住民主導で「森の防潮堤」着工 歌碑の設置も 気仙沼・階上(河北新報) - goo ニュース
東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼市階上地区で、「森の防潮堤」の造成工事が行われている。津波の減衰効果を備え、震災を後世に語り継ぐ「鎮魂の森」としての活用も目指している。
地域住民らによる自主組織「海べの森をつくろう会」が中心となり、2日、工事に着手した。海岸から約300メートルの住宅跡に高さ約2メートルの小高い丘を築き、ツバキやタブなど根が深く張る照葉樹を植える。
宮脇昭横浜国大名誉教授(森林生態学)が提唱する「いのちを守る森の防潮堤プロジェクト」とも連動する。震災がれきを活用して造成する多層構造の森が「緑の壁」となり、津波のエネルギーを減衰させることを期待している。 ―以下略
この「森の防潮堤」構想ですが、震災2か月後から宮脇名誉教授が提唱していましたが
政府の動きが遅かったですね。
震災1年後にやっと政府は宮城県と海岸防災林の整備に合意したようですが
民間の方が先行して活動したように思います。
5月25日には 「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」という財団法人が出来て
この活動を応援する市民ネットワークも広がっています。
で、この「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」ですが、
理事長が細川元首相という事もあってか設立後、一挙に前に進んでいるようです。
(元首相と言っても現政権の元首相と影響力というか格が違いますね)
これが政府の「『みどりのきずな』再生プロジェクト」に繋がっていますが
あたかも野田首相が考え出したかのような報道があったのには驚きました。
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku_K201207040A0A203X00001_223013.html
林野庁のHPで詳細が書かれています。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/saigai/120528.html
宮脇昭教授が提唱されてからすぐに政府が動いたなら、
瓦礫広域処理も違ったものになっていたのではと思うと残念です。