新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢
「学部の新設条件は大変苦慮しましたが、練りに練って、誰がどのような形でも現実的には参入は困難という文言にしました…」
平成27年9月9日。地方創生担当相の石破茂は衆院議員会館の自室で静かにこう語った。向き合っていたのは元衆院議員で政治団体「日本獣医師政治連盟」委員長の北村直人と、公益社団法人「日本獣医師会」会長で自民党福岡県連会長の蔵内勇夫の2人。石破の言葉に、北村は安堵の表情を浮かべながらも「まだまだ油断できないぞ」と自分に言い聞かせた。
石破の言った「文言」とは、会談に先立つ6月30日、安倍晋三内閣が閣議決定した「日本再興戦略」に盛り込まれた獣医学部新設に関わる4条件を指す。
具体的には(1)現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化(2)ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らか(3)既存の大学・学部では対応が困難な場合(4)近年の獣医師の需要の動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討-の4つ。要するに、新たな分野のニーズがある▽既存の大学で対応できない▽教授陣・施設が充実している▽獣医師の需給バランスに悪影響を与えない-という内容だ。
このいわゆる「石破4条件」により獣医学部新設は極めて困難となった。獣医師の質の低下などを理由に獣医学部新設に猛反対してきた獣医師会にとっては「満額回答」だといえる。北村は獣医師会の会議で「(4条件という)大きな壁を作ってもらった」と胸を張った。

*********************************************************************************
最近、石破さんテレビによく出ていますね。
そして公然と安倍批判。
自民党のベテランとして自民党の為に言っているのか、それとも自分の存在感を高める為なのか。。。
こういう事は党内で激論したらいいだけで、テレビで言う必要もないと思いますが。
石破発言で石破さんに有利に働くのか、どうなのかですね。
ところで上記は産経新聞の記事ですが、特に時系列が分かりやすいので拝借しました。
また、石破さんの問題発言ともいえるもので「石破4条件」が出来るまでの経緯です。
石破さんは否定するでしょうが、成程とも思える内容でもあります。
だいたい石破さんは地方再生大臣の時にこの問題に関わったひとり。
当時民進党高井崇志議員の質問にも答えています。(2016年4月26日)
愛媛県今治市に50年ぶりの新設をめざす「獣医学部」について。四国4県の大学には獣医学部が一つも無く、獣医師の偏在が問題になっています。地元の岡山理科大学が力を入れており、「これは何としても実現して欲しい」と山口俊一与党筆頭理事(徳島県選出)とともに、石破大臣に強くお願いしました。石破大臣もかつて鳥取県に誘致を試みた経験があるそうで、前向きな答弁を引き出すことができました。
【加計学園問題・ブーメラン?】獣医学部新設は民進党も望んでいた〜2016年、高井崇志議員の質問 2016/04/26 衆議院地方創生特別委員会
これは衆議院の議事録にも当然残されています。
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirokua.nsf/html/kaigirokua/028719020160426013.htm
地方再生という観点からも今治市に獣医学部設置が妥当と思いますし
上記「加計学園問題の経過」の表からも、なぜ加計学園が袋叩きに合っているのか理解できません。
また、今治市に獣医学部設置を望んでいた議員は民進党(民主党)にもいます。
白石洋一議員、前出の高井議員もいますし、加計孝太郎氏と懇意の江田五月元議員も。
https://www.eda-jp.com/?p=217
自民党にも村上誠一郎(愛媛選出)もいますが、今では反安倍で地元の事は忘れているようです。
愛媛県に獣医学部設置は既得権益打破と共に地方活性化の為に地元が待ち望み、
そして家畜伝染病発生時には対応できる獣医師が足りなく大混乱だったとの反省からも誘致したのです。
東京一極集中化による地方の地盤沈下を何とかしようと思う地方の議員と地方選出の国会議員。
特に愛媛県や岡山県選出の議員たちは安倍叩きの為に加計問題が利用されていても
ダンマリを決め込んでいます。
そんな態度で恥ずかしくないですか?と問いたいです。
ご訪問ありがとうございます。クリックして応援お願いします。
にほんブログ村