土砂押し流した住宅、屋根で救助待つ人ヘリからの光景
4日午前11時10分ごろ、取材にあたった上空のヘリからは、熊本県芦北町の田川地区で、土砂に押し流されたとみられる複数の住宅が確認できた。消防団とみられる人が重機などを使って救助活動にあたる様子や、心配そうに見守る人たちの姿がみられた。
球磨川が氾濫(はんらん)したとみられる熊本県人吉市では11時25分ごろ、住宅の1階部分がほとんど水につかり、屋根がかろうじて見えていた。屋根の上では4人が犬と共に救助を待ち、ボートで救助活動にあたる消防職員が近くの住宅の屋根に上がっていた。
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今朝テレビをつけて驚きました。
熊本の球磨川が溢れんばかりの状態が映し出されていました。
テレビでは「新型コロナ感染で避難所を避ける人もいるでしょうが、
命を守る為に、危ないと思ったらすぐ非難するように」と言っていました。
そうなんですよね。
いつもなら、躊躇わずに非難する人もやはり感染が恐ろしくて躊躇すると思います。
球磨川の氾濫が被害を大きくしているようです。
他には土砂崩れで被害にあった人もいます。
日本は自然災害が多いので日頃からの準備、心構えが必要だとつくづく感じます。
ただこの地域のハザードマップを探しましたが、見つかりませんでした。
地元の方々はハザードマップで日頃から心構えができていたのでしょうか。
ところで球磨川氾濫で上流のダムを放水するかどうかと言われていました。
放水すれば更に被害が大きくなるし、しなければダムから大量の水が溢れ出し、
最悪決壊も考えられます。
結局は降雨量が収まり、放水は見送られたようです。
そのダムが千房ダムです。
https://www.asahi.com/articles/ASN742HFNN74UEHF001.html
熊本県によると、県営市房ダム(水上村)で午前9時半から予定していた球磨川への緊急放流について、雨量のピークが過ぎ、ダムへの水の流入量が減る見通しであることから、午前10時半に中止することを決定した。
洪水でのダムの役割では八ッ場ダムを思い出します。
2009年8月30日に投開票が行われた第45回衆議院議員総選挙では、マニフェストで「川辺川ダム、八ツ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す。」
その後、八ッ場ダムは建設を再開し、昨年の台風時の水害で大きな役目を果たしています。
この八ッ場ダムと一緒に問題になっていたのが川辺川ダムです。
このダムも球磨川支流である川辺川に建設予定ですが、今のところ宙に浮いた状態です。
専門的なことは分からないのでこのダムの存在が水害に影響があったかどうかは不明ですが
それでもあの事業仕分けはなんだったのか、あのまま民主党政権が続いていたらどうなっていたか、
そんな事を考えてしまいました。
こちらは反対運動のHPのようです。↓
※荒瀬ダムは水力発電用ダムで2018年に撤去されています。
また瀬戸石ダムも水力発電用ダムです。
川辺川ダム撤回を決断した蒲島熊本県知事。
昨年、報道各社のインタビューに答えています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO49611650Q9A910C1EAC000/
あの時の決断は正しかったのか、今の気持ちを聞きたいです。