見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 タミヤ  Spitfire MkⅠa 映画のスチールシーンを作る(1)

2024年05月23日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
いつの間にか5月も後半、またBoB(BATTLE OF BRITAIN)の時期が近づいて参りました
蛇の目好き、スピット好きのワタシは、この時期BoBモノを恒例行事として作る事にしております

しかし、そうなると大抵はスピットファイアⅠa(当然?)か
たまにハリケーンⅠ(これも当然)となってしまい、毎度同じような機種の超マンネリ状態でした(^^;
今回もやはりスピットになるのですが、そこでちょっと趣向を替えて
映画のスチール写真に有ったシーンを再現してみようと云う事にしたのです

その写真とはコレです

ちょっと色褪せていますが、そこがまたいい味を出しているのではと...
マギー・ハーヴェイ役のスザンナ・ヨークさんと
ダクスフォード空軍基地司令官のベイカー大佐役だった、ケネス・モアさんは判りますよね
残る4人はそれぞれ映画の技術顧問を務めた往年のエース達です
まず、ヨークさんの後ろにいるのはジェームズ・'ジンジャー'・レイシーさん
モアさんの右、エンジンカバー上の一人目ははピーター・タウンゼントさん
そして一番右がロバート・タックさんと錚々たる面々、こっちの方が夢の競演のようです(^^)
ところでこの写真に写っている方たちは、皆さんもう既に鬼籍に入っておられるんですよねぇ...
そう思うと少年時代、この映画に胸躍らせた今蛇の目信者?としては
仏壇にそっと手を合わせたくなる心境になりました(^^;

キットはコレ用?に購入していた、タミヤのウォーバードシリーズのスピットMkⅠです
お馴染みのヤツで、ワタシも作るのはこれで3回目になります
もう機体の制作なんてわざわざ書く意味がない程です
そうなると、フィギュア改造だけみたいな話になってくるのですが
どっこい(笑)
スチール写真ではこの機体の識別(部隊、機体)コードが分からないのです

ヒントは一つあります、機体コードが”U”か”J”であったことです
それは、この写真を見て頂ければお分かりになると思いますが

機体コードの文字が、ケネスモアさんの左手辺りで直線がカーブしている事です
これで”I”や”H”ではないという事が判ります
すぐ左にラウンデルが位置していますので、これは機体コードで有ると云う事も判断できると思います。
”U”か”J”かは、彼の右肩辺りの見え方が微妙でどちらか判断できません
個人的には”J”ではないかと考えているのですが
そこで映画(DVD)をガン見して、それらしき機体が有るのか探そう、という事に(^^;

まずコレ

DO◎Uです
一瞬ですが、チェコ人飛行隊の”DU”312Sqnかと思いました(^^;

これをWikiのList of RAF squadron codesで照合してみると...何という事でしょう!?
No. 199 Squadronと云うのが判ったまでは良かったのですが
1942–1943 の間はVickers Wellington
1943–1945 の間はShort Stirlingをそれぞれ使用している爆撃機の飛行隊だったのです!
しかも1942年に編成されているって、もうBoB終わってんじゃん(;'∀')

待て待て、と気を取り直して次のコードを

BO◎Jです、これはどうだ!
No. 630 Squadron
またBommer Sqn! 使用機はLuncasterで編成は15 Nov 1943、18 July 1945に解散
どうなってんだこりゃ(-_-;)

何か不安になりつつも調査続行

で、AI◎Jなんですけど、これがNo. 20 Operational Training Unitって、あちゃー💦です

どうなってるんだこれはぁ~(怒)
こうなったら対象外の部隊コードも見てみないと!と

CDが見当たりません💦
CCからCEに識別コードが飛んでいます、CD欠番?

こうなりゃハリケーンはどうだ!

No. 264 Squadron 1939–1941 Boulton Paul Defiant I 1941–1942 Boulton Paul Defiant II...( ̄▽ ̄;)

結局、映画の中で描かれていた識別コードと機体が資料と一致せず
全て架空の飛行隊だったという事になります
これが知っていて敢えてだったのか、それとも知らずに適当に描いていたのか...
個人的には、BoBに参加した数多くの飛行隊の中で、
特定の飛行隊をピックアップして映像化するには色々差しさわりが有り
それで全て架空の飛行隊コードにした、と思いたいのですが(~_~;)

そうなると、じゃあこっちも好きにさせてもらいます、という事に(笑)
今までの写真を見てお分かりだと思いますが
映画に出ていたスピットは全てエンジンをマーリン60系にしたMkⅨの様でした
(MkⅦやⅧはないと思う(^^;)

主翼の20㎜機関砲のフェアリングをはずし、プロペラを3枚にしてMkⅠっぽくしていますが
MkⅠに比べ全長が長くなってスマートになっていますし
エンジンの換装による機首の形状や排気管、主翼下面のラジエターの形状等が違っているので
比べて見ればすぐわかります。

MkⅨは1942年6月には部隊配備が開始されているので、当然BoB時には飛んでいません
MkⅨを使用したのは、フライアブルなMkⅠが無かったためではないかと思います
では使用機はどうするのか!?
先ほど述べさせて頂いたように「こっちも好きにさせてもらいます」と云う訳で
歴史通り?にMkⅠにさせて頂く事にしました(笑)
MkⅨはエデュアルドを持っていますが使いませんよ~

早速コックピットを組み立て、合わせた胴体に組み込みます

お約束のように昇降ドアを切り取ってオープン状態にしています

主翼も上下張り合わせ

何とか機銃口をピンバイスで開けました

主翼と胴体を合体させます

後に伸びているシートベルトも、プリンタ用紙の細切りを使って後ろに伸ばしています

水平尾翼を付けて、あっという間?に士の字になりました

フィレット後端に隙間が出来たのでプラ板で埋めています

【農業通信】
前回、もう載せないって書いていたのですが...
21日収穫分

23日収穫分

嬉しい悲鳴どころでは無く、マジ腰が悲鳴を上げています💦
しゃがんだままの作業で、腰が痺れると云う感覚を初めて味わいました
後のヘタ取りが面倒なんですよねぇ、これで売れる程甘ければいう事ないのですが(贅沢)(;'∀')

【続く】


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