。
ピンクの花びらさんが笑っている。
私は今にもしゃがみそうなのに。あなたは春と風を体中に感じながら。
花びらさん、私も仲間に入れてくださいな。
私が帰宅しなくてもお母さんを悲しませないでね。
春って残酷な季節。
どうしてみんな、それほど楽しいの。
できればそっと春の雪が降って欲しいの。
それくらい我がまま言っても許されるのでしょ。
ずっとずっと、我慢してきましたよ。
誰か、今日の今の本当の私を見てください。
見てください。
見つけて、見つけてください。