北方領土解説サイトを増補=政府
10月18日 15:04
政府は、日ソ共同宣言の署名から19日で60年を迎えるのを機に、北方領土問題について解説する内閣府のインターネットのサイトを増補する。北方四島の返還への思いを語る元島民の声などを新たに紹介、領土問題の歴史的経緯もより分かりやすく解説する。
鶴保庸介沖縄・北方担当相は18日の記者会見で「事実を知りたいと思う国民のニーズに応えられるようにしていきたい」と述べた。内閣府の北方対策本部のホームページで見ることができる。
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12月の日ロ首脳会談で北方領土問題が進展するのでは、
と期待している人も多いのではないでしょうか。
ただ、楽観できないのも事実です。
領土問題はそんなに簡単に解決しません。
相手がロシアですから尚更です。
昨日もロシアは色丹島でさえ返還する気がなさそうな報道も。
ロシアが北方領土の土地無償分与を開始 実効支配強めるプーチン政権 日ソ共同宣言で返還言及の色丹島も対象
なんだか、日本とロシアの認識にかなりのズレがありそうです。
もしかして歯舞群島だけ返還するという事なんでしょうか。
歯舞って一番小さい島々ですが4島全体の何%?
http://4islands.jp/outline.php
択捉島が3,184㎢
国後島が1,499㎢
色丹島が253㎢
歯舞群島が100㎢ 合計で5,036㎢ですから
たったの2%だけを返還して決着させるつもりなんでしょうか。
内閣府、北方対策本部のHPをみると詳細がわかります。
北方領土問題~今、一人でも多くの方に知っていただきたい問題です。
今までの交渉の経緯を見ると、今年5月の日ロ首脳会談では
双方に受入れ可能な解決策の作成に向け、「新しいアプローチ」で、交渉を精力的に進めていく
とありますが、
日本とロシア両国が受け入れ可能な解決策ってあるのでしょうか。
経済協力、経済支援を約束して返還に繋げようとしているようですが
巨額資金が流れるだけで、歯舞群島だけを返還するとか?
良くて色丹島も返還で終わるとか?
択捉と国後は棚上げ状態で、「今後交渉する」との言葉を引き出して終わり。
そんな気がします。
因みに外務省HPには次のような記述があります。
北方四島の我が国への帰属が確認されるのであれば、実際の返還の時期、態様については柔軟に対応する考えです。
という事は4島の帰属は日本だが、返還時期はまだ決めない。
だからロシア住民はそのまま住み続けてもいい。
日本の帰属だが、日本に地代を払う必要もなければ税金も払わなくてもよい。
日本人は空いた土地があれば、移住しても良い。
そんな感じになりそうな気がします。
「新しいアプローチ」ってどういう事なのかわかりませんが
とにかくロシアが損をすることはないでしょう。
北方領土はロシアに不法占拠されています。
竹島も韓国に不法占拠されています。
ロシアに譲歩して平和条約を締結したら竹島問題にも影響します。
変に妥協したら竹島奪還も更に難しくなるでしょう。
安倍首相には焦らずに交渉してもらいたいです。
交渉結果次第では国益を損ない、ひいては自民党への信頼も失われるでしょう。
それが内閣支持率にも影響し、民進党復活につながっては元も子もありません。
日ロ首脳会談に期待したいですが、どうも雲行きが怪しいです。
過大な期待は止める方が良さそうです。
安倍さんには期待していますが、領土問題は難しいです。
だからと言ってはなんですが、尖閣諸島に中国が上陸する事は何としても阻止しなければなりません。
上陸されたら最後、中々取り戻すのは難しいでしょう。
それが北方領土や竹島が証明しています。
北方領土返還と同時に尖閣を何としても死守すべきだと政府に強く要望します。
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