気になる事  blueのためいき

日々気になる事を記します。共感してくださる方もそうでない方もちょっと立ち止まって考えて頂ければ、うれしいです。

安倍元首相、金正日総書記と直接会話した政治家という事で昨夜からテレビ出演で考えを述べられています。

2011-12-20 13:41:36 | つぶやき
金正日総書記死去 安倍元首相に聞く 「拉致・核、解決なければ未来ない」(産経新聞) - goo ニュース

北朝鮮の金正日総書記の死去を日本はどう受け止め、どう対応すべきか。平成14年9月の小泉純一郎首相(当時)の訪朝に同行し、対北朝鮮外交の「対話と圧力」路線を敷いた安倍晋三元首相は「拉致・核・ミサイルの問題を解決するチャンスともいえる。解決しない限り北朝鮮に未来はない」と語った。(阿比留瑠比)

 --金氏はどんな人物だったといえるか

 「日朝首脳会談で金総書記は冗談を交えリラックスした雰囲気を演出しようとしていたが、どこかこわばった面持ちを隠せず緊張が伝わってきた。金総書記が採った政策は全くの間違いだが、金総書記自身は頭もよく合理的判断のできる人物だと感じた。ある意味で行動を予測しやすい指導者でもあった」

 ◆後継・正恩氏に期待

 --金氏の死去で北朝鮮情勢は不透明さを増す

 「後継者といわれる金正恩氏には、金総書記の死去を契機として拉致・核・ミサイルについての政策を大きく転換して問題を解決することを強く期待したい。問題を解決しない限り北朝鮮に未来はない。これはチャンスともいえる」

 --なぜチャンスなのか

 「北朝鮮はわれわれに『拉致被害者8人死亡』と伝えたが、この決定には金総書記が直接かかわっていた。北朝鮮のような国家では指導者が決めたことは指導者が代わるときにしか転換できない。金正日体制下でそれをひっくり返すことは並大抵ではなかったが、新指導者には『新しい北朝鮮をつくるために政策を変える』という大義名分ができる。北朝鮮が思い切って政策転換すれば、平壌宣言にのっとって日朝関係は正常化に向かい、国際社会にも受け入れられていくだろう」

 --今後、北朝鮮内の混乱も予想される

 「急な死去だったという情報があるが、だとすれば権力継承の準備が十分にできていない可能性もある。政府は拉致被害者の安全を確保すべく、当面は米国、韓国、中国と連携して情報収集に全力を注ぐべきだ」

 ◆米中韓と連携を

 「朝鮮半島が混乱すれば中国の介入ということもありうる。大きな混乱が起きない場合でも中国は北朝鮮に影響力を行使しようとするだろう。野田佳彦首相は訪中した際、わが国との間の懸案を一掃することを北朝鮮に働きかけるよう中国首脳に求めるべきだ」

 --韓国とはどうか

 「韓国は日本との過去にこだわっている場合ではない。18日の首相と李明博大統領の会談は3分の2を慰安婦問題に割いたという。どれだけ北朝鮮問題について話したのか疑問だ」

 --北朝鮮統一戦線部元幹部の張哲賢(チャン・チェルヒョン)氏が今月、日朝首脳会談で金総書記が拉致を認め謝罪したのは、安倍氏の発言がきっかけだという趣旨の証言をした

 「午前中の会談では北朝鮮側は国家として拉致を認めず、謝罪もなかった。そこで昼食中、盗聴されていることを念頭に小泉氏に『北朝鮮が国の関与を認めて謝罪しなければ絶対に平壌宣言に署名するわけにはいかない』と強く進言した。それが金総書記に拉致を認めさせる結果につながったのかもしれない」




安倍元首相が久しぶりにテレビ出ずっぱりです。

数少ない金正日と話をした日本の政治家という事で色々感想を述べられています。

昨夜は「報道ステーション」

今日は「とくダネ!」「ワイドスクランブル」「ひるおび!」です。


番組では、北朝鮮が今のままでは未来がないと思わせるのが大事だと言っていました。

政策転換すれば、日韓基本条約と同じように戦後補償をし、

国交正常化しないと、北朝鮮が生き残れる道はないと思わせる事が大事だと。


しかし、拉致被害者の貴重な年月についての補償も必要でしょう。

異国での不自由で苦しい生活を強いられた被害者です。

北朝鮮への戦後補償の一部から充当するのか、

救出の努力をしなかった日本政府が補償するのがいいのかわかりませんが、

何不自由ない生活をご家族と送ってもらいたいものです。


その前に一日も早く日本の土を踏みしめる日が来る事を、

長い年月待ちわびたご両親やご兄弟と語り合う日が来る事を願うばかりです。





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西村眞悟氏のブログより 金正日死去と日本の態度

2011-12-20 13:30:00 | リンク
西村眞悟ホームページ・眞悟の時事通信
金正日死去と日本の態度

本日、十一時半からの葬儀に出席し一時間後に退出すると、北朝鮮の金正日死亡の知らせを受けた。
 とっさに思ったのは、自然死か否か、日本流に言うならば、畳の上で死んだのか、それとも殺されたのか、である。
 列車のなかで死亡したということだから、未だ何ともいえない。しかし、彼にふさわしいリビアのカダフィーのような死に方ではないらしい。

 本日は、金正日死亡によって、夕方からのNHKは、金正日特集番組放送局となった。
 そのNHKを見て気になったことを書いてから、私の考えを書く。
 
 まず第一に、NHKは、金正日追悼調である。哀悼の意を表するのがNHKの報道姿勢らしい。夜七時からのニュースでは出演の男は三人とも皆黒のスーツだ。
 その一人の、外務省元アジア局長、元審議官の田中 均氏に至っては黒のスーツと黒のネクタイである。
 彼の経歴を紹介するNHKの映像には、平成十四年九月十七日の小泉総理の平壌訪問に随行して金正日と握手する田中均氏の写真が写されていた。
 この体験が田中氏が、黒スーツと黒ネクタイでNHKに出演する理由なのだが、私には、もう一つ、彼の心根が拉致被害者側ではなく金正日側であることが判った。
 そして、何故あの時、日本政府が、金正日が小泉訪朝団に渡した拉致被害者八名の「死亡年月日リスト」を、東京に待機していた拉致被害者家族に隠して握りつぶそうとしたのか、その理由が分かった。
 今、外務省の金正日死去の報に接して喪服を着ている連中は、平成十四年には、金正日の思惑を受けて、拉致問題を北朝鮮の言う五名生存八名死亡で決着させ終熄させようとしていたのだ。
 つまり彼らは、金正日の手下として日本に帰り拉致被害者に接していたのだ。

 その後の十月、五名の拉致被害者が日本に帰ってきたが、外務省は、金正日と約束したと言い張って、帰国した五名を十日後には北朝鮮に送り返す方向で動いた。
 これも、今日、元アジア局長が喪服を着ていたことで明らかなように、外務省が拉致被害者側つまり日本側ではなく金正日側に立っていたことを示している。

 次に気になったことは、NHK出演の各論者に、金正日から金正恩に権力が移行すれば、何か日朝和解のチャンスが来るとか、核を放棄する方向に向かうのではないかとか、朝鮮半島に雪解けが来るとかの期待が表面に踊るようになったことである。そして彼らは、我が国から北朝鮮への制裁緩和を実施すべきだとか、さらに援助を開始すべきだとか論じていく。
 しかし、北朝鮮では、金日成と金正日が最高権力者であった独裁体制が、金正恩を後継者にしているのである。西側諸国の政権交代ではないのである。

 また、北朝鮮が中共に依存しすぎているので、金正恩に権力が移行する際に不安定化すると期待する傾向もある。
 しかし、朝鮮半島に関して押さえておかねばならないことは、この半島の国は、内部が如何に混乱しようとも、他国に完全に依存しているときに安定する、つまり属国化するときに安定するということである。数百年続いた李氏朝鮮を見るがいい。朝鮮という国名、さらに現在の韓国の旗、これらは支那の明から与えられたものだ。そして、この時に、半島で一番長く続いた国ができた。
 今、北朝鮮が中共の影響下にあるということは不安定要因ではなく歴史的な安定要因なのだ。

 そこで私は、NHKで見る範囲では顕れていない考えを書いておく。
 金正日独裁体制下で、北朝鮮人民のうち三百万人ほどが餓死した。さらに、多くの自国民を強制収容所に入れて苦しめている。その中で、軍のみが「盛強国家」の中核として家族を含めて厚遇されている。そして、北朝鮮は、日本人を拉致し続けてテロ組織を強化しながら、原子爆弾の開発を続けてきた。
 
 このような体制は、北朝鮮の人民の為にも東アジアの為にも日本の為にも、拉致被害者救出のためにも、打倒しなければならない。
 
 よって我が国は、金正日の死去と金正恩への権力移動を北朝鮮体制崩壊の切っ掛けとして利用しなければならないのだ。
 その為に、今密かに全力を挙げて制裁を強化すると共に、北朝鮮体制の打倒工作を展開しなければならない。
 同時に、如何にして北朝鮮内の拉致被害者を救出するのか、自衛隊にその作戦を立て具体的訓練に入るよう指示すべきである。
 
 しかしながら、日本国と家族が救出を待つ拉致被害者にとって不幸なのは、北朝鮮体制の打倒を期すには、最もふさわしくない北朝鮮寄りの民主党が内閣をつくっていることである。
 まことに、無念ではないか。
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