北朝鮮の軍事的脅威が一段と深刻になったのは間違いない。国際的な連携で、包囲網を狭めることが急務である。
北朝鮮が北西部から弾道ミサイルを発射した。今年、10回目になる。約40分間飛行して、約900キロ離れた日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下したとみられる。
(中略)
北朝鮮は、「核保有国」として、米国と対等な立場で、平和協定交渉などに臨むことをもくろんでいる。ICBMの「発射成功」宣言をてこに、米国を対話に引き出したいのだろう。
安倍首相が、「日米韓の強い結束の下に、国際社会の圧力を強化していく」と述べたのは当然である。主要20か国・地域(G20)首脳会議開催地のドイツで、日米韓首脳会談が行われる。3か国の連携を一層強める必要がある。
日韓の防衛当局によると、今回は通常より高く打ち上げる「ロフテッド軌道」による発射で、高度は2500キロを超えた。5月中旬に発射された同系統のミサイルの技術が向上したのではないか。
この方式では、落下速度が増すため、ミサイル防衛システムによる迎撃は更に困難となる。日米韓の抑止態勢が問われよう。
(中略)
北朝鮮の弾道ミサイルが日本のEEZ内に落ちたのは5回目だ。政府は、落下に備えた退避方法を新聞広告などで伝えた。避難訓練を実施する自治体も増えている。不測の事態を想定した広報や訓練の拡充が大切である。
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北朝鮮がミサイルを発射したとの速報が流れたのは、まだ着水していなかったというか
飛行中だったのでしょうね。
そんな感じの速報でした。
日本のEEZ内に着水する可能性がある、みたいな。
こんな言い方は初めてだったので、なんか変な感じがしたというか
どういう事? いい加減な言い方だなあ、とか。。。。。
でも、発射から約40分後に着水したのですから、そうとしか言えなかったでしょう。
それだけ早く予測できたというのは進歩したとも言えそうです。
ただ、上方に発射していたから時間の余裕があっただけで
もしも日本を標的にしていたら、避難する時間的余裕はなかったでしょう。
度重なる日本のEEZ内へのミサイル発射を、あまり脅威に感じていない人が多い気がしますが
こんなにノンビリしていて大丈夫なのでしょうか。
いつでもその気になれば、東京でも大阪でもミサイルを撃ち込まれるのに。
また幸運にも漁船に被害がありませんでしたが、今後も被害が無いとは言い切れません。
でも国会議員も慌てている気配もないし、緊急に国会招集する話も聞かないし。。。
聞くのは、加計学園問題、前川喜平を参考人招致するかどうか等々。
こんな時、北朝鮮の大使館の役目をしている朝鮮総連をどうするか、とか
もしもの時は、北朝鮮工作員がテロを起こす可能性はないのか、とか、
スパイ防止法など法整備すべきではないか、とか、
現行憲法では国民を守り切れないから、憲法改正すべきだとか・・・、
そんな議論をしてもらいたいのです。
しかし加計学園問題で、如何に安倍政権に打撃を与えられるか、
野党4党はそんな事ばかり考えているのではと思ってしまいます。
国会議員、特に野党4党に、
「これでも憲法改正は不要と言うのか、
自国を守るのも米国頼みで情けないと思わないのか」
そう問いたいです。
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