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(秘密保護法案)世界の言論と逆行・・・とNYT東京支局長も批判

2013-12-03 22:23:55 | 日記

(秘密保護法案)世界の言論と逆行・・・とNYT東京支局長も批判

2013年12月3日(火)18:30

■ニューヨーク・タイムズ東京支局長 マーティン・ファクラーさん 特定秘密保護法案は、世界の言論とは反対の方向に進んでいると懸念しています。

 米中央情報局(CIA)のスノーデン元職員による暴露は、秘密主義が米国家安全保障局(NSA)に電話やメールの傍受を許してきたことを示しました。
 
秘密は大きな権力を与えます。
 
米国では国内の反発から、秘密を少なくし、監督を強めるよう見直しています。
 
日本は他国の間違いを繰り返すのではなく、そこから学ぶべきです。
 
「米国の要求」というのも、官僚の言い訳のように聞こえます。

 この法案は、秘密を決める官僚に大きな裁量と権限を与えます。
 
尖閣諸島をめぐる中国との問題もあり、日本が防衛を真剣に考え、その一部に適切な情報管理があるということは理解します。
 
ただ、法案は度を超しています。
 
国会の役割もあまり見えません。
 
米国では軍事政策には上下院が大きな役割を持ちます。
 
それでも、テロや戦争が官僚組織に力を与える口実となり、秘密主義の下でほとんどチェックも受けませんでした。

 日本の法案は、秘密の定義があいまいで広すぎ、チェックもありません。
 
議会がチェックをするか、米国の情報保全監察局のような官僚組織から独立した第三者機関が必要ではないでしょうか。
 
米国でも、NSAに「過剰な自由」を許すなど多くの問題がありました。
 
何のチェックもなければもっと危険です。
 
各省庁が隠したい情報を秘密にするのは大問題です。