沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で24日、中国海警局の海警4隻が日本の領海に侵入し、約1時間半航行した。中国公船の領海侵入は14日以来で、今年11回目。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、海警「2151」「2401」「2501」「31240」が午前10時20〜40分に魚釣島北などの領海に侵入。同11時45分〜正午ごろ、魚釣島の西で領海を出た。
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尖閣諸島沖の領海に中国公船が、月に大体3回侵入しています。
以前はもっと多かった時もありましたが、今は落ち着いているように見えます。
この事は海上保安庁のHPで確認できます。
http://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_h29_04.pdf
数字に出ない隻数の中国船が接続水域外にもいる筈ですから
その数はかなりのものだと思われます。
尖閣諸島は日本固有の領土と宣言していますが、
中国公船が常に周辺を航行し、時には領海にも侵入しているのに
尖閣は日本固有の領土と言えるのでしょうか。
何でも最初が肝心です。
中国公船が尖閣近海を航行し始めた時にはっきりとした態度を取り
武力も辞さない態度を取っていれば、今頃沖縄の漁民は自由に付近で操業できている筈です。
中国の反発を恐れ、事なかれ主義に徹した日本政府。
この様な状態が尖閣国有化以降4年半続いていますが、
中国公船は態度を変えていません。
これははっきり言って日本の対応が間違っていた事ということで
海上保安庁の呼びかけが功を奏していたなら、中国公船は尖閣近海に来ないでしょう。
何でも最初が肝心。
事が複雑化する前、
対処法がなくなる前に行動に移さねば、中々解決しないのです。
北朝鮮問題もそうです。
核開発をする前に中国や米国が強硬な姿勢で止めさせていたなら
北朝鮮の暴走も食い止められたかもしれません。
今では核開発が進み、ミサイル実験も着々と試射を重ね、
より完成に近づいているから止めさせるには相当なリスクを伴います。
こうなる前に止めていたら、
こうなる前に金体制を崩壊させていたら・・・・。
中国とアメリカが直接向き合わない為に、北朝鮮が緩衝地帯になっている、
その為には北朝鮮の存在は重要だとも言われています。
しかし北朝鮮国民が飢え、金正恩が手を付けられない独裁者になり、
日本国民が40年も拉致されて人生を狂わされた現実があります。
今後追い詰められた金正恩が破れかぶれで核攻撃をしないとも限りません。
手を付けられない状態になってからでは遅いという事です。
かつて山本太郎が「竹島は韓国にあげればいい」と言ったことがありました。
紛争の種になるなら無い方がマシだと。
しかし、小さな島でも、あればその島にも、周辺の領海にも資源があり、
そこで漁業者が操業し、豊富な資源を得る事が出来ます。
竹島周辺へは島根県の漁業者、尖閣諸島へは沖縄県の漁業者が漁に行けるのです。
小さな島だから、無くてもいい、との考え方は間違っています。
強いものが大手を振り、弱いものが小さくなり怯えている世界が許される筈がありません。
こんな事がまかり通れば、強い国は多くの地域を武力で支配し、植民地化し、弾圧し、
資源を搾取するそんな時代に後戻りします。
何でも最初が肝心です。
最初の対応を誤れば、解決の方法が少なくなり、双方が追いつめられる事になり
益々泥沼化してしまいます。
尖閣諸島が日本固有の領土だと主張するなら、それなりの態度を示さなければ
国際社会からも認められない最悪のケースになるでしょう。
そうならない前に、何とか毅然とした態度を示してもらいたいものです。
そして日本が混乱している時などの隙を突いて中国人が尖閣に上陸する事はないとも限りません。
その最悪の事態になる前に、尖閣諸島やその周辺に日本人が自由に行けるようにすべきではないでしょうか。
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