日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

4号機の”核燃料棒の取り出し”を試行・・・果てしない廃炉への工程の始まり・・・その困難さを暗示

2012-07-18 22:08:03 | 日記
 7月18日、福島原発4号機の水冷貯蔵プールから、クレーンで”核燃料棒の取り出し”を試行しました。

使用済み核燃料棒では高放射線と発熱で危険なので、まず使用前核燃料棒を1本、試験的にプールから慎重に引き上げてみました。

来年12月から作業を始めるという計画だが、この試行を何回か繰り返してからそのやり方を考えるそうです。

大まかに考えれば、1300本ある使用済み核燃料棒は水を入れた容器に移さねばならず、その容器の開発・製造も必要。
その操作は遠隔操作が必要で、その装置の開発と訓練も必要。 水素爆発でプールにはガレキが落ちていて、やっかいなこともありそう。 何年掛かるか分からない。
1,2,3号機では核燃料棒はメルトダウンし、圧力容器も格納容器も破っているから、その取り出しはもっと難しい。
廃炉は一応40年掛けてということになっているが、それでさえ出来るかどうか・・・それまでに大地震に襲われたら・・・
高濃度汚染水も何万tもあります。 房総沖などで大地震・大津波が起きて押し寄せたら・・・

とにかく一旦こういう事故を起こしてしまうと、その始末はとてつもなく大変な作業になる・・・

「どの資料を見ても大飯原発直下の亀裂が活断層でない証拠は一つもない」と専門家たちが指摘

2012-07-18 19:03:56 | 日記
 志賀原発と大飯原発の敷地内断層をめぐっては、7月17日に開かれた保安院の専門家会議で、委員から現地での再調査を求める意見が続出した。
 大飯原発で問題となっているのは1、2号機と3、4号機の間をほぼ南北方向に走る「F-6断層(破砕帯)」。

関西電力がようやく出した資料を見て専門家からは「どの資料を見ても大飯原発直下の亀裂が活断層でない証拠は一つもない」との声が上がった。

とうとう経産省の牧野聖修副大臣は18日記者会見し、破砕帯について「少しでも活断層の疑いがある以上、速やかに再調査したい」と述べた。

ところが、一方で「再稼働を中止するほどの危険性があるとは認識していない」とした。

野田政権は「なにがなんでも原発再稼働する」方針を変えないが、数か月後に出るであろう「再調査」の結果が「活断層だと言う判定になれば」規定により廃炉にせざるを得なくなります。

電力会社も政府ももう悪あがきを止め、直ちに、三菱重工などに働きかけて、燃比が大幅に良くなる最新のガスコンバインドサイクル発電機を製造する体制を増強し、電力不足と燃料コスト高を解消していく方針に転換すべきです。